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そもそも挨拶って?

日々の生活。
挨拶は欠かせない。
大切なものというのは、
普遍的なもので、みんなの中にある共通意識。
それ無くして、他者との関わりは、油のない自転車のチェーンみたいに、
思うように前に進みにくくなるのは、
実際に体験し、他者と関わる中で気づいていくことなんだろう。

何のための挨拶なんだろう。
挨拶って、コミュニケーションに必要なもの。
ならば、水星を意識すればいいのか。

会社勤めをしていたころ、挨拶について考える時期があった。
会社といえば、いろんな人が集まり、会社の理念にのっとって、
各々のポジションから同じ方向を目指し、働く場所。
会社組織といえば、人間関係の悩みはつきもので、
ビジネス街にある喫茶店に入れば、
会社の人間関係の悩み相談会に遭遇することもあった。
よりより職場環境を作るのは、そこにいる人。
そして、その良い環境を崩すきっかけは挨拶の仕方だということで、
当時の私がいた職場でも、共通目標として
「よい挨拶」が度々掲げられることがあった。
そこから、私は、良い挨拶ができているだろうか。
そもそも、良い挨拶ってなんだ?
そういう意識でする挨拶のぎこちなさといったらなかった。
それこそ、控え目でも、それが自分らしいのなら、
それが本当の私の挨拶だと思うこともあった。
体調ダウンしているときの私は、
少し元気のない挨拶になっても仕方ないとも思った。
でも、それによって、相手がどう感じるか。
相手の立ち位置に立つことができると、
大事なのはその時々の私らしさだけでない何かがあるような気もした。

挨拶は、コミュニケーションという視点から捉えるなら、
天体でいうと水星。
水星を管轄するサインは、双子座と乙女座。
双子座は、12感覚でいえば、言語感覚。
言葉を扱うこと。
身近な人との関わりの中で培うコミュニケーション力。
私らしさを通して知性を発達させていくこと。
面白いと思って飛びつく好奇心。それいいよねと相手に伝えることも楽しい。

乙女座は、分析力ともいうが、12感覚では視覚。
分析力を発揮するには、視覚から受け取る情報をどう捉えるか。
全てをそのまんま受容するとカオスになる。
だから、その中で、今、必要なこと。それに辿り着くために、
不要必要の情報を分別して、纏めていく力。実務能力。

相手の目を見て挨拶をしましょう。とよく言われてきたけど、
それって、乙女座の視覚を通して、相手の今を捉える。
そして、双子座で、言葉を発する。

良いタイミングを見計らって、
サッと挨拶をする。

でも、それだけで、いいのだろうか。
という疑問がここで出てくる。

となったときに、
他者と私という分離された個々を繋ぐものとして必要なものは、
水のエレメントの要素。
水は、一体化する。
共感。共鳴。感情的なもの。
例えば、久しぶりに会った人との挨拶は、感情が高まる挨拶になる。
熱い抱擁を交わすような挨拶まで行かずとも、
共鳴するものが全くないのは素っ気なくなるから、
水のエレメントも挨拶には必要だと思う。

でも、それだけではない感じが当時の私の中にあった。

そこで、挨拶しながら感じたのは、
挨拶する私自身の内外のズレがない状態。
私が私であることへの安心感、信頼。
女性性と男性性のバランス。
内面に隠れる本能と、外交するための理性。
私の中にいる二人のパートナーシップが取れていること。
そういう人の挨拶は、相手も思わず、その在り方と同調して
そのように挨拶を返したくなるのではないだろうか。
いろんな人の挨拶を受け止めながら、そのようなことを感じた。

さらには、目の前の人とも、
丹田と丹田を真正面に向き合う感じで挨拶をすると、
何かが違うような気がした。
実際に、いつも素っ気なくて怖い後輩がいて、
苦手だなと思いながらする挨拶から、
心身ともに、その後輩に正面切って挨拶をしたときの反応が違った。
ものすごく、良い感じだった。
見えないものって伝わるなと感じた。
でも、意識して続けないと、
不意に、斜めの姿勢で挨拶してしまう自分もいて、
その都度、反省。
合気道の先生は、挨拶するたび、真っすぐコチラに身体を向ける。
身体も心も、私に対して正面を見せて、挨拶をする。
姿勢は、目に見える身体だけでなく、心も。
むしろ、心か。

そして、山々や、木々、空、海など、自然の一部に触れたときに
自分の内面が広がるとか和らぐような感覚。
それって、余計な思考が動いていない感じ。
そういう瞬間に交わす挨拶。

日々の挨拶。
たかが挨拶。
されど挨拶。

短い言葉のやり取り。
些細ではあるけれど、作用は大きい。
挨拶の中にあるもの。
計り知れない。

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