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嫌な緊張感

【ニュース】

中国東部の江蘇省蘇州で、24日、日本人学校のスクールバスが、刃物のようなものを持った中国人とみられる男に襲われ、迎えに来ていた日本人の母親と一緒にいた子どもがけがをしました。2人は命に別状はありませんが、バスの案内係の中国人女性も刺され、重体になっているということです。
(NHK NEWSより)


嫌な緊張感

邦人が巻き込まれる事件を聞いたのは久しぶりでした
しかも上海の隣の蘇州という地域で
日本人のお母さんと子どもさんがケガをしたと…
とっても怖かったと思います

他人事ではないという、嫌な緊張感がはしりました

わたしも娘を連れてバスの送り迎えをしているし
同じマンションにはたくさんの人たちが子どもを連れてバスの送り迎えをしているので、状況が容易に想像できました
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男は、バスの近くにいた男の子の服をつかみ、手に刃物を持ったまま振り下ろすような動きを見せていたということです
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↑との記述もあり、背筋が凍りそうだったし、掴まれてた男の子の気持ち、それを目の当たりにした親の気持ちを考えると涙が溢れました

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そしてバスの案内係の女性や居合わせた保護者などが傘やカバンも使って男を取り押さえましたが、その後もしばらく騒いでいたということです
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社会との関わりの重要性


この事件の犯人の動機はまだわかっていないそうです
無差別なのか、たまたま日本人だったのか、または反日だったのか…

そして実は今回の事件の少し前にも、地下鉄で無差別殺傷事件がありました(対邦人ではなかった)

上海で生活している20年間、わたしは"上海は治安がいい"とずっと感じでいました(体感)

でも、ここ5年くらいでしょうか、こういった物騒な事件が多く発生するようになった気がします

それはなぜか、、、
経済が悪化すれば治安も不安定になる、、ですかね

中国経済が思うように回復していない大きな原因の一つは、中国のかなり厳しかったゼロコロナ政策(ロックダウン含む)があったと言われています
これで数百万の企業が倒産したのだとか

それに伴う若者の失業率の高さ
結婚しない、子どもを持たないと決断している人たちの多さ
国(政府)に対する不信感からの(富裕層の)海外移住など、
コロナ以降中国事情は大きく変わっており、「勢いや活気に溢れている!」「ビジネスチャンスが多い!」などと言われていた時代とは全然違う気がしています

ここ数年の経済状況や政治に対する不安等が目に見えて出てきてしまっているのかなと、個人的には思うようになりました

働いていた時はタイムリーに体感できていた社会の状況も(入ってくる情報量も違いますから)、今はニュースや周りの人たちとの会話くらいでしか入ってこず、起きている事とそれを知れるまでにタイムラグがあるように感じます

妊娠、出産期から今も、どうしても社会からの距離を感じてしまいます、、、

本来、家族の安全や海外生活で気をつけるべき事の見直しなど常日頃すべきなのに
身近に起きた事件で色々と考えさせられ、改めるきっかけになりました



※ 本当はもっと細かく書きたい事がありました
ですが、具体的な人物名(例えば政治関連の人など)や、事件名(日中関係に関わるものなど)を書くと、中国政府から目をつけられる(実際にショートメール等で注意喚起の連絡が着たりする)ので、ここでは控えます。。


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最後まで読んでいただきありがとうございました!
ではまた次回!

下次见~

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