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自治体サービスの届け方 :マーケティング編

作っただけでは、大海の中の孤島

ダッシュボードを立ち上げてから2ヶ月近くたち安定稼働してきました。そろそろ、知り合い限定の口コミではなく、一般にも広がるようにしてみます。インターネットのサービスは、どれほど役に立つものを作っても、知ってもらえないと大海の中の孤島です。大量情報の渦に飲まれて届いてない情報の孤島が実は多く存在します。

届けるために必要なマーケティング

マーケティングファネルという考え方があります。ある商品を知らない状態から、知り興味を持ち、欲しくなり、購入する。というステップに分けたフレームワークです。AIDA、AIDMA、AISAS、5Aなど時代とユーザー行動の変化にあわせたバリエーションがあります。今回は一番シンプルなAIDAをベースに自治体のサービスをどうすればユーザーに届けられるのか考えてみましょう。

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自治体サービスには競合がいない

図の横軸はユーザー数で、縦軸は購買までのステップです。例えば「お茶」であれば、いろいろな種類がある中、比較検討され、ユーザーに選ばれて最終的に「1本のお茶」の購入に辿りきます。「知ってる」から「買う」にまで辿り着く人は一部です。しかし、競合のいない自治体のサービスはこのようなペン形になります。

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自治体のサービスは無料の生活インフラ

自治体の提供するサービスは、楽しみで買う嗜好品や、欲しいから買う贅沢品ではありません。必要だから使う生活インフラがほとんどです。なので、興味を持つ(Interest)、欲しくなる(Desire)もあまり考える必要はありません。また、無料サービスなのでActionを買うではなく行動にしてみました。手続きをするや、サービスを使うという意味です。

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重要なのは 最初と最後のA

残るは最初と最後のみ。最初のA(知ってる)は、便利なサービスがあるものの知られていない状態。子育てや介護の支援、マインナンバーの使い方など、サービスがあるものの必要な人に届いてないケースは結構ありそうです。最後の行動(Action)は、日中に時間がなくて行動できない、求めるサービスがない状態です。コロナのダッシュボードの場合、全員知ってる(Attention)はクリアし、最後の行動(Action)もしているが、求めるサービスがない状態でした。

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コロナダッシュボードに必要なのは最後のA

感染者が増えてくると、テレビやSNSなどで情報を追ったり、「○○市 コロナ」と検索したりしますよね。検索数の推移を見ると、第1〜3波の感染者数にあわせて検索数が急増しているのが分かります。Actionを起こしているユーザは既に多くいます。このユーザーにダッシュボードが届けば良さそうです。

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SEO

検索しているユーザーに届けるにはSEO( Search Engine Optimization) が効果的です。日本語で言うと検索エンジン最適化。検索エンジンから見てこのサイトが何のサイトかを明快にする最適化です 。Tableauはグラフ機能は素晴らしいのですが、SEOはかなり弱くSEO目的のカスタマイズもほぼできません。しかし、Tableauのグラフは外部のサイトに埋め込めます。そこで、Tableauのグラフだけ使い、SEOに強いWEBサイトを作ってみたいと思います。

NoCodeのWebサービスは色々種類があり、数ページですと無料で作れるものもあります。これらを使い検索エンジンに強いWEBサービスを作ってみたいと思います。

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https://alexandre.substack.com/p/-no-code-unleashing-creativity-on

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