1円の重み
予算を大幅オーバーしてましまった。10倍いや100倍のインパクトがあるかもしれない。
これがその明細です。
地元のパンデミック情報のサイトの運用費用の話です。わずか1円、しかし、目標予算は0円。チューニングをしてどうにかまた0円のラインに戻れました。
0円にこだわる理由
正直0円にこだわるのは面倒です。募金のようなものと考えて数万円の年間予算をつけても良いし、仕事人脈を駆使し0円で様々なリソースを提供してくれる企業も見つけることも可能でしょう。むしろ、そちらの方が速くて楽かもしれない。
では、なぜ0円にしたのか?
それは、社会へのスケーラビリティを考えてのことでした。
テクノロジーの進化を支えてきたオープンソース。なぜここまで広がったかと言えば、一番大きいのは無料だからでしょう。1ソースがたった100円だったとしても、ここまで広がらなかったと思います。それくらい0円と1円の差は大きい。ましてや0と100円の違いは軽く100倍を超えます。それが、予算0円でNoCodeの無料枠を駆使して使って作っている理由です。
0円で作れるしくみ
社会へのスケーラビリティ!となんだか主語が大きくなってしまいましたが、0円で作ることは自分のためでもあります。
例えば、いま話題になっている「新学期と子どもの感染問題」気にされている親御さんは多いのではないでしょうか。最も情報が多い東京でさえも、自分の住んでいる地域で10代の様子をモニタリングしている情報はありませんでした。でも、こういものを数時間で作れます。
また、親子で仲良い友人夫婦が軽井沢にいるのですが、お子さんの学校で陽性者が出てしまいました。有名な地域ですが行政機能的には町です。長野県全体の情報しかありませんでした。でも、こういうものが数時間で作れます。
もちろん、どちらも運用費0円です。なぜこれが可能になるかと言えば「0円で作り、労力0運用費0円でまわるしくみ」を作っておいたからです。もし、1プロジェクト月5千円かかっていたら?毎日1時間の作業が必要だったら?気軽に取りかかることも、年単位で続けることも難しくなってきてしまいます。
0の可能性
0の可能性はお金だけの話でありません。NoCodeを使いコードが0なのはプログラム知識が0ですみ扱える人を増やします。そして、開発時間を限りなく0に近づけることもできます。0円で始めれること、0に近い学習コスト簡単に扱えること、ほぼ労力0で運用できること。いろいろな参入障壁が下がること、これらは社会へのスケーラビリティに繋がります。
0とは最強のスケーラビリティです。何かを始めようとしている自治体内部の人、熱意はあるけどお金のない学生さん、隙間時間に地方に貢献しようとしているプロフェッショナル。未来の誰かの可能性を広げるための0なのです。
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