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自治体サービスの届け方 :SEO編

基本にして王道なSEO対策

SEOの基本対策、MetaTitle, H1〜H3タグ。これらをユーザーの検索需要にあわせて設定するだけで高いSEO効果が期待できます。貴重な情報を発信しているのに、この基本対応ができていない「もったいないサイト」もよく見かけます。1stステップは「基本的SEO対策をしたサイト」としてサイトを作ってみます。

複数サイトを作って試す

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試行錯誤できるようにNo-Codeツールを使ってみます。左上のWEB枠にある中から以下の条件でサービスの選定をしました。

・無料枠あり
・Tableauのグラフのembed可

図の中ではweeblyを、他にも国産のSTUDIOや、仕事で愛用しているNotion版も作ってみました。「実験的に3サイト立ち上げる」なんてことは、予算とリソースが潤沢にないとできないことですが、これを数時間でサクッとできてしまうのがNo-Code文化の素晴らしいところです。

embedというのはサイトに他のサービスを埋め込める機能。tableauのグラフはこんなコードを入力すると埋め込めます

<iframe src="https://public.tableau.com/views/_Share/sheet9?:language=ja&:display_count=y&publish=yes&:origin=viz_share_link?:showVizHome=no&:embed=true"></iframe>

サイトの信頼度

公共サービスのSEOを考えるうえで難しいテーマがあります。それは、サイトの信頼度。Googleは様々な指標でサイトを評価しています。近年評価の重要度が上がっているのが信頼度です。2016年にWELQ騒動がありました。検索需要の多い医療情報に対し、ニセの医療情報やコピーした情報によりSEOの順位を不正に操作したものです。この問題を回避するために、Googleは専門、権威、信頼性の3つの指標の重要度をあげました。

1. Expertise(専門性)
2. Authoritativeness(権威性)
3. Trustworthiness(信頼性)

自治体発のサービスはSEO強者
マーケティング的に競合がいなく、EST効果は高い。自治体発のサービスは実はSEO的に圧倒的な強者です。自治体で働いてるか方はぜひMetaTitle, H1〜H3タグの再考だけでも試してみてください。驚くほど効果があるはずです。

個人発、公共性高い医療情報のSEO結果はいかに?

No-Codeを使ったのには、もう1つ理由があります。競合サイト視点で考えると、サービス0なのが問題なので有利です。一方で、EATの概念から考えると公共性の高い、医療情報を個人が届けるのは難易度が高い。どちらの特性が強く出るか分からないので、まずNo-Codeで実験してみたのです。今後の結果を見て、また対策を考えていきたいと思います。今のところSTUDIO版がSEO機能とデザイン性のバランスが良くて期待大です。さて、このサイトは検索エンジンに愛されるのか…?しばらく様子を見てみましょう。


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