他社にはない独自の強みが、ITCにはある
2025年の上場を目指し、急成長・急拡大している辻・本郷 ITコンサルティング(以下、ITC)。特に、「DXバックオフィス事業部」は、大手企業から中小企業まで幅広いお客様に対して、DXコンサルティングを提供するITCの中核事業の一つです。
そんな同事業部のマネージャーとして、現場の最前線で活躍する鈴木正彦さん。現在は業務提携をしている大手コンサルティング会社とともに、お客様の電子帳簿保存法(以下、電帳法)・インボイス対応のコンサルティングを推進しています。
他社にはないITCの独自性・魅力とは何か。 コンサルタントに求められる能力とは―。インタビューの様子をお届けします!
10年以上にわたる「税務実務」の経験を活かしたコンサルを実践
――DXバックオフィス事業部のマネージャーを務める鈴木さん。現在携わっている業務について教えてください。
2022年12月から、主にインボイス制度対応や電帳法に関わるコンサルタントとして、ITCが業務提携している大手コンサルティング会社とともに、大手流通業のお客様の元に常駐して課題解決に取り組んでいます。
(※本取材は2023年2月に実施)
具体的には、お客様の業務の現状把握を行い、インボイス制度への対応や電帳法対応のために何を・どう進めるべきなのかについて洗い出しをします。その後、具体的な法対応のための要件の確認やシステム選定の提案、法対応後の新たな業務フローの設計など、現場での反応を見ながらPDCAを回していきます。
私の業務の中心は、「法対応を含めた業務の改善・改革」にあります。お客様の経理部だけでなく全社を巻き込んだプロジェクトのため、あらゆる部署の方と打合せを重ねて推進していきます。
――業務提携している大手コンサルティング会社とのプロジェクトへの参画は、ITCでも初めてのことだそうですね。なぜ、鈴木さんが選ばれたのでしょうか?
ひとことで言うなら、「税務実務の知識・経験を買われたから」だと思います。私はグループの中心である辻・本郷 税理士法人で10年以上にわたり、多くの顧問先を担当してきました。そこでは経営者や経理担当者と仕事をさせていただくことが多く、実にさまざまなお悩み・課題をお聞きし、解決に向けて経営者や経理担当者と一緒に考え伴走してきた経験があります。
長く経営されている会社を担当させていただく機会もあり、20代の頃は、報酬をいただいている顧問先から私が逆にいろいろとお世話になることもありましたが……(笑)。
若いうちから現場の最前線で経験を積むことができたことは、現在のDXコンサルティングにおいても貴重な財産として役立っていると感じています。
ITCの強みは「経営者への理解」と「専門性」
――特にコロナ禍になってからは、DXコンサルティングに注力する企業が増えています。他社にはないITCの強みを教えてください。
結論からいうと、「経営者への理解」と「専門性」ですね。
現場に入り込んで、お客様と一緒になって考え、課題解決に向けて一緒に汗をかいてきた経験をもっているからこそ、お客様の悩みや課題に自分ごととして向き合い、お客様に寄り添ったコンサルティングを実践していることがITCの強みです。
ITCのコンサルティングの基盤には、グループの中心である辻・本郷 税理士法人での経営方針が関係していると思います。全国1800人以上の職員、顧問先数1万社超という国内最大級の税理士法人ですが、ここまで規模を拡大できたのは、「お客さまに寄り添うこと」を徹底して追求し続けている結果だと私は考えています。「経営者の方々と二人三脚で歩み続けてきたからこそ、理解できる・感じ取れること」がグループ会社全体に蓄積されているのです。
そうした長年築き上げたナレッジを基盤としつつ、「経営」「システム」「法務」「税務」「経理」などの専門知識を持ったメンバーがいる。最近はさまざまなバックグラウンドを持った人たちも入社しているので、専門性の幅はさらに広がっています。
「経営者への理解」と「専門性」。当たり前に感じるかもしれませんが、経営者の懐に入っていく姿勢が強く、現場で知識・経験をアップデートし続けている。これらを徹底して実践できることが他社にはないITCの強みと私は感じています。
重要なスキルは「キーマンを見極める力」と「ファシリ能力」
――コンサルタントとして、どのようなスキルが求められるでしょうか。
いろいろありますが、最も基本かつ重要度が高いのは「キーマンを見極める力」だと思います。人は正論では動かないので、いくらこちらの提案が合理的で効果が見込めそうでも、その組織内におけるキーマンを押さえておかないとプロジェクトは前に進みません。
「ファシリテーション能力」も大切ですね。「プロジェクトを進めるためには、お客様のいろいろな部署の方の協力が必要ですが、橋渡し役がいない」。そんなときはコンサルタントが間に入り、コミュニケーションを円滑にする必要があります。
この2つが備わってこそ、いわゆる「資料作成力」や「プレゼン力」が活きてくると思います。
――マネージャーとして今後チームをどう成長させていきたいか教えてください。
お客さまが求めるものは、どんどん複雑化しています。昨年通用したノウハウが今年も通用するとは限りません。ですから、コンサルタント一人ひとりの能力の底上げも重要ですが、それぞれの得意・不得意分野を補完し合いながらチームとしてお客さまを支援していくことが求められます。
これはマネージャーも同じです。自分がメンバーを支えるだけでなく、ときにはメンバーにも支えてもらう。「マネージャー としての完璧さ」を目指すよりも「チームとしての成長」を目指すことが、結果として強い組織づくりにつながるのではないでしょうか。
――最後に、ITCへの入社を考えている読者にメッセージをお願いします。
「コンサルタント」というと、特に新人は「資料作成」や「会議の調整」など裏方的な業務を任せ、「コンサルとは、こうあるべき」というルールを教え込んでいくスタイルの会社もあります。それらを否定するつもりはありませんが、コンサルタントとしての本質的なスキルを養えるわけではありません。
ITCなら、入社して日が浅くても現場の最前線で経営者に接する機会が多いので、お客さまが何を求め、何に喜んでくださるのかを直接感じることができます。現場力の高いコンサルタントも多数在籍しており、お客さまに寄り添った実践的なノウハウも共有し合える環境です。
急成長している環境で、スピード感をもって成長していきたい方、一流のコンサルタントになりたい方、ぜひお客さまのために一緒に高め合える仲間になりましょう!
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