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すいちゃの漫画の描き方RTA

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漫画を描くのが不安な人が、ネームまでちゃんとできるようにするための考え方です。全ての内容に納得してもらうというよりも、局部的に頷いてもらって自信をつけてもらう意図が強いです。 全… もっと読む
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「漫画の描き方」の記事の紹介文。

「漫画の描き方」の記事の紹介文。

〇ごあいさつ初めましてこんにちは。
お前に求めるものはそうじゃねえと言われるようになりたいすいちゃと申します。

 『すいちゃの漫画の描き方RTA』は、「漫画を描いたことがない人」または「活動はしているけど自分のやり方に不安がある人」が、ネームまで自信をもってできるようにするためのものです。全6回で『2.キャラクターを作る』以降は有料記事になります。

『すいちゃの漫画の描き方RTA』
1. 描き

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できないことをできるようにする方法

あるできないことができるようになるのに一番大事なのは
「できるような気がする」
と思えることだと思います。

本当にできるかどうかは正直どっちでもいいんです。
何をもって「できる」というのか、というのも悩むところですが、それはまたの機会に考えます。

できるような気さえあれば、そのイメージに向けて動くことができます。
結局挫折の理由も失敗したりして、途中で「できるような気」がなくなってしまうことだ

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(1)描きたいことを決める

(1)描きたいことを決める

0. 初めに 漫画を描いてはみたいけど難しい…と思ってる人は多いと思います。そんな方のために描き始める前に考えておきたいことを二つほど紹介します。

〇完成させる基準
 「お話をつくろう」とする人にはたとえふわふわな状態であっても「描いてみたいこと」はあると思います。でも、ふわっと思っている「描きたいこと」を全部完成させるなんてとてもじゃないけどできないですよね。
まずは「自分にとって作品として完

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(2)キャラクターを作る

(2)キャラクターを作る

3. キャラクターを作る 「描きたいこと」が決まったらキャラクターを作ります。お話を構成する最も大きな「要素」と言っても過言ではありません。私の場合は前回お話した通り、描きたいシーンを具体的に思い浮かべて、かなり具体的なキャラデザ、アバウトな性格辺りを想像しちゃってそこから作りこみを進めていくって感じです。描きたいキャラかどうか以上にその描きたいシーン映えするデザインと性格であるかどうかを重視しち

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(3)お話を作る(プロット)

(3)お話を作る(プロット)

8. プロットとは 描きたいシーンが決まって、なんとなくこんな感じのお話かな~ってイメージができているところから、具体的にお話を作っていきます。その際、いきなりネームを書いて細かく考えるのではなく、プロットを作って流れを把握しておくことをお勧めします。
 プロットとネームという単語の範囲には色々解釈があると思いますが、ここでは絵を使うものはネーム、絵を使わず文章などでやるものはプロットくらいの区分

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(4)プロットを読んでみる

(4)プロットを読んでみる

12.感情変化チャート  プロットを作ってる段階では人の目を全く気にせず好きに作りましたが、一通り出来上がったら客観的にどうか、ということを気にて確認していきます。

 まず最初にチェックして欲しいことがあります。それは、それぞれのシーンにおけるキャラクターの感情です。そして、そのシーンでどういうイベントがあり、それによってキャラクターの感情がどのように変化したのかを把握してください。つまり、スト

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(5)ネームを書く

(5)ネームを書く

14.ネームを作る 漫画の描き方を説明する際、特にネームを作る際には文字だけでというのはどうかと思いますが、画像を使ってのネームの作り方はネットに溢れているので、私の場合は文字情報で伝えられるお話をメインにしていきたいと思います。あと最初に謝っておきます。ちょいちょい専門用語的なものが出てきます。説明は省略しているのでわからない用語が出てきた場合は調べてください。すみません。

 主軸となるお話ま

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番外.具体例

番外.具体例

 今までいろいろな場面での考え方をごちゃごちゃと説明してきましたが、今回はじゃあ具体的にどうやってんだよってお話です。サンプルとして一本お話を作ってみましょう。「小学生が逆上がりができるようになる話」を描きます。

 聞くからにもう面白くなさそうですよね。うん、大丈夫わかってる。こういう話の場合、どうすれば面白くなるかなってアイディアを出すところが最初になることが多いんです。でも、それをやっちゃう

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