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キレる私をやめたい by 田房永子さん

こんにちは。

HSPキャリアウーマンのエミリーです。

今日は以前行った、小浜島のはいむるぶしの景色とともに、田房永子さんの「キレる私をやめたい」を振り返りたいと思います。

まずははいむるぶし。

以前は夫は休みが取りづらい仕事をしており、年末年始くらいしか、まとまった休みが取れない&旅行に行く体力が無かったので、2年前の年末年始に小浜島のはいむるぶしに行きました。

私は沖縄の本島には何回も行ったことがあったのですが、離島に行くのは初めてでした。

石垣島からフェリーで小浜島へ。

冬の沖縄は天気が悪いです。
特に12月・1月は雨の日も多いです。

この時も、雨の日続きで、風も強くて、激寒でした。

強風で危うくフェリーが運航中止になるところでした。

ざぶんざぶんと揺れる船に酔いつつも、無事にはいむるぶしに着きました。

ヴィラのような作りでとても広くてのんびりできます。
思ったよりも年季が入っている作りでしたが、自然豊かでとても癒される場所でした。

今振り返ると良い思い出ばかりですが、当時は年末年始プライスだったので、こんなに高かったのに、思ったより古い、とか文句を言っていたのを思い出しました。

(夫へ。せっかく来たのに最初から文句ばかりでごめんなさい。)

滞在中は三線のレッスンを受けたり、西表島ツアーに行ったり、エイサーを見たりして過ごしました。ラウンジで飲み物やお菓子が振舞われ、よくそのラウンジで2人で長居して本を読んだりしていました。

夫は昔バイオリンをしていたので、三線の上達がとても速かったです。
一緒に撮った写真は夫の方が様になっていました。✨

西表島から繋がっている由布島

最終日は元旦でした。
ありがたいことに、元旦の朝からモーニングヨガのレッスンを受けられ、気持ちの良い元旦を迎えることができました。

リゾートホテルといえど、今思えば、元旦からヨガレッスンをしてくれるなんて、とてもありがたい体験でした。

モーニングヨガが終わると、辺りは明るくなっており、奇跡的に晴れてきました。

朝まで雨が降っていたので、外に出るとうっすら虹がかかっていました。

せっかくだから海まで行ってみました。

海に着いた頃には虹は2つになっていました。

最高な奇跡です。

素晴らしい元旦でした。

その後も晴れており、施設内からはとても素敵な海の景色も見ることができました。

ラウンジからの景色

まさに見たかった景色。

小浜島。静かでとても良かったです。

(実は、はいむるぶしを予約した際には、リゾナーレ小浜島は満室でした。天気の良い時にもう一度来たいね、そして今度はリゾナーレ小浜島に泊まってみたいねという気持ちから、同じ年の秋に再訪しました。)

さて、タイトルの本の話に移りたいと思います。

この本の副題に
「~夫をグーで殴る妻をやめるまで~」とあります。

きっと田房さんはグーで夫を殴ることをやめられたのでしょう。

残念ながら、私は夫と喧嘩するときに、
ヒートアップしてぶちギレてしまうと、よく夫に蹴りを浴びせます。

夫は口が達者で、よく嫌味を言ってきます。
その嫌味が、私にとっては人格否定だったり、どうしても受け入れられないことや、もしくは夫からそれを言われるのがどうしても受け入れられないからか、ある時にプチンとスイッチが入ったように、ぶちギレてしまいます。

取っ組み合いになって、一通りもみ合って、収まりそうだけど収まらなくなった時、

夫が怒りではなく、悲しみの表情に変わって、「どうしちゃったの」「何が理由でこんなふうになっちゃったの」と聞いてきます。

いつも初期的な喧嘩では、二人とも、自分は悪くないと思って、相手が何を言っても否定したり、カウンターをしたりしてしまいます。

ですが、もみくちゃになって、もうこれ以上は本当に大変だとなった時に、夫が私のことを気にかけてくれるかのように、「どうしちゃったの」とようやく私の話を聞こうとしてくれます。

そこでようやく私の怒りが収まります。

怒りが収まっても、自分がしてしまったことがとんでもなくひどく、自分を許せないし、夫に対しても気まずいので、私は夫から目をそらし続け、そこからいつも逃げます。

一度目をそらすと、私はそれ以降、なかなか夫を見ることができません。

夫が何を考え、どういう顔で私を見ているのか、怖くて、目を合わせられません。

喧嘩の時は、もうこれからはご飯も作らないし、洗濯もしないから!
自分のことは自分でやってね!と捨て台詞を吐きます。

でも翌日には、夫がきちんとご飯を食べるか気になってしまって、朝ごはんを用意して、テーブルに置いておきます。

夫はそれを食べて、食べ終わったら、必ず「ごはんありがとう、おいしかったよ」と言ってくれます。

その時も、私は夫と目を合わせられません。

振り返ってみると、両親が喧嘩をした際に、お互いがお互いを避けるようにしていました。

特に、父は明らかに母を避けていました。

母は自分を避ける父に苛立って、ますます喧嘩が長引いていました。

もしかしたら、「父は母を避けている」と母に刷り込まれた私は、父が母を避けているのだと思っていましたが、もしかしたら、まだイライラオーラ全開の母の方が父を遠ざけていたのかもしれません。

父が母をどのように避けていたのかは今となっては全くわかりません。

目も合わせていなかったのか。

無視していたのか。

又はすべて母の勝手な妄想だったのか。

刷り込まれ過ぎていて、先ほど「明らかに父は母を避けていた」と書いたけど、果たして本当だったのかわからないほど私の記憶は曖昧です。

喧嘩した際、両親がどう行動していたかって、多少なりとも、自分にも刷り込まれていて、無意識に同じ行動をとってしまっている気がします。

もしくは、話しかけたくても、謝りたくても、拒絶されるのが怖くて目が見られない。

夫はよく私をこっそり伺うように、柱の間や、ドアの隙間から、そぉーっと私のことを見てきます。

夫のそのしぐさを見てから、私もそぉーっと夫のことを見るようになりました。

このしぐさは少し安心感があります。

なぜなら夫がこのしぐさをする時は、怒りが消えていて、仲直りがしたいと思ってくれている時だから。

自分がそれをする時も、少し前向きな気持ちになれるし、ようやく夫を見ることができるようになる気がしています。

話を元に戻します、久しぶりにぶちギレて途方もなくやらかしてしまったので、以前読んだ「キレる私をやめたい」をもう一度読みたいと思いました。

以前こういう本をまとめて読んで、必死になって自分は何かがおかしい、変えなくては、と思ったけども、いつの間にかまた戻っていました。

今回は喧嘩がヒートアップするほどには、夫は嫌味を言ってはいませんでした。

それでも夫が嫌味を言いそうだと勝手に思い込んだり、過去に言われた嫌味が蘇ったりして、脳が防衛本能を働かせ、私をぶちギレさせてしまったように思います。

夫はそこまで悪くないのに、ぶちギレてしまった・・・

やはり何かがおかしいと思って、この本を読み返してみました。

「キレる私をやめたい」の主人公のエイコちゃんは私そっくりです。

エイコちゃんは夫とお母さんと元カレと自分にキレてしまいます。

エイコちゃんは普段は温厚だし、腰が低いし、とても気を遣うし、空気を読むし、優しい人です。

でもスイッチが入ると突然爆発してキレてしまいます。

物を投げたり、夫にパンチをくらわすそうです。

キレる頻度はエイコちゃんの方が多そうだなと思いましたが、私はエイコちゃんそっくりです。

私も人前ではとても良い人を演じます。

演じるというか、無意識にこうするべきという行動をとっています。

エイコちゃんみたいに、本当は無意識レベルではいらっとすることやショックを受けたり気に障ったりすることが多々あって、それを意識しないままやりすごしていて、ある時突然爆発します。

意識していないから、なんで自分がこんなにもストレスを溜めてしまっていたのか気が付かないし、どれほどまでのストレスなのかも気が付きません。

恐らく気が付いていないことが、爆発につながってしまっています。

爆発してからは、思い返せば、あれも、これも、、と出てくるのですが、爆発する前までは、本当に小さいかけらみたいなものが、頭の中にあったかな、どうかな、、というレベルな気がします。

本当はその小さなカケラを毎日ていねいに発掘しなければいけない気がします。

毎日、日記をつける中で、そのカケラを一生懸命に探す努力をしないといけない気がします。

私は今まで、嫌なことに気持ちを振り回されたくないから、嫌なことに蓋をして、気が付かないように生きてきました。

その生き方のせいで、本当の自分の気持ちに気が付きづらくなってしまったのだと思います。

一人で生きていれば、たとえ気持ちに蓋をして生きても、どこかのタイミングで自分だけが苦しくなるだけなので良いのかもしれませんが、だれかと生きるには、きちんと自分の気持ちに気が付いて心を癒していかないと、うまくいきません。

私はこの生き方を選んでから15年くらいがたってしまいました。
恐らくちょっとした努力とかで直るものではないような気がします。

でも焦ってもストレスになるでしょうし、仮に一生懸命やったとしてもすぐには改善しないことかもしれないので、自分を追い詰めない程度に、でも夫に愛想をつかされない程度に、なるはやで直していきたいです。

さて、この本の1番のポイントは、キレないようにするには「心にピントを合わせる」ということでした。

普段、人と人が会話をする時は、状況にフォーカスして話をしていることが多いそうです。

例えば、大手企業に勤めているAさんは、「上司とうまくいっておらず、会社を辞めようか悩んでいる」と、Bさんに相談したとします。

BさんはAさんに対して「大企業にせっかく入ったんだし、給料も福利厚生も良いから辞めない方が良いよ」と言います。

もしくは、「嫌な人とうまく対応する方法」的な本を紹介したりするとします。

実は、このAさんの相談内容も、Bさんの返答も、全て「状況」にフォーカスした会話だそうです。

Aさんは上司とのやり取りに悩んでいますが、その裏では、上司の期待に応えられない自分に悩んでいたり、期待に応えられないと思っている自分を嫌に思っていたり、上司がいつもイライラしているのが嫌だと思っていたりと、いろいろな理由があるのかもしれません。

こうした背景は、Aさんの「心」にフォーカスしないとわからない内容です。

かといって、「心」にフォーカスして原因を突き止めなければいけない訳ではないようです。

原因はわからなくても良いのです。

重要なのは、まず「心にフォーカスする」ということ。

人間は、だれかに自分の心に注目してもらえたり、自分で自分の心に注目するだけで癒されるそうです。

きっとAさんが本当に転職するかどうかを考える際には、原因は分かった方が良いと思いますが、大事なファーストステップとしては、「心にフォーカスする」ことのようです。

エイコちゃんがキレてしまうのも、ずっとボロボロに傷ついているのに、心にフォーカスしてあげられていなかったからだそうです。

エイコちゃんはこれまで自分の身近なお母さんや元カレが自分にとってあんまりにもひどいことを言ったりする人だったから、1番身近な夫がもしそんな人だったら嫌だという恐怖心から、無意識に夫の嫌なところを見ないようにしてしまっていたようです。

そして夫にその片鱗が見えそうになると、ぶちギレることで、過剰に反応して自分を攪乱させて、バランスをとっていたとのことです。

私もなんだか当てはまるような気がします。

そもそも、人と付き合ううえで、その人のことを嫌だなと思った時点でそれが相手に伝わってしまうから嫌だと思わないようにしよう、とか、嫌だなと思った時点でずっとそれが付きまとってしまうからそういう気持ちを無視しよう、とか、嫌だと思うネガティブな感情をスルーし続けてきました。

夫のことはもちろん好きだから一緒にいるのですが、それでも夫の嫌なところはきっとあります。

でも毎日一緒にいるのだから、きっと嫌だと思う気持ちに蓋をしようとする動きは他人に対するよりも夫に対する方が強いかもしれません。

又は、夫のことをなんでも受け入れようとしていたり、私が嫌だと夫に伝えたとしても夫は嫌がるのではと思って差し控えたり。

そんな思いから、特にネガティブな感情に蓋をするように無意識が自分に働きかけてしまっていたのかもしれません。

1番大事な相手だからこそ無意識が素早く反応してしまう。

盲点だったような気がします。

この本では、心にフォーカスするために、3つのことが大事であると紹介されています。

1:休む
2:自分をほめる
3:「今ここにいる」ようにする

この3点の詳細は参考として口述します。

この3点は、どれも基本的で大事なことだと思うのですが、夫との関係をまずよくしたいと思う私には、漠然としていてややしっくりこないので、取り組みづらいなと思いました。

私が夫にキレる時は、夫との関係性において、何か自分が気持ちを押し込めてしまっているからなので、夫との関係において自分が思った素直な気持ちに気が付くことがファーストステップなのかなと思います。

なので、夫との関係を考えたときに、私は毎日今日の夫との関係で良かったこと、悪かったことを振り返るようにしたら良いのではないかと思いました。

日記を漠然と書くよりも、より具体的で取り組みやすくなったので、やる気が出てきました。

毎日記録をしてみたいと思います。

読んでいただきありがとうございました。

疲れたので、最後にもう一度小浜島の写真を挿入します。

【参考】
心にフォーカスするための大事な3点

1:休む
とにかく無理をしない。
よく眠る。
行きたくないと思う場所に行かない。
やりたくないことをやらない。

2:自分をほめる
休まった自分に栄養を与えて元気にするため、自分をほめる。
休むことを頑張った自分をほめる。
早起きしたことをほめる。
家事をしたことをほめる。
とにかくなんでもほめる。

3:「今ここにいる」ようにする
ただ目の前に見えるものを心の中で言う。
それ以外のことは考えない。
木が見える。
花が見える。
天気が良い。

そのあと、自分が今どういう気持ちかを考えてみる。

ほっとしている。
きれいだな。
まぶしい。
花粉がやばそう。

終わり



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