苦悩していた過去の自分に掛けてあげたい言葉とは?
今まで紆余曲折あった。
勇気を出して自身の心に耳を傾け、正直に取捨選択したことで、ようやく安定を手にできつつある。
ふと「苦悩していた過去の自分に声を掛けるなら、何と言ってあげたいか?」を真剣に考えてみた。
3位から1位まで、順に発表していこう。
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●3位「嫌いな人にまで好かれようとする必要はない」
自己肯定感が地を這うように低かった頃は、いけすかない人間にまで好かれようとしていた。
今ではわかる。嫌いな人間からなど、絶対に好かれない方がいい。嫌いな人間、苦手な人間から好かれる方が地獄なので、これはしっかり伝えてあげたい。
●2位「何とかなる」
振り返ると、たいていのことは何とかなっている。もちろん何ともならないことはあるのだが、それは割り切って切り捨てていいことばかり。多くの不安や心配は取り越し苦労で、そこまで悪い結果を招くことはない。
●1位「人のことは気にしなくていい。好きなことに没頭せよ」
「変わっている」「ズレている」と言われても、自分が没頭できる好きなことこそがオリジナリティだ。
やがてそれは強い武器となる。平均的なことができても、そのうちAIによる代替が起こるだろう。
むしろ人が「なんで、そんなことにそこまで熱中できるの!?」と眉をひそめることを大切にしてほしい。
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こうして振り返ると、「良い大学を出て、名のある企業に勤め終身雇用されるのが正しい」という価値観で「そんなのできっこない」と悩んだこともあった。
しかし今や価値観が大きく変わった。
テクノロジーはどんどん進化し、そのおかげで時代は多様化に一途を辿っている。
その昔「ゲームばかりしてると、ろくな大人にならないぞ!」と注意されたものだが、今やプロゲーマーとして生計を立てる人も珍しくない。
今後、誰かが勝手に決めた「正しい」価値観が、さらにすごい速度で移り変わっていくだろう。
在宅ワークで生計を立てることも可能になり、自分にとっては喜ばしい変化ばかり。
他人の目が気になるHSP気質の人にとっては、誰もいない環境で仕事ができるか、人がたくさんいる環境で仕事をしなければいけないかで、パフォーマンスが大きく異なる。
人の目ばかりを気にして、平均的になろうとしていた頃が長かった実感があるが、自分の欲求へ忠実に生きてきてよかったと本当に思う。
まだまだ旧態依然とした価値観を押し付けられ苦しんでいる方もおられるかと思うが、人のせいにせず内省しながら自分を信じて行動し続けていれば仲間が増えるし、きっと道は開ける。
40代に入り、自己理解が深まって、やっと迷いがなくなってきた。
疲弊する人とは距離を取り、自分の本能と直感に従って、可能な限りやりたいことに時間を費やす。
これが精神衛生上とてもいい。
今日も自分の心の声に耳を傾けたい。