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「自分の機嫌を自分でとれる」って目立たないけど凄いこと
元巨人の仁志さんもこんな本を出されていた。
本当のファインプレーはファインプレーと映らないので、目立たないという説がある。
仁志さんのように、攻守をファインプレーに見せない人もいれば、長嶋茂雄さんにように、平凡なゴロをファインプレーに見せる優秀な演出家兼俳優もいる。
同じプロ野球選手でも、バリエーションが豊かで興味深い。
さて、今日は「これって見立たないけど、すごいことでは?」という考察をしてみよう。
今回のテーマは「自分の機嫌を自分でとる」。
これはANZEN漫才のみやぞんさんが、「イッテQ!」の過酷なロケの中で発言し、一気に広まった言葉らしい。
人間は、感情と切っても切り離せない生き物だ。
性格分類として、陽気陰気という言葉もあるが、この「気」という言葉は感情を含んでいる。
ぱあっと明るい感情表現ができる人は、目立つタイプ。ミスター長島のように派手で人の目を惹きつけるため、印象に残りやすい。
淡々、飄々としているが、いつも感情が一定の人は、取り立てて目立たないものの、感情を整えるのが上手で気持ちを管理できている。
僕は後者の人間にシンパシーを感じるので、好きだ。
前にパーソナルトレーニングの担当者が、上機嫌か不機嫌という極端な感情表現をするタイプで、とても苦手だった。
機嫌が良いときに接すると楽しいのだが、不機嫌のときは近い距離にいると機嫌の悪さが自分の中にどんどん侵入してくる。これが辛かった。
HSP気質の人は、上機嫌、不機嫌ともにもらいやすいので、近い距離で頻繁に過ごす相手選びはかなり重要だ。
蓋を開けてみなければ、天使が出るか悪魔が出るかわからない、不確定要素の強い人よりも、常にフラットで天使でも悪魔でもなく、淡々としている人は一緒にいて落ち着く。
不機嫌な日があまりない人というのは、大きな注目を集めないものの実は高い価値がある。
感情の安定は、遺伝子や生育環境など、色々な要素が関連しているが、自分の機嫌を自分でとるのは、決して簡単なことではない。
きっとそういう人は、自己対話や自己受容をしっかりできており、内省的なのだろう。
上機嫌でもなく不機嫌でもない、フラットな状態は中機嫌?
きっと中機嫌には高い価値がある。
このように世の中には目立たないけど、もっと評価されていいことがたくさんある。
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