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HSPやINFJは「表面に見えているものしか理解できない人」との付き合いに注意しよう

人間には背景がある。

この背景を想像し理解できるかどうかで、人間関係は大きく変わる。

例えば、繰り返し同じミスをする人がいたとしよう。

「ただの不注意なので、何度か注意することで改善する」と思い込んでいる人がいる。

しかし当人は、自分がミスしやすい人間であることを自覚しており「改善したいけど改善できない」と悩んでいるケースがある。

そういった悩みを抱えている人は、正直に胸のうちを話すと、余計に怒られることを学習しているので言葉にする機会が減っていく。

どんどん防衛的になるが、ミスは減らない。結果、ますます誤解されるようになる。

表面に見えるものはわかりやすく、深層に潜んでいるものはわかりづらい。

現代人は、わかりやすいものを好むようになっているので、相手の背景を理解する力がもしかしたら総体的に落ちているのかもしれない。

人間は複雑だ。100人いれば100通りの背景があり、100通りの価値観がある。

自分の価値観だけが正しいと思い込んでいる人には、相手が理解できない。理解する前の段階に必要な、受容ができていないからだ。

まずそこを踏まえないと、ただただ表面に見えているものに翻弄される。

HSPやINFJで「言語化できるけど、あえて伝えないようにしている」ということがある。

ここを誤解されると、なかなかつらい。

面白いもので背景を想像できる人は誰に対してもそのように接するし、それができない人は表に見えていることだけで多くを判断する。

同じ対象を見ていても、感じ方やアプローチが全く異なる。

HSPやINFJは、想像力を持たない人に気を付けた方がいいだろう。

想像力を放棄した人間は、往々にして頑なである。こういう人ほど、ひとつの正解にこだわりがちだ。

人の話に耳を傾けない人も多い。

本来、日本人は、察する能力に長けている。

しかし、深い人付き合いを避けて、デジタル的な環境に身を置き続けると、どんどん察する力が弱まっていく。

もともと持っていたポテンシャルを発揮しづらくなるのだ。

「この人はどんな生い立ちで、どんな傷を持っていて、今どのように感じているのか?」

それを考えるだけで、相手との接し方は大きく変わる。


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