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競争から下りて自分軸で歩む選択肢「争いに反応せず、あなたらしく生きるには?」

現代人は競走馬とよく似ている。

競争するためだけに、人為的に交配され続けたのがサラブレッドだ。

勝つことを宿命づけられており、遺伝子を残せるものは一握り。

競馬は、徹底して優勝劣敗を追求するシビアな世界。

我々も、気づけばレースへの参加を余儀なくされ勝てば賞賛される世界で暮らしている。

競争自体を否定しているのではない。

競争をゲーム的に捉えて楽しめる人も、もちろんいるだろう。

また「競争の中に身を置くことで、人生の充実感を感じる」という人だっているはずだ。

しかし競争が苦手で、競争しなければならない環境にいると疲労困憊に陥る人も一定数いる。

「生きることは競争だ」という捉え方ではなく「生きることは共生だ」と捉え直すことで、生きやすくなる人もいるのではないか。

競争以外の生き方があるという事実は、きっと競争から下りてみなければ実感できない。

競争から下りるということは、他人軸の人から「負けて悔しくないの?」と挑発されても、決して反応しないことを含んでいる。

ちなみにサラブレッドの9割が胃潰瘍に悩まされているそうだ。

「馬の胃はサッカーボールよりも少し小さいくらいの大きさなので、すぐにおなかをすかしますし、いつも草を食んでいます。その一方で、馬は音やモノの動きなどに敏感で、怖がりで気が小さいところがあります。胃液の分泌量などによって胃に変化が生じ、胃への負担が増すことで胃潰瘍を引き起こすとみています」

J-CASTニュース『競走馬の9割が胃潰瘍 人間と同じ「ストレス」が原因』

それだけストレスフルな環境にいるという証だろう。

「競争から下りる」という選択を持つことで、自分に合った生き方を見つけられるかもしれない。

我々は必ずしも、競走馬のような人生を生きる必要はないのだから。

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