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「毒親」とHSPについて書いてみる。

このブログでは、HSPであることを知ってから10年間試行錯誤して得たHSPノウハウをシェアしています。HSPの方には人生の参考に、HSPでない方にはHSP(あるいはHSS型HSP)である私の体当たりな人生を楽しんでいただけたら嬉しいです。

本日は「毒親とHSPの関連性」について書きたいと思います。

HSPの親は「毒親」になりやすい

かくいう私もHSPで、毒親の影響を受けた人です。一般的には幸せな暮らしを送っていたと思うこともあります。もしかしたら、HSPでなかったら「毒親」と感じなかったかもしれません。虐待は受けたことがありませんでしたし、ほしい物はほとんど買ってもらえました。教育にも十分な支援を受けました。

しかし、私にとっては「毒親」と感じる瞬間も多々ありました。父親や妹の愚痴を毎日のように聞かされたり、妹の心の病に寄り添う反面、私に対しては「お母さんだって」と無視をされた衝撃は忘れられず。長女として、常に成功を求められ、重圧に感じたことも事実です。

今では過去のことを思い出すことは少なくなりましたが、数年前までは毎日のように自分を責めていました。遠く離れて住んでいるにも関わらず、子育てをしながら毎日のように母親の呪縛から逃れられず、苦しい日々を過ごしました。かと言って会えば、母親を見ると怒りが湧いてきて、優しく接することができず、話を聞かない父親に対しても心を閉ざしていました。今思えば、それは自分の中の「子供の声(アダルトチルドレン)」が叫んでいたサインだったのだと思いますが、当時の私はそんな自分に「親不孝者」というレッテルを貼って責めていました。「子どもは親に優しくするべき」という「べき論」が頭から離れず、少なくとも孫に会わせる機会を提供しないとと会わせたくもないのに、貴重な時間を割いて会わせに行っていました。

今から思えばもっと「自分」を大切にすればよかった。
もっと自分を大切にできていれば、自分の中のアダルトチルドレンが反発することもなく、今のように怒りも抑えられていたでしょう(か、辛うじてできている)。親のことを考えることも少なくなりました。親から解放されたのです。本当にラク。自分を痛めつけるような生き方をしなくなりました。

「毒親」とHSPについて

HSP(Highly Sensitive Person)と毒親関係は、いくつかの特徴やパターンによって密接に関連していると思います。毒親関係で成長したHSPの人々が経験しやすい一般的な特徴を書いてみました。

1. 過度な圧力と批判

HSPは、周囲の期待や要求に非常に敏感で、毒親からの過度な圧力や批判に影響を受けやすい傾向があります。これは、自己評価を低くし、過度な自己要求を引き起こすことがあります。
⇒私はこれに該当しました。母親の愚痴に過度に反応し、自己否定を繰り返すことになりました。

2. 過保護

毒親はしばしばHSPの子供を過保護に育てることがあり、これはHSPの自己効力感を低下させることがあります。過保護な環境では、HSPの子供が自己決定やリスクを取る機会が制約される可能性があります。

3. 感情的な虐待

HSPは感情を強く受け止めるため、毒親からの感情的な虐待が深刻な影響を及ぼすことがあります。この虐待は、自尊心や信じる力を傷つけ、将来の関係にも影響を及ぼす可能性があります。
⇒これにも該当。

4. 自分の感情の無視

毒親関係では、HSPの子供の感情が無視されることがあります。これは、感情的なニーズや自己表現が十分に支援されないため、将来的に感情の調整に難しさを経験することがあります。
⇒これにも該当。長女ということもあり色濃く影響したようです。

5. 非常に高い共感性

HSPは一般的に非常に共感的で他人の感情を強く受け止める傾向があります。毒親関係でこの特質は、親の感情や要求に合わせることを強いられることがあります。
⇒これも該当。これがある故、一般的には「普通」の親でもHSPにとっては「毒親」とカテゴライズされる可能性があります。

まとめ

今でこそ冷静に客観視することができますが、当時は本当にひどいものでした。生きづらい日々の中で、周りもそういうものだと思っていました。笑
当時は「HSP」についても知らなかったし、「アダルトチルドレン」についても「毒親」についても知りませんでした。そこから、一つずつ紐解いていくうちに、自分が何者であり、どうすれば良いかを試行錯誤していくことができました。「心の平穏」。こんな人生が存在することを当時の私は知らなかった。

理解することが最初のステップです。

機会を見て、私がどうやって「毒親」から脱して、「アダルトチルドレン」を落ち着かせることができたのかも書きたいと思います。

今日も読んでくれてありがとう^^


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