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感覚過敏についての独り言

こんにちは、花崎です!
今日のはホントにホントの独り言。
運転しながらふと考えたことなのです。

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*昨夜のことです

HSPの私は聴覚が過敏気味で、大きい音が苦手です。
テレビの音も、夫が「丁度いい」と感じるよりも小さな音にしたい。
音楽も、そうです。静かめが好みです ♪
大きな音にびっくりすることもあります。

それから音があると本が読めない。集中できないんです。
音の存在が、本の内容を脳が読み取る動作を邪魔するみたいで。
文章がまったく頭に入ってこなくなっちゃうんです。

これら傾向はただの「好み」ではなくて、感覚過敏によるものなので、実際はこんな感じです ↓
「苦手な感覚」が脳を刺激し続けるために、他のことには全く集中できない状態になっており、それがストレスになっている!

昨夜、眠る前に読書をしようと思って、本を持って先に寝室へ行ったんですね。すると夫も寝室へくっついて来て、スマホで音楽を聞き始めたんです。
音が大きい!!! 本が読めない!!
ナツメロを私にも聞かせようとしているーーー!
夫には、音があると読書が進まないことを何度も伝えたことがあるので、
内心…ムムム…という気持ち!笑

だけど私、何も言いませんでした。
自分が人様の感覚よりも違うのだから、文句を言うのも違うかな、こういうときは自分が耳栓をするなり工夫すべきかな、と一瞬思い、まあいいや、短時間のことだろうからこちらが我慢しよう、と思ってしまったんです。
せっかく静かな空間で読書しようと思ったのにぃー、と思いながら、指で耳を塞ぎつつ読んでいましたが、集中できないので寝ることにしました!笑

*運転しながら思ったこと

自分のほうが少数派である、ことに対して「私に合わせて」と主張し続けることは、なかなかできることではありません。
だけど言わないとどうなるかというと、やっぱり、ちょっと不満。
ストレスが溜まるんですよね。

私だったら、相手を責めるような気持ちは持たないのだけれど、長年連れ添った夫でも理解が無いな、と残念に感じることはあります。
イヤホン使ってと頼めば解決するだろうし、自分は快適になるのだけれど、相手は面倒な気持ちだろうなと想像してしまう。

協力して、と伝えることも多いです。
でもそれも毎度毎度のことになりますからね。
時には言わず、こちらが折れて我慢することもあります。

こういうときは絶対に、自分の気持ちを素直に伝えたほうが、もやもや感は残らない…ですね…笑

で、運転しながら思ったのは。娘たちのこと。
娘たちって、自由に発言するなってこと。
毎日の食事で。苦手。嫌なこと。喋りまくる。

*娘たちは偏食が強いのだけれど

娘は同じ銘柄のヨーグルトしか食べません。ほんとに同じものだけを毎日食べ続けているのだけれど、たまには違うヨーグルトも食べさせてみたい。
自分の身体に合う菌を探すためにも…ね!

で、わざと違う銘柄のものを買ってきたときには、こんな会話になります。
「ちょっといつもと違う高級なのを買ってきたよ」「えーーーっ⬇」

嫌なんですよね。食べたくないんです!笑

私は、偏食に理解が深いので、味の違いに食べられないかもと不安が生じていること、苦手な味に当たるかもしれないから嫌で、いつのもヨーグルトだけを食べていたいことなど、娘の特性や特性からなる思考について、想像をつけていますが。

でも言いいます。「せっかくだから食べてみてよ ♪」。
残しても許す。でも一度だけ、一口だけ、食べてみて。
食べられるかもしれないし、美味しいかもしれないんだから。
で、食べたら大体、一口で終わります。たまに美味しいってものもあるけれど、やっぱりいつものがいいって。で、私が残りを食べる羽目になります!

それでもいいんです。食べてみたことで、変化が生まれるかもしれないんだから。その過程を大切にしています。

赤ちゃんの頃から「全肯定・全承認」の心で育ててきたつもりです。
その結果として、お互いに自由な発言ができています。
何を言っても、何を聞いても、しこりが残りません。

別の銘柄のヨーグルトは、味見しただけで拒絶されることが多いです。
「ごめんね、ムリな味だった、いつものがいいな」と謙虚に言うので、私も「やっぱりダメだったか…」と笑っちゃいます。
もう1人の娘はもっとキツい口調で「うわー、変な味がする! コレだけは絶対ムリ、いらない!」みたいなことも言いますが。嗅覚に敏感な子で、わずかなニオイも嗅ぎ取るから、警察犬みたいだね、って笑い合うことも。

*私達親子は、いつも笑顔で語り合う

みかんとか、フルーツもなかなか食べないから。私はスムージーにしちゃうことも多いです。すると1人が、美味しいと言いながらも、繊維質が多いとなかなか飲めない。気が遠くなっちゃうほどに飲むのが遅くて。

「うまく噛めないから時間がかかっちゃって」と娘。スムージーのどこをどう噛むのよ、と笑い、「噛まなくていいんだよ」「えっ、どんなものでも噛まずにはムリ」「そのまま喉に流し込むんだよー」「でも私はヨーグルトでも何でも噛まないと食べられないの」。

どんなに不思議ちゃんでも、私の娘。多分他人には、こういうこと言えないと思うのだけれど、我が家では家族全員が互いのことを受容しているから、素直に何でも言い合います。

*言える幸せ

相手が受け容れてくれないと感じれば、人は言葉にせず感情を抑え込むようになりますが。なかなか言える環境づくりって難しいものです。

私の夫は私が「音を小さくして」と言っても怒らないし、だいたい協力してくれます。少しするとまた大きな音になっていてテレビのリモコン争奪戦になることもあるけれど、そんな風に互いが互いを受容している関係でも、遠慮が生じたりします。(それが自然ですよね)

昨夜の私のように、本音を言わないでいると、人って何らかの気持ちが澱のように溜まるものなのでは?
だって運転しながら「言ったほうが快適だったな、次は言おう」って思いましたもの。

娘たちの偏食のツラさは、一緒にいて想像がつきます。外では大変でしょう。外で言えるような子たちではないのです。
だけどせめて家庭では、自由奔放に振る舞ってほしいと、関わってきました。何も言わずに受容するばかりではなくて、私は私で言いたいことを言う。相手も言う。それで互いにスッキリ。そういう理想の関係に今あります。

せっかく作ったんだから、一口は食べてね!とか、このハンバーグには4種の野菜が隠れているから当ててみて!とか、クリームシチューに蓮根一本すり下ろして入れたけど全然気づかなかったでしょー!とか、毎日楽しくて仕方ないです。

たまにね、新たに「食べられるもの」が増えたときには私、「よかったねー」って一緒に喜びます。そういうのが増えてきたのは、高校生くらいからかな。だから皆さん、気長に頑張りましょう。

HSC特性、発達特性ある子のいる偏食家庭の食事の困難を想像しながら、それでも皆さんの幸せと、円満な食卓での団らんを願いたいです!


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