山林DXや水素燃料電池ショベル試作車開発などのニュースの感想

電力源はトヨタ製、コベルコ建機が水素燃料電池ショベル試作車を開発した狙い。カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)の取り組みとしては面白い。が、水素タンクを搭載するということは、タンクに入れる水素を用意しなければいけない。水素を作るためには、基本的に水素製造に使う水電解装置を使う。そして、1キロワットの電力で水素を製造するのにかかる水電解装置の製造コストは20万円前後で、国が6.5万円以下を目標に目指しているのでここら辺が課題になってくる。また1キロワットの電力を生み出すのはどうやって生み出すのだろうか。従来のように化石燃料から生み出すのでは、温室効果ガス排出量実質ゼロとはならないのだろうし、そこら辺も課題だと考える。さらに他にも今後の水素政策の課題と対応の方向性 中間整理(案)で記載されている課題がある。

消えたハンター、広がる「猪鹿」被害 切り札は山林DX。ドローンと人工知能(AI)は、野生動物の生息地域を効果的に監視するためのツールとして活用できる。ドローンは広範囲の地域を効率的にカバーし、AIは画像や音声データから動物の存在や行動を追跡することが可能。これにより、野生動物の生態や行動パターンをリアルタイムで把握することが可能となり、適切な対策を講じるための情報を提供できる。またDX技術を用いた監視は、野生動物の生息地域が広がることで生態系に与える影響を評価し、調整する手助けすることができるだろう。たとえば、シカの増加が農林業に被害を与える場合、ドローンやAIを活用して被害の程度をモニタリングし、適切な管理策を実施できます。ハンターの高齢化やハンターが減少しても少人数でパソコンに繋げたモニター等で監視でき、人の手によって野生動物の生態系を運行していくこともできるのではないかと考える。そのためにはデータ収集と分析を通じ、人間と野生動物の共存を支援し、生態系の健全性を維持するための戦略を開発するところからはじめていけなければならないと考える。あと、2021年に開始された飲食店や食肉卸がハンターにジビエ肉を注文できる流通システム「ギルド肉プロジェクト」というのも面白いシステムだ(参照:狩猟ビジネス最前線 DX化でハンター、飲食店、消費者が喜ぶ仕組み作りも

SEOは時代遅れになり「AIエンジン最適化」が最重要に。ビル・ゲイツ氏も注目の変革。ビル・ゲイツ氏はAIイベントで「将来のAI市場で競争優位に立つのは、パーソナルAIアシスタントを開発する企業だろう」と予想しているようで消費者は検索サイトを利用することやAmazonでアマゾン買い物もしなくなるということだが、これについて疑問がある。「消費者」ではなく「教養を身につけたい人」はどうなるのだろうか。検索するという行為がなくなるとは考えにくい。またアシスタントは仕事の補佐をする人という意味で認識しているが、こちらから自発的に行動したり興味が湧いて調べたりする場合は、検索サイトを利用することになるし、消費ではなく誰かとコミュニケーションする場合も検索サイトを利用することがあるのではないかと考えている。

研究費は「薄く広く」が効果的 筑波大学、科研費を分析。そもそも「研究」って失敗することもあるので、研究費を出す側の人間からすると、複数の研究に対して薄く広くお金を出した方があとで回収することを考えるといいのではないかと感じた。


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