産業用工業炉メーカーである株式会社エコムの財務諸表(第39期第3四半期)を見てみる
今回は「工業炉のエコム、売上高5年で4割増の中計 24年7月期比」という記事が気になったので、株式会社エコムをEDINETで調べることにした。
貸借対照表,バランスシート/BS
「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。
次に純資産の部で利益剰余金合計。前事業年度(2023年7月31日)が、30億円だったのに対し、当第3四半期会計期間(2024年4月30日)は、31億円と増加しているので、稼いでいる。当連結会計年度(2024年4月30日)の負債合計(8億円)と純資産合計(29億円)のバランスをみると、純資産合計が上回る。
損益計算書
次に損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前第3四半期累計期間 (自 2022年8月1日 至 2023年4月30日)、1億8580万円だったのに対し当第3四半期累計期間 (自 2023年8月1日 至 2024年4月30日)は、1億658万円と減少となっているので当第3四半期累計期間 (自 2023年8月1日 至 2024年4月30日)は調子が悪かったようだ。最後に報告書を見ると、産業システム事業は、製造業におけるカーボンニュートラルへの機運が高まる中、コロナ禍で低迷していた新規設備投資の動きが感じられる一方で、製品の長納期化等の影響により設備売上は減収。結果、当第3四半期累計期間に属するセグメント売上高は885百万円(前年同期比26.7%減)。また、セグメント利益(営業利益)は96百万円(前年同期比36.8%減)。保守サービス事業は、点検案件が前年同期と比較して堅調に推移。環境問題に対する関心の高まりから、省エネ改造工事等カーボンニュートラル関連の需要は、保守サービス事業においても依然として高い状態が続いているものの、部品販売及び工事案件は前年同期と比較して微減。この結果、当第3四半期累計期間に属するセグメント売上高は527百万円(前年同期比0.7%減)。また、セグメント利益(営業利益)は143百万円(前年同期比6.4%減)。