クレイジージャーニーの「世界のごみ事情調査・インドのゴミと暮らす村」の回の感想。

クレイジージャーニーという番組の「TBS海外特派員が世界のごみ事情調査・インドのゴミと暮らす村」という回をみた感想を書く。インドのベンガルール(ハイテク産業の中心地)の近くにある自治体が管理するゴミ捨て場で仕事をする人たちの姿があった。その人たちはゴミが焼けている中でマスクもせずに仕事をしている。ゴミが焼けることで有毒なガスが発生している可能性は高く、それと仕事も素手で行っている様子が伺え、とても劣悪で過酷な環境であることがわかる。が、そんな場所に住んでいる人たちがいることに驚いた。そんな人たちに話を聞こうとする場面があり、現地の住民に年齢を聞くと「年齢はわからない」という返答がかえってくる。別の人たちに同じような質問をしても年齢はわからない。なぜこのような返答がかえってくるのかの答えは番組を見ていくと住んでいる人たちは学校に行ったこともなければ教育もうけたことがないからだとわかる。教育を受けたことがないから数字や時間が何を意味するのかも理解できないし、計算もできないため、自分が今何歳なのかがわからない。また学校に行ったこともなく教育も受けたことがないから今の仕事(ゴミ拾い)以外に仕事の選択肢がなく何十年も前、もしかしたら産まれた時から同じ仕事を繰り返しているということが話しの内容から感じ取ることができた。これを見て学ぶことや教育というものがいかに大事か理解でき、教育を受けることで、仕事の選択肢が増えることも考えることができた。また、現地の住民の話しを聞いて、おそらく彼らは劣悪で過酷な環境でありながらもそこから脱出するという考えや方法が思いつかないのだろうし「考える」のがどういうことも理解しておらずどういうことなのかもわからない可能性がある。脱出する方法を思いついても、行動できないとも感じとることができたし、何十年も同じ仕事をやっているということなのでそこから脱出しようという気も起こらなくなってくるという思考が停止したような状態になっていると感じた。あと、疑問に思ったのは学校に行ったこともなく教育も受けたこともないということだったが、彼らにインタビューする際はコミュニケーションの手段として言語が必要だが、番組をみる限りでは何語かはわからないが言葉を話していた。その言葉はどうやって覚えたのだろうか謎だが誰から伝え教えられている可能性があると感じた。最後にTBS海外特派員も番組で言っていたが彼らの仕事(ゴミ拾い)は過酷な環境で貧しくみえたり満足していないかもしれないが仕事を行っている本人たちは今の場所で生活するためにできる最良の仕事だと考えてやっている可能性もある。だからといって何もしないというのもどうなのだろうかと感じた。今回のクレイジージャーニーもいろいろと勉強になった。


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