株式会社リコーの財務諸表(第124期 第1四半期)を見てみる。

人的資本が占う成長力 有報開示、投資対象ランキングという記事が目についた。株式会社リコーは人員のリスキルにより成長領域へ人的資本を再配分を明記しているようで気になったので、EDINETで財務諸表を見てみることにした。

・貸借対照表,バランスシート/BS

まずは「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字に着目すると、まず営業債権及びその他の債権(流動資産)で前連結会計年度末(2023年3月31日)が、4764億だったのに対し、当第1四半期連結会計期間末(2023年6月30日)は、4572億と減少している。棚卸資産(流動資産)は、前連結会計年度末(2023年3月31日)が、3143億だったのに対し、当第1四半期連結会計期間末(2023年6月30日)は、3424億と増加。またのれん及び無形資産(非流動資産)も、前連結会計年度末(2023年3月31日)が、3663億だったのに対し、当第1四半期連結会計期間末(2023年6月30日)は、4011億と増加。次に負債。流動負債は、営業債務及びその他の債務(流動負債)は、前連結会計年度末(2023年3月31日)が、3124億だったのに対し、当第1四半期連結会計期間末(2023年6月30日)は、2842億と減少している。一方でその他の流動負債(流動負債)は、前連結会計年度末(2023年3月31日)が、3072億だったのに対し、当第1四半期連結会計期間末(2023年6月30日)は、3482億と増加している。社債及び借入金(流動負債)も、前連結会計年度末(2023年3月31日)が、1578億だったのに対し、当第1四半期連結会計期間末(2023年6月30日)は、1712億と増加している、一方で社債及び借入金(非流動負債)は、前連結会計年度末(2023年3月31日)が、2051億だったのに対し、当第1四半期連結会計期間末(2023年6月30日)は、1774億と減少している。次に利益剰余金は、前連結会計年度末(2023年3月31日)が、4707億だったのに対し、当第1四半期連結会計期間末(2023年6月30日)は、4682億と減少しているので、第1四半期は前と比較するとよくなかったようだ。

・要約四半期連結損益計算書

次に損益計算書(PL)。まずは売上高は、前第1四半期連結累計期間(自2022年4月1日 至2022年6月30日)が、4593億だったのに対し、当第1四半期連結累計期間(自2023年4月1日 至2023年6月30日)は、5346億と増加している。営業利益は、前第1四半期連結累計期間は、96億だったのに対して、当第1四半期連結累計期間は、101億と増加しているので、前と比較すると営業は少しだけよかったようだ。あと、金融収益(企業が保有する預金や有価証券の受取利息・配当金など)が、前第1四半期連結累計期間は6億だったのに対して、当第1四半期連結累計期間は、33億と増加しているので、第1四半期は株などで儲けたようだ。そして四半期利益は、前第1四半期連結累計期間は、76億だったのに対して、当第1四半期連結累計期間は、85億と増加している。最後に販売費及び一般管理費が、前第1四半期連結累計期間は、1596億だったのに対して、当第1四半期連結累計期間は、1820億と増加しているので、第1四半期は人材投資に力を入れていることが見受けられた。



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