牛めしなどを販売する飲食店を展開している株式会社松屋フーズホールディングスの財務諸表(第49期 第2四半期)を見てみる

今回は株式会社松屋フーズホールディングスをEDINETで調べてみることにした。

・四半期連結貸借対照表,バランスシート/BS

まずは「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と気になるものに着目する。資産の部から。まず現金及び預金(流動資産)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、148億7937万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、146億463万円と減少している。次に原材料及び貯蔵品(流動資産)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、66億508万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、65億2656万円と減少している。次に受取手形、売掛金及び契約資産(流動資産)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、31億5841万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、35億2087万円と増加している。次に商品及び製品(流動資産)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、11億2327万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、14億346万円と増加している。次に建物及び構築物(純額)(有形固定資産)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、192億3967万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、204億3748万円と増加している。次に土地(有形固定資産)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、93億4445万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、93億4447万円と増加している。次に工具、器具及び備品(純額)(有形固定資産)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、24億5329万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、27億7965万円と増加している。次に機械装置及び運搬具(純額)(有形固定資産)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、23億4316万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、22億5043万円と減少している。次にリース資産(純額)(有形固定資産)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、16億3611万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、20億2888万円と増加している。次にソフトウエア(無形固定資産)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、3億9904万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、3億9218万円と減少している。次に敷金及び保証金(投資その他の資産)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、115億3379万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、117億8421万円と増加している。次に繰延税金資産(投資その他の資産)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、34億8806万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、38億6482万円と増加している。次に店舗賃借仮勘定(投資その他の資産)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、4億463万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、5億7107万円と増加している。次に店舗賃借仮勘定(投資その他の資産)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、4億463万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、5億7107万円と増加している。次に長期前払費用(投資その他の資産)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、2億9627万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、3億3343万円と増加している。次に長期前払費用(投資その他の資産)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、2億9627万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、3億3343万円と増加している。次に投資不動産(純額)(投資その他の資産)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、1億8397万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、1億683万円と減少している。

次に負債の部。未払金(流動負債)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、51億4121万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、50億5937万円と増加している。次に1年内返済予定の長期借入金(流動負債)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、44億175万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、44億175万円と変化なし。次に買掛金(流動負債)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、23億1408万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、22億9004万円と減少している。次に賞与引当金(流動負債)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、13億728万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、11億6345万円と減少している。次に未払法人税等(流動負債)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、7億4990万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、4億3037万円と減少している。次にリース債務(流動負債)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、4億3351万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、6億2182万円と増加している。次に短期借入金(流動負債)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、2471万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、50億2592万円と増加している。次に長期借入金(固定負債)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、149億576万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、127億489万円と減少している。次に資産除去債務(固定負債)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、40億8812万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、41億9273万円と増加している。次にリース債務(固定負債)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、13億5580万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、20億8565万円と増加している。次に役員退職慰労引当金(固定負債)で前連結会計年度(令和5年3月31日)が、5億6780万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、5億6780万円と変化なし。そして純資産の部で利益剰余金。前連結会計年度(令和5年3月31日)が、278億6760万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(令和5年9月30日)は、287億8918万円と増加しているので、当第2四半期連結会計期間は稼いでいる。当第2四半期連結会計期間の負債合計(407億6872万円)と純資産合計(423億9541万円)のバランスを見ると、純資産が上回っている。

四半期連結損益計算書

次に損益計算書(PL)。まずは売上高は前第2四半期連結累計期間 (自 令和4年4月1日 至 令和4年9月30日)が511億円だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 令和5年4月1日 至 令和5年9月30日)は590億円と増加している。次に売上原価は前第2四半期連結累計期間 (自 令和4年4月1日 至 令和4年9月30日)が171億だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 令和5年4月1日 至 令和5年9月30日)は201億と増加している。次に営業利益は前第2四半期連結累計期間 (自 令和4年4月1日 至 令和4年9月30日)が2億3272万円だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 令和5年4月1日 至 令和5年9月30日)は16億688万円と増加している。次に四半期純利益は前第2四半期連結累計期間 (自 令和4年4月1日 至 令和4年9月30日)が9億5335万円だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 令和5年4月1日 至 令和5年9月30日)は13億2770万円と増加する結果となっている。最後に報告書をみると、外食業界は、インバウンド需要回復への期待感はある。だが原料、資材、エネルギー単価の高騰等により、経営環境は依然厳しい状況が続いていると、松屋フーズホールディングスには書かれている。売上高は、既存店売上が前年を上回る前年度以降の新規出店等による売上増加分が寄与したこと等により前年同期と比べ増加。エネルギー費、各種調達価格の上昇等により、原価率は前年同期と比べて上昇。一方、売上高の増加により、固定費の占める割合が低下したこと等により、販売費及び一般管理費は前年同期と比べて改善。といったことが書かれている。

気になるのは、新規出店について直営の牛めし業態店5店舗、海外・その他業態3店舗の合計8店舗は撤退したようだが、海外にも株式会社松屋フーズホールディングスが出店しているのであれば、為替差益(営業外収益)と為替差損(営業外費用)が発生するはずだが書かれていなかった。しかし、「その他の包括利益」の「為替換算調整勘定(現地通貨で表示された海外子会社の財務諸表を円換算するプロセスで生じるもの)」では、前年同期に比べると増加していることが確認できた。




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