690円カット美容室,美容業界全体の価格破壊を招くか - 2024/08/28

読者へのメッセージ(小話): 本日もたくさんのニュース記事を読んでいて気になった言葉は「悩んでいる人は悩みたいだけですでに”答え”は決まっている」といったことが書かれていたことです。これは本質をついていると私は考えている。すでに答えは決まっているのであれば、悩む時間は単なる消費に過ぎません。時間を消費しているうちにだんだん年老いてやりたいこともできなくなるのは皮肉としか言いようがない。

■今日のトピック

690円カット美容室が全国拡大 平日タイムサービス順番待ち 物価高も工夫で価格維持。本質的な問いとしては、美容室のサービスの本質は、単に髪を切ることだけでなく、顧客にとってのリラックスや癒しの時間を提供することにもある。690円カット美容室が効率を追求するあまり、こうした価値を犠牲にしているのではないかという疑問が生じる。また低価格を武器に市場を拡大することは短期的には利益を生むが、長期的に見たときに、こうしたビジネスモデルが持続可能であるかは疑問。特に、技術者の育成やサービスの質の維持にどれだけの投資が可能か、長期的視点で考える必要がある。さらに消費者が安さを求める背景には、価格と価値の関係が十分に理解されていない可能性があり、長期的には価格以外の価値を再認識する必要がある。最後に低価格競争が業界全体の活性化を促すとしているが、逆に、過度な低価格競争は美容業界全体の価格破壊を招き、他のサロンが生き残れなくなるリスクもある。結果として、多様なサービスが提供されなくなり、消費者にとっての選択肢が実際には減少する可能性がある。

ビリギャル・小林さやかさん「大人のマインドセットを変える」。目指す次のステージは?。この記事を読んでとても気になった点は「日本人はリスクを取る姿勢が弱い」ということ。親や学校側でも安定した道をとってもらいたいのでリスクはなるべく最小限にしたいということも影響しているのではないかと私は考えている。失敗すると責任や避難は全て親や学校にかえってくる。次に「成功体験を得るには失敗しまくらないといけないわけなので、失敗するなというのは成功するなと言っているようなもの」というのはとても共感できる。成功と失敗はセットなので失敗が多ければ成功の体験を得られやすくなる。安定を重視する立場では、リスクを避けることが合理的だとされているが、リスクを取ることで得られる成長やイノベーションの機会を失う可能性もある。このため、リスクを取らない選択が長期的に見て必ずしも最良の選択であるとは限らず、人生100年時代と呼ばれている昨今では、リスクをとった方が良いと私は考えている。さらに安定を選ぶことで短期的にはリスクを回避できるかもしれないが、長期的には挑戦しなかったことで機会を逃し、社会や個人の成長が停滞するリスクが存在する。

「失敗を許す社風が大切」「現場に幅広い裁量権を与えるべきだ」――。東京都内で今月開かれた「経営者イノベーションラウンドテーブル」。この記事から見えてくる本質は「企業は変化に対応しなければならない」ということ。企業文化や価値観は確かに重要であるが、それを進化させ、時代に適合させる柔軟性が求められる。失敗を許す文化はその進化の鍵であり、イノベーションの促進や競争力の維持に不可欠です。企業が生き残るためには、変化を恐れずに積極的に受け入れ、進化し続ける姿勢が必要である。

「なぜ「捨てる」ことから始めなくてはいけないのか?ドラッカーが語るイノベーションの第一段階とは。」という記事で考えることは…。

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