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2024年3月31日、教員を退職する日、正直な思い

大切なお話なので、本名で報告させていただきます。

本日、3/31日をもちまして、凜。改め、紅葉は小学校教員を退職致します。

5年間の教員生活で、関わってくださったたくさんの方々に感謝しています。

最悪な時間も最高の瞬間も、すべて教師だったから味わうことができました。

ただ、私の教師生活は、すごく充実していた、とは言えないものでした。思い通りにいかないことが、とても多かったです。

もし、もう一度5年前に戻って、やり直せと言われたとしても、いくらお金を積まれてもやりたくありません。教師をやっていたからこそ得られた感動もたくさんありました。子どもが勇気を出して一歩踏み出す瞬間、自分の力で成長していく姿、それを見届けることができる仕事が大好きでした。だけど、もう一度たりとも同じことはしたくないと思うくらいたくさんのものを失い、たくさんつらい思いをしました。

もちろん、しんどいのが自分だけではないのは百の承知です。だけど、人前で辛かったと言ってしまうくらい、しんどい時間が長かったです。

5年前の3月31日、僕は教師になれるという喜びより、何もできない自分が教師になって大丈夫だろうか、という不安が大きかった。ほとんど眠れないまま、4/1、学校に行ったことを今でも覚えています。

その5年後の今日、自分が退職することになるなんて、全く想像していませんでした。

自分で決めたことです。でもやっぱりいざ終わりを迎えてみると、胸が締め付けられるような気持ちになります。

納得ができないこともあります。許せない人もいます。

でもそれ以上に、思いやりをもって接してくれた、たくさんの人に感謝しています。冷たい人もいたけれど、温かい人もたくさんいました。

この先生みたいに温かくて愛情がある、だけどちゃんと叱ることができる、そんな教師になりたい。

そう思えるような素敵な人とも出会うことができました。

教師という道を選んでいなければ出会えてなかった人がたくさんいます。子ども達もそうです。

だから、しんどかったし、もう一度1年目から同じ道を辿ることは絶対にしたくないけれど、

それでも、教師になってよかったと心から、思っています。

これが、教員を退職する自分の、今の正直な思いです。

このyoutubeチャンネルは、「今苦しんでいる、困っている先生の力になれたら」そんな思いで、始めました。

退職してでもやりたかったこと、そのうちの一つが、このチャンネルです。

でも、

・だれにも必要とされていないかもしれない
・上手くいかないかもしれない
・ただの自己満足で誰にも求められていないかもしれない

すごく、怖くなる時があります。

それでも続けていきたいと思っています。

ちゃんとお別れを伝えたかった子ども達や

教師として、卒業を見届けたかった子ども達がいました。

本当は来年度も教壇に立ってやりたいことがたくさんありました。

それでも、教員を退職します。

僕は辞めるという選択をしましたが、

思いをもって「先生になる」「先生を続ける」という選択をした人が、幸せでいられるように、先生でいる喜びを感じられるように、

これから先生になる人達にとって、今先生を続けている人たちにとって、

自分が力になれる最大限のことを、していきたいと思います。大したことなんてきっとできないと思います。でも、やってみようと思います。

担任をしていたクラスの子ども達にこんなことを言っていました。

失敗はダイヤモンドだよ。上手くいかなくてもその経験が宝物になるよ。だから、たくさんチャレンジしていいからね。上手くいかなくても、僕は君の味方だよ。

そう、子ども達に伝えてきました。

子どもにチャレンジしようと言ったからには、たとえ担任ではなくなったとしても、自分の言葉の責任を果たしていこうと思います。

今の子ども達が、大人になった時に生きていく未来の社会が、

少しでもいいものになるように、

僕にできる精一杯を、自分の人生をかけて届けていきます。

5年間、本当にありがとうございました。

さようなら。

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