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私が悪い,消えればいい,死ねばいい?いいえ / HSPとスピリチュアル(消えたいときの処方箋)

全文無料です。


自分にぴったりな言葉が見つからなければ,書くのよ.未来のヒーラーへ

その頃はまだ平成だった。たまたま目にした記事に、心が小さく引っかかる。

「ウォーキングをしましょう。歩いているとき、人は暗い気分にならないものです」。

この記事が言わんとしていることはまあ分かるし、ある程度健康な人を対象に書かれていることも承知している。だけど私はウォーキングしていても憂鬱なときは憂鬱だったのも本当だ。気分がよくなるまで歩こうと20分くらい続けても一向に気分は改善せず、逆にめまいを起こし動けなくなったこともある。記事の内容が「常識」となってしまえばやはり怖い。

私は昔から少数派や例外であることが多かった。だけど「異常」とか「間違っている」とか「気のせい」とかではない、別の「何か」がある気がしていた。

結局それは、HSP気質やヒーラー体質だった訳だが、そのときはまだ自覚していなかった。

私に似ていて、尚且つ私より素敵な人を探し、スマホより大分前の ISDNの時代からネットの海を検索をしていた。魅力的な個人サイトをふたつ見つけたが、彼女たちはそれぞれ30歳になるであろう前に更新が止まり、今ではサイトも跡形なく消えてしまった。私は彼女たちが個人サイトを運営していた年齢を追い越し、次第に自分に似ている感覚を持つ人を探すことをやめ、自分自身で書くことに徹していた。

「自分にぴったりの言葉がなければ、書くのよ」。それはかつて、もう一人の私による囁きだったが、解離した私は統合され始めていたのだろう、執筆を勧めるメッセージは、今では親友が囁くヴィジョンとして届くことが多い。

親の方がよっぽど治療が必要なこともあるし,患者が敏感で時代がついてきていないことも

フラッシュバック。それは30代に入っても、見事に自動再生されていた。私はもう繰り返されるつらい記憶にとっくに降参しているのに、何度味わっても慣れない新鮮な痛みのままなのは何故だろう。

頭からシャワーを浴びると、どこか浄化される気がして気持ちがいいけれど、それよりも症状の威力は激しかった。シャワーを浴びながら、脳内で叫ぶ。

「ごめんなさい、ごめんなさい。もうやめて。もうやめてください!!」

記憶の中の相手に、そして私自身の脳に謝り懇願する。

シャワーの音に隠されながら、自分だけに聞こえる大きさで嗚咽を漏らす。わああ、あああ、うう、ううう。はあ、はあ。苦しいよ。

実家から出ても、一人暮らしの時期は頻繁にフラッシュバックが起きていた。ネグレクトされていた時期に拒食症を発症したため、私の脳は栄養不足と強いストレスを受け「大変深刻な状況下にある」と判断したのだろうか。

私が再び命の危険に晒されることを脳は過剰に警戒しているのか、人間関係のストレスを受けるとフラッシュバックが増える。脳は私へと、ばんばん警告を鳴らす。

摂食障害や鬱で通っていた病院の主治医に、こう話してみたことがある。

「拒食症で脳にダメージを受けることはありますか。栄養不足とかストレスとかが原因で。初めて拒食になったとき、この辺(前頭部)がボーっとしていました。普段フラッシュバックが起きるときも、この辺が苦しくなる感じがします」

測定可能なダメージがあるのでは?と思ったのだ。器質的にではなくても数値に現れるような何かが。医師は「脳にダメージ。そう感じますか」と質問を質問で返し、カルテに何やら書き込んでいた。

後に作成してもらった自立支援医療の診断書に「脳にダメージを受けたという妄想がある」と書かれていたので、がっくりとしてしまった。そういうニュアンスではなかったんだけどな。勿論言葉足らずで、説明下手だったのだろうけど。

ー 拒食症が酷いと、脳に悪影響を及ぼすことがある ー 令和の今なら、それを知り始めている人も増えている。(例:BUSINESS INSIDER 摂食障害による栄養不足は脳に大きな影響を与える…MRI画像で判明。治療による体重増で回復が可能)なお、私は「好きでわざわざ病気を増やしている」訳ではない。克服に向けて活用したいのだ。

この話には救いがある。言語化するのが難しい厄介なフラッシュバックには、漢方薬の神田橋処方(桂枝加芍薬湯合四物湯)がお守りとなった。

だが一番の薬は「理解してくれる人、何があってもそばに居てくれる人」が現れたことだった。神田橋処方は、フラッシュバックに苦しむ患者に対し「何とかならないものか」と日々研究、実験している神田橋先生の人間味がどこか感じられ、それも効果を高める要素になっているのではないかと勝手に思う。

例えば親からも医師からも、パートナーや親友からも理解してもらえず、或いは長年の病気などでパートナーや親友が居なくても、「私の頭はそんなにおかしいのか、もう死んだ方がいいのか」なんてどうか思わないで欲しい。先ずは治療が必要だということは確かにある。しかし実はその親の方がよっぽど治療が必要だということもあるし、患者が敏感で、時代がまだついてきていないということも大いにあるのだから。共に新しい時代を創っていこう。

あなたを見下し馬鹿にして笑う人に,傷付き過ぎないで(※社会的信用のある人でもよ)

もしあなたがヒーラー・霊感占い師だったとしたら、次のエピソードをどう思われるだろう。

過食が酷いある年、私は職場の近くに吉野家が出来たので毎日のように昼食時に通っていたところ、少しだけ、でも明らかに、過食や鬱の程度が改善したのだ。過食や鬱が緩和するまでの間で変わったことといえば、それまで数年の間ほとんど肉を食べておらず、ご飯も炊けていなかった私が、肉や白米を食べる機会が急に増えたということくらいだった。

お昼に毎回豚丼というのはちょっと恥ずかしかったけれど、勇気を出して主治医に話してみた。なお主治医は私がお菓子やパンに偏って過食することを知っている。

「豚丼を食べると鬱や過食の威力が少しましになったんです。過食の人に豚丼って栄養的にいいでしょうか」

そのときの主治医は初老の男性。街の職場の近くではなく、自宅の近くにある田舎の病院だった。

「そんな話は聞いたことがありません。豚肉が効くんだったら薬は要りません。豚丼は豚肉と白米、あとたまねぎですかね。栄養もたかが知れています。もしそれが本当だったら、全国の牛丼屋の店員さんは過食や鬱になりませんね。あなた以外にひとり過食の患者さんが居るけど、アルバイトに勧めてみましょうか」と笑っていた。いや、そういう極端なことを言っているのではないのだけどな。

・・・いや、分かった!そうだ、注目すべきはここだ。「私以外にたったひとりしか過食の患者が居ない」!当時、田舎の病院では、まだ摂食障害の患者は少ないとは知っていたけれど、ここまでとは。医師もまだ摂食障害に詳しくなかったのであろう。

気のせいじゃないし,気狂いでもない.早く知り過ぎている!

時代は移り変わり、今やスマホで簡単に新しい情報を見ることができる。過食や過眠などが特徴の冬季うつでは、トリプトファンを摂取するために良質なたんぱく質やビタミンB6を摂ることが勧められているのは知る人も多い。お菓子やジャンクフード、或いは野菜に偏りがちな患者にとっては、豚肉と白米、味噌汁に含まれる亜鉛も侮れないだろう。

ネットの情報を嫌がる医師もいるけれど、近年では難しい病気のときに医師の方から「ネットで色々調べましたか?」と先に訊いてくれることもある。好意的な口コミをGoogleに投稿すると喜ばれることも出て来た。最近頭髪のトラブルが出て通院した際にも、亜鉛のサプリメントはよいか訊ねてみると「いいと思います、市販ので大丈夫ですよ」とおっしゃってくれた。

そう、少しずつではあるが、時代が追いついてきているのだ。

・私たちは、気のせいでも、キチガイでもなければ、早く知り過ぎているということが、大いにある。

・偉い人に発表される前から体感しているし、「これは誰にでもあてはまる訳ではないかも」とも知っている。

・周りの人は誰も言っていないのだけれど、私はこうかもしれないと感じたとき、もう書いてみていい。数年後、時代がついてきてくれることがある。

・学生時代や職場などで「話が合う人があまりいなかった」と辛かったあなたの負は、パイオニアという正になることさえある。Excellent!

思いやりある優しい人の「私さえ我慢すれば」は世界の損失だ

そう、大事なことを書くね。必要なところだけ受け取っていただけたら嬉しい。

思いやりある優しいあなたの、「私さえ我慢すれば」「私が耐えれば」「私が消えればいい」は、この世界の損失だと思う。まだ見ぬ温かい魂の仲間も、待っているよ。

思い遣りに欠ける強欲な人が、思い遣りに溢れた慈悲深い人を取り込み、意のままに操ろうとする。恋愛のみならず、友情、家庭、仕事、SNSなどでも。支配が思い通りに行かないと、簡単に縁を切ったり、再起不能になるくらい猛烈に批判し罪悪感を植え付けることもある。

怖い人物に対し、あなたが理解に努めて歩み寄り、できうる限り助けているとする。だけどあなたが転んだり倒れたりしたとき、その者はあなたのようには助けてくれないかも知れない。むしろ、恩を仇で返すようなことも多いのだ。

本心では賛同できないやり方をする怖い人物を怒らせまいとして、無理に頷いてばかりでいなくていいんだよ。優しいあなたが我慢して、怖い人にエネルギーを与えてしまうことは世界の損失だし、先ずあなたが苦しむというのがよくない。私、言ったよね。

「エンパスはサイコパスに共感できないし、それでいい」

「理解に苦しむ」ということが分かっていいんだ。あなたの柔らかな光が、底なしに吸い込まれてしまう前に、相手の責任を負い過ぎることを止めようか。それよりも、あなたが想う優しい世界を、提唱してみない?

優しい人が勇気を出して書いた記事に、好戦的な人や自分の主義主張こそが正しいとする人たちが、ここぞとばかりに「論破」してくるかもしれないけれど、だからといって全てを引っ込めなくてもいいし、ましてやあなたが消えなくていい。

そして心の中で思っていいんだ。ー「すみませんが、そういった方に向けて書いた記事じゃあございませんの。私は必要な方に向けて執筆させていただいております」

そうなのだ。

「私が悪い、私が消えればいい、死ねばいい」?いいえ!!そんな訳あるかい。

思いやりある優しいあなたが創る世界は、命に優しい世界だ。

少しずつ少しずつ、時代がついていきているよ。完全に到来する前にやり始めることはきついけれど、あなたは鉱山のカナリアでありパイオニアだ。

おまけ(出る杭は打たれるけど,その辺の草花は枯れなかった)

↓生意気にも令和のスピリチュアルを語っていた2019年の期間限定マガジンです(現在は終了しています)。

いつも大切なことを読み取っていただき、ありがとうございます。

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