【UX名古屋】インタビュー設計_2回目

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【日にち】 2019/10/29
【主 催】 @uxnagoya さん
https://www.facebook.com/uxnagoya/
【内 容】 インタビュー設計_2回目
【テーマ】
継続的に学習をしている人に対して、
「継続的な学習をするためのポイント」を抽出する。
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1. 今回の作戦

インタビュー設計

前回のインタビュー設計の際、思いつくままに【ステップ1/小項目】を書き出したところ、【ステップ2/大項目】で論点漏れが多く発生してしまった…
そのため今回は「なぜ継続できるのか?」「継続できる人にはどんな特徴があるのか?」に対する仮説を立て、その仮説を検証するために必要な質問を、【ステップ1/小項目】の時点で書き出す作戦をとった。

■「継続できる人の特徴」の仮説
・何か目標があり継続できている
 (例)海外留学のために英語を話せるようになりたい
 (例)会社から○○の資格を取るように指示された…
・楽しいから継続できている
 (例)分かるようになるのが楽しい
 (例)友達とワイワイ学習する時間が楽しい

■結果
前回と比べると、偏りが少なく網羅的に質問内容を書き出せた。
またペアワークの際、【ステップ1/小項目】で「今後○○を学ぶ人へのアドバイスをどうぞ」という項目のご提案を頂いた。この質問は、相手に自分の経験を振り返り、インサイトを見つめるきっかけとなる問いかけだと思ったので、今後、他のインタビューの場面でも是非使っていきたい。



2. 前回と今回の違い

前回:ネガティブなテーマ「なぜ継続できなかったのか?」
今回:ポジティブなテーマ「なぜ継続できたのか?」

参加者の大半が、「前回はネガのみ」、「今回はポジとネガ」な内容でインタビュー設計を行っていたが、ポジをテーマにする場合は「ポジのみの質問」を書き出せば良いとのこと。

ポジな記憶(商品が使いやすい等)は、印象に残りにくく、本人自身が認識していない事も多いため、インタビューで丁寧に深掘りして発見する必要があるが、ネガはの印象に残りやすいため、コチラがわざわざ質問しなくても、インタビューの際、相手の方から喋ってくれるのだそう。

ちなみに、ポジに気づいた人の喋りは凄く、熱量のある喋りをしてくれるので、この時は思う存分、相手が気持ちを吐き出させるように、こちらは聞く必要がある。
また「○○がなかったら続いてなかったな~」とボソっと言われる一言が、ペインであり、これを解消できる事がゲインという場合も多い為、何気ない一言にも注意すること!



3. その他

■インタビューの種類
・仮説を立てて、その仮説を検証するためのインタビュー
・把握出来ていないカスタマージャーニーマップを把握するためのインタビュー


■質問の仕方・文章に注意しよう!
相手の出方・性格・価値観によって、質問の仕方(聞き方)は臨機応変に対応する必要がある。「商品との出逢い」と言っても人によって様々なので、相手の様子を観察しながら、相手を人として、個人として捉えて、その人に合った質問を行う必要がある。

そのため、質問の仕方(言葉の表現など)は、インタビュー設計の段階で考えつくすことで、インタビューの際に色々な聞き方が出来るように準備すること。(インタビュー設計=インタビューの予行練習の場)
(例)アバウトな質問
(例)具体的な質問 など


■インタビュー中、相手が暴走した時は…
話好きな人ほど、コッチが聞きたい話とは全く無関係な話を、思いつくままにノンストップで話す時がある…もはや暴走…。
そんな時でも、相手の話を止めて、自分の聞きたい話に舵を切ってはいけない。相手の話に乗っかった振り・興味のある振りをして、相手の会話の勢いを維持しつつ、自分の聞きたい話を聞き出すファシリ力がインタビューには必要!
(例)それすごい!めっちゃいいね!ちなみに他の商品でも○○な事ってあったの? など