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週刊オールライター第80号「私が関西に憧れを抱く理由」

この配信で何度も語っている、「関西(特に大阪)への憧れ」。では、その憧れをなぜ抱くようになったのでしょうか?よく考えてみると、それは意外な理由でした。私が関西に憧れる理由は・・・

「関東の良さがわからなくなったから」
です。

なぜでしょうか?
今回はこの理由を述べようと思います。

関東の鉄道の象徴、山手線。

1. 実は最初、「嫉妬」していた。 なぜ?

私が関西に対して感情を出すようになったきっかけは、2023年1月までYouTube・LINE LIVEで毎週水曜日に鉄道チャンネルのコンテンツとして定期配信されていた「しゃべ鉄気分」でした。私はこの配信を高校3年の頃から見ていました。大学生になってからは生活の一部として浸透し、毎週楽しみにしていました。この配信は、私が影響を受けた鉄道ライターの1人である蜂谷あす美さん、J1・ガンバ大阪のMF・DFの岸本武流選手の奥様である俳優・三江彩花さんがレギュラー出演者でした。ですが時たま、大阪のテレビ番組製作会社・MBS企画のYouTubeチャンネル「ぷくすけ」で不定期配信されている「伊原薫のトレイン倶楽部」で三江さんと共演していて私も進路相談でお世話になった事がある伊原薫さんが出演された事がありました。その際の配信で出てくる話は「関西・西日本の鉄道」の話一色でした。私の住む関東の話が一切出てこないのです。
正直、嫉妬していました(伊原さん本当にごめんなさい)。後で説明しますが、私は大学2年の夏休みになるまで関西に行った事がありませんでした。関東から一歩も出た事がない自分にとっては、つまらなかったのです。

JR西日本の223系電車は快適です。

2. はっぴちゃん。を知る

この「しゃべ鉄気分」のおかげで私は様々な方とXで交流する事ができました。実際に今年2月に名古屋・岐阜へ行った際にお会いした方に「しゃべ鉄気分」繋がりで相互フォローさせていただいた方がいらっしゃいます。この「交流関係」の中に、とある方がいらっしゃいました。松竹芸能所属のお笑い芸人「はっぴちゃん。」が好きな方です。この方に触発されてはっぴちゃん。のことが気になったのです。そして私は、気がついたら彼女が好きになっていました。この「本場のお笑い」が、関西への憧れの直接的な引き金になったのです。

3. 家族で初めての大阪へ 吉本新喜劇から感じた関西の「お笑い」

2022年9月、私は家族で大阪へ旅行しました。人生初の関西です。その旅行の2日目になんばグランド花月(NGK)において吉本新喜劇を観賞しました。吉本新喜劇は過去に全国を回るツアーで埼玉に来た時に見たことがあるので2回目の観賞でした。本場で見る新喜劇は本当に面白く感じました。私の好きなギャグである吉田裕さんの
「ドリルせんのかーい‼︎」「毛細血管がいっぱい詰まってるとこ、わーき‼︎」
も生で聞くことができました。
これを見た私は、関西がお笑いと密接していることを肌で感じとりました。また私は以前から、関東で放送されるお笑い賞レースはM-1グランプリ、R-1グランプリ、キングオブコント、THE W、THE SECONDの5大賞レースを除けば全くと言ってもいいほどやっていない、ということも知っていましたので、よりお笑いが身近な関西の生活は楽しいだろう、と妄想するようになりました。

なんばグランド花月。

4. はっぴちゃん。のライブを見るために1人で大阪へ

それから約半年後の2023年2月。私は夜行バスで再び大阪へ旅立ちました。この旅の最大の目的は、「はっぴちゃん。のネタを見ること」です。以前から1人で旅行しようと考えていた私ですが、その目的地を再び大阪にしました。サンライズ瀬戸・出雲で帰ることも、乗り納めも兼ねた大回り乗車もしたかったのですが、一番の目的ははっぴちゃん。のネタを見ることでした。あらかじめ本人のXで取置きをお願いして、見に行きました。
彼女は、ポジティブシンキングの達人な上、のちに「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」の年始企画「山-1グランプリ」に出演した際に月亭方正さんより
「島田珠代姉さんの再来」
と絶賛されたその「はっちゃけ」度合いもあって、本当に面白かったです。

DAIHATSU心斎橋角座。
はっぴちゃん。のネタはここで見ました。

5. 関東の良さがわからなくなった理由とは?

だいぶ前置きが長くなりましたが、関西に憧れる感情はこのように形成されていきました。では、なぜ憧れるようになったのでしょう。その理由は冒頭でもお話しした通り
「関東の良さがわからなくなったから」
です。なぜわからなくなったのでしょう。その原因はこれです。

「生まれてから21年間関東から引っ越したことがなく、新鮮さ・面白さを失ったから」

こうなった原因は2つあります。

①関東の鉄道と関西の鉄道の違い

私は乗り鉄がいちばんの趣味なので多くの路線に乗っています。その中で関西の列車には関東には少ない「クロスシート」が多いことに憧れを持っています。関東は世界トップクラスの混雑率を誇るために多くの人を乗せる必要があり、必然的にロングシート車両が導入されます。
一方で関西は、関東ほど混雑しないことに加えて、長い距離で私鉄と競争を繰り広げていることも特徴です。特に東海道・山陽本線の京都〜姫路に至っては大阪・梅田を境に東は阪急・京阪、西は阪急・阪神・山電の計5社と並走しており、激しい争奪戦を繰り広げています。このため快適性の高い車両や速達性に長けた列車を導入しなくてはいけないのは必然です。だから新快速が設定されています。そのために導入される223系・225系と元新快速用の221系は快適性の高いクロスシートです。

この座席に毎日座れるだけでも憧れです。進行方向を向いて座れるので。

関東の鉄道は相互直通運転や普通列車グリーン車などの関西にない強みもありますが、乗りすぎてつまらなく感じてしまいました。
ですので最近は数少ないセミクロスシート(ボックスシート)に着席しないと帰宅できなくなってしまいました。
関西の鉄道はバラエティーに富んでいます。
関東の鉄道よりも乗って楽しいと思います。

②関東のテレビ番組と関西のテレビ番組の違い

生まれながらのテレビっ子である私は、関東と関西ではテレビ番組の面白さは雲泥の差があると思っています。その最大の原因として、
「関東の番組はお笑い番組がほとんどない」
という点があります。

お笑い好きの母に育てられたことも影響して私はテレビを見て育っています。ですので、テレビの面白さも移住欲に影響を与えています。関東はとにかくお笑い番組・賞レースがありません。そのため、「オールザッツ漫才」や「千原ジュニアの座王」をリアルタイムで見たことがありません。

面白い番組をテレビで見てたくさん笑いたいです

新喜劇は関東でもTOKYO MXでやっていますが、中継録画なので少しだけ面白みに欠けます。

むすびにかえて

私は今、関東の良さ・面白さを見つけられていません。いずれ関西に移住すれば見つけられると思いますが、とにかく私はこのような理由で関西に移住したいと考えています。

次回は、この配信日に訪問する鉄道イベントについて取り上げます。
それではまた。

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