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ボランティアと専門家の違い?

病院も介護施設も、様々なボランティアに頼るところが大きいと思います。
もちろん、ボランティアと言う志事は、いろんな意味で重要です。
ボランティアの定義が難しく。本来は志があること『有志』として、率先してこなせる実力がなければならないと思うのですが、日本では、裕福な人の余暇の奉仕活動として定着した感が否めず。無償であるべきと言う考えが蔓延っています。あるいは、需要と供給のバランスがおかしいのかもしれません。

しかし、現在の日本のように貧困な国は、国内で無料奉仕を募ることは、それだけ質が下がることでもあるかもしれません。
中には、個人的な贖罪で、スーパーボランティアとして活動している方もいるかもしれませんが、ボランティアを続けていくモチベーションがなんであるかによっても、さまざまなトラブルが起こります。

私が、ボランティアを引率していて思ったことは、ボランティアはお金をもらう仕事ではないから、当日キャンセルしてもいい。と、思っている方が、思っているよりも多い。
もし、高齢者施設や、病棟、特に緩和ケア病棟へ訪問するなら、その日が最後かもしれない大切な時間をキャンセルすると言うことになります。自分一人くらいいいだろう。と思うかもしれませんが、滞在時間に対して一人が担当できる人数には制限があり、担当者がひとり欠けるだけでもその日希望していた方の全員が受けられないかもしれないのです。
そういう意味で、無償のボランティアに頼り切っていていいのか?と言う課題が残されていると思います。

それと、ボランティアにドレスコードを説いても、納得してもらえないのですが、福祉施設に訪問する場合、その施設が女性専用であることはないと思います。アロマケアの希望者が女性ばかりということもありません。
なぜならば、アロマテラピーが介在するケアは整容であると同時に大脳辺縁系を刺激するセラピーだからです。トリートメントはオキシトシンの血中濃度を上げる(分泌を促進と受容体の活性のどちらか?メカニズムは判明していないと思われる。)タッチである必要があります。
だから、女性だけが対象ではありません。となると、胸元が開いた服、薄手で下着が見える服などは、高齢といえども男性の施設ご利用者様に失礼にあたります。男性は、死ぬまで男性です。
※言葉を選ばずに言えば、女性ボランティアの服装によりセクハラを促す行為になるのです。
その為、衛生管理が見えやすく、しっかりとしたドレスコードを設けてる必要性を感じます。
ボランティアだから、そこまで要求されても。と、思われる方もいるでしょう。
プロフェッショナルは、当然そこまで考えなければならないものと思います。

もちろん、既にプロフェッショナルな方もボランティアに参加されることもあると思います。しかし、ボランティア同士と言うことで集まって訪問する場合、同席した方の経歴(バックグラウンド)は、知る術がありません。お互いに敬意を持って接すると言うことは、相手のやっている事がリスキーに見えても、口出しすることは躊躇されます。現場からの帰り道、こんな事で困った。と言う話題が出ると、事故にならずによかったな。と思ったこともあります。

通常のサロントリートメントができる方が一番戸惑われるのはベッドの高さが低い事。転倒防止で限りなくベットは低い場合が多いです。
そして、体をご自身で動かす事ができないクライアントが多い事。可動域に制限があり、クライアントの体を自由に動かせるサロントリートメントと違い、クライアントは車椅子やベッドにいて、そこから1ミリも動かす事ができない、動かすことにはリスクがある。と言う状況が多いと言う事。
これをボランティアに任せていていいのか?と、常々思います。
サロントリートメントをしていると言うことは、なんらかのマッサージで専門家として働いているのだろうと思われますが、その学習内容は所属する組織によってまちまちです。
介護現場にプロフェッショナルとして介護アロマセラピストを導入できるようにしていきたいのですが、山積する課題も多くどこから手つけたら?と、思ったりしています。
ボランティア育成は、こちらもボランティアなことも多かったので、今後は、せっかく育てて、いよいよ活動してもらえるかと思ったら、辞められてしまったというようなリスクを回避するために、全面的にしっかり受講料を払っていただこうと思っていますので、スクール事業として、組織づくりをしていきたいなと考えていますが、勉強したい方も、アロマケアを導入したい方も、どちらもよろしくお願いします。

フォロー&いいね、コメントなどで応援してくだれば、気が向いて、仕事と研究の合間に、研究成果を書いていくと思います。
ただ、ヒトミシリーなので、気軽にお返事はできないかもしれません。
あらかじめご了承ください。


ご支援ありがとうございます。いただいたご支援は精油の購入や「アロマケア」の臨床研究費としてありがたく頂戴して、研究成果を発表していけるように頑張ります。今後ともよろしくお願いします。