見出し画像

(仮)国際アロマセラピストのヒーリングインテリジェンス!

カート・シュナウベルト博士の『精油のヒーリングインテリジェンス』にちなんで(笑)

エビデンスとヒーリングインテリジェンス。このバランスも重要だな。と、思う出来事があったので、教科書的に私の国際アロマセラピストとしての考え方、精油のプロファイルの覚え方と、選抜の仕方とブレンドと使用方法を無料の範囲で書き出してみる。
クラスメイトとしてお世話になっているある友人からヒントを得て、もしかしたら、アロマテラピーの真髄の『基礎』はここだろうか?と思った事を、徒然なるままに書き留め、後で加筆修正してテキストにしていこうと思いました。
多分これは『基礎講座』

アロマテラピーに関する市販の書籍には、著者のアロマテラピーへの向き合い方を前提に、アロマテラピーのやり方と精油の各論(プロフィール)が書かれていると思うのですが、私が初心者にお勧めする本は、そう言う構成になっています。
あ、あと、著者の思惑100%では出版はできず、皆様(諸先輩方)のご苦労や、出版社の校閲との戦いなども小耳に入れていただいております。
書きたいように書けるネットは有り難くもあり、ロバートティスランド氏の言う通り、ネットの情報には正確性に欠けるものも多く、どのような情報なのか見極める力が必要と言う考えには深く賛同します。

例えば、和田文緒さんの『いちばん詳しくて、わかりやすい!アロマテラピーの教科書』は、かなり古い情報になってしまっているものもありますが、著者ご本人もそうおっしゃられているのを見かけた事がありますが、でも構成、各論、適用、禁忌において、初心者にはちょうど良いとも思います。
私も、養成校時代に大変お世話になりまして、最初に買った書籍はボロボロで見るも無惨な状態にまで使い込まれました。
今となっては、補完療法としての適用と禁忌を見たときになぜ?と、思うものもありますが、基本、禁忌事項はロバート・ティスランドの共著作『精油の安全性ガイド第2版』を見て判断すれば良いと思いますし、適用はPubMedで論文を探せばいいと思います。

その他にも、色々と書籍は買いましたが、書籍ごとの大きな差は、どの精油の各論にどれだけの情報を入れるか、どのような情報を入れるか、と言うのもあると思います。

さて、そう言った書籍や、中には書籍からの引用をまとめただけのウェブサイトなどを利用して、入門者や初心者が見よう見まねをしてみようとした時に、どのように精油の選択をしているか?疑問に思ったのが、先の友人の話でした。

同じ講義を聞いて、臨床実践するにあたり、なぜそれを1番に選んだ?と言う疑問が湧いたのです。

皆さんは、どのように精油を選んでいるでしょうか?
どのようにとは?
もしかしたら、売り場に並んでいる中で香りを嗅いで、いい香りと思って買ってきた。さて、これにはどんな作用があるのかな?そんな風に書籍を使っているでしょうか?これは入門以前かもしれません。

もう少し、理解してくると、日常、医者には病気ではないと言われる不定愁訴の辛さを緩和したくて何かないかな?と、本を見てから精油を買いに行くと言うことになるのではないかと思います。

1:〇〇の症状には△△の精油と言う1文で1つの精油を選ぶ
2:△△の精油の成分××が有効だから、同じ成分を持つ△▽の精油とブレンドする
3:はたまた、△△は皮膚刺激があるので、吸入だけにしておこうと考える
4:皮膚に穏やかな使い方で塗布しようと考える

1と思った初心者さんは、アロマテラピーに有効性を感じていますか?
2と思った初心者さんは、強すぎて事故を起こした事はありませんか?
3と思った初心者さんは、吸入時間と回数について考えた事はありますか?
4と思った初心者さんは、そもそも、塗布する理由を考えましたか?

私は、おかげさまで、こう言う内容は、基礎講座なんだな。と、感じました。
ここの基礎がわからず、なんとなくいい香り(?)あるいは、薬理作用の成分だけを見て、精油の全体を見ない。と言う事が起こるのだな。と、思うに至りました。
さて、ここをひとつひとつ理解できるようになるためには、どこから掘り下げていったらいいのでしょうか?

やっぱり、解剖生理学、疾患や症状の原因とアロマテラピーに出来ることと出来ないことをしっかり分析できる事が近道なのかな?と。

例えば。この考える道筋に至ると中級者だと思う。
口唇ヘルペスに有用な精油。と考えたとき、まず初めに口唇ヘルペスと言う病気がどのようなものかを考える。
単純ヘルペスと言うウイルス性の感染症で、このウイルスは主に外皮(皮膚)、中枢神経に潜伏する。
だとすれば、抗ウイルス作用に優れ、外皮や中枢神経系に働きがある精油を真っ先に使用候補に挙げると思う。
さらに外皮に塗布する方が、末梢血管、末梢神経から不快感をブロックできるだろうし、皮膚そのものの傷も治していきたい。皮膚細胞を修復、再生できるスキンケア要素も欲しい。
そう考えて、書籍に書かれた精油のプロフィールに書かれている作用一覧から抽出してくると、多分、1番最初に候補に上がってくるのは、ティートリーではないかと思う。
テルピネン-4-オール、γ-テルピネンが豊富で、抗ウイルスのみならず、抗菌、抗真菌も非常に優れている。皮膚に刺激性のある成分は持っていない。
同じく抗菌作用を持っていると思われる精油成分の(+)-リモネン、α-サビネン、リナロール、cis/trans-シトラール、で構成されるレモンも、優れた抗菌、抗ウイルス、抗真菌をもち、スキンケアとして肌のキメを整え、化膿した皮膚を修復する適用を鑑みると、ティートリーにレモンをブレンドすると、ティートリーの香りが独特だな。と、感じる方にも使いやすくなると思われる。

上級者になってくると、ティートリーのin vitroにおける抗菌、抗ウイルス、抗真菌の結果が優れている論文を見つける事ができるだろう。この時、比較対象にレモンをあげている論文も見受けられる。

アシクロビル耐性単純ヘルペスが生まれ、市販薬を使い続ける事で、ウイルスも進化して耐性をつけてくると、治療ができないことも起きている。
それでも、植物の恵み、植物自体が防衛の為に体内で代謝し作り出している精油は、耐性ウイルスにも有効に働くように進化させている。
だから、精油成分にだけ目を奪われて、植物全体の知恵を軽んじるようなアロマセラピストではいけないと思うのです。

また、疾患が慢性化してくると、
例の口唇ヘルペスや、帯状疱疹(ヘルペス・ツォスター)は、潜伏している間は、感染もさせず、症状も出しませんが、免疫力が下がってくると、フツフツと表面に症状を出してきます。そう言う慢性的な繰り返す症状は、あと、完治しない難病とか、私の化学物質過敏症のように治療法というものが存在しない障害は、メンタルが保てなくなることも多いです。
治療ができるなら治療を、でも、治療を継続する為にもメンタルのメンテナンスも重要になると思いますから、精油の精神への影響、心地よさ(扁桃体の反応)、なにを想起させるか(海馬の反応)、などを個別に見ていく必要があると思います。

ここまで個別性を持ってホリスティックに考えるようになると、上級者かな?と、私は思っています。
そうは言っても、IFAの資格認定受験時にここまで到達していて、実際にIFAに所属してから、まだ、アロマテラピーという学問の登山口に来れただけだ!ここから、まだ登るんじゃん!と、1、2年で気がつくのですが(笑)

しかし、最初からこういうものだと概要がわかっていたら、もう少し近道ができたかな?と、10年経って思うので(認定を受けて15年目に入ります)基礎講座を根本からひっくり返してみたいな。と、思っています。

学んでみたいという方がいらっしゃいましたら、ご連絡お待ちしてます。

いつも「いいね」と「フォロー」の応援ありがとうございます♪
この投稿が気に入った、参考になったと思ったら『いいね』を!
オルカを『推し』に加えてくださる方はフォローを!是非!
優しいコメントもいただけると、ちょっと安心します。
このカテゴリの記事をもっと読みたいと思っていただけましたら、是非『サポート』もお願いします。

「ココロもカラダもスピリットも、美しく健やかに。」
ヒーリングスペースオルカ

https://hs-orca.com


ご支援ありがとうございます。いただいたご支援は精油の購入や「アロマケア」の臨床研究費としてありがたく頂戴して、研究成果を発表していけるように頑張ります。今後ともよろしくお願いします。