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014:ポリヴェーガル理論とアロマテラピーについて

2023/4/30 
米国NAHA(National Association for Holistic Aromatherapy)元プレジデント (2000-2003および2013-2015)のジェイド先生の『ポリヴェーガル理論とアロマテラピー』のセミナーを受講しました。

先生の参加された論文は↓

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2405452623000046


ポリヴェーガル理論と言うのは、自律神経は、闘争と逃走と言われていたそれまでの理論に対して、フリーズもあるよ。実は3つのFだよね。と言う、話です。
ざっくり(笑)
これがどのようにアロマテラピーと結びついていくのか?と言うのは、直線的な答えがあるわけではなく、逆に、アロマセラピストとして、クライアントの心に寄りそう時、クライアントの状態が3つのFのどの状況かを理解できると、選ぶ精油が変わるよね。くらいの感じです。
私は、理論武装はなかったけれども、自然にそうしていたな。と、思わなくもないです。クライアントの何が過剰で、何が不足なのか、この「何」は、エネルギーワーク的な陰陽五行(私は、パシフィックエッセンスも勉強してます)から考えたり、ガブリエルモージェイ氏の理論で精油の選択を考えたり、色々な角度から考え、シミュレーションして、2〜3タイプのブレンドの提案をしています。

アロマテラピーの上級者じゃないと、この研究を説明するのは難しくて、どう説明したらいいのかも、難しいと感じていますが。
多分、普段からクライアントに精油の提案をしてブレンドしているアロマセラピストなら、このコンサルの時に、クライアントの感情や魂に触れる際には、ポリヴェーガル理論やトラウマインフォームドケアの考え方を軸に持つ必要があるのではないかと思います。
世の中にあるさまざまな手法から、アロマテラピーを選択して予約してくださるクライアントの、クライアント自身も気がついていない不調の根元を探るには、ポリヴェーガル理論(ざっくりと3F)とトラウマインフォームドケア(眼鏡)を持つ事で、クライアントに問いかける言葉の選択も変わるような気がします。
医師ではないので、治療が必要な方は適切な医療機関へ行くことをお勧めしますが、未病、あるいは、病院に行ってもどこも悪くないと言われて途方に暮れてしまう事、実は、私も『化学物質過敏症』の診断がつくまで(治療法はないので診断されても意味はないのですが)途方に暮れていましたが、医療にできないこともまだまだあると感じるのは、そんな理由からでもありますが、そう言うクライアントに巡り合う時、少しだけ理論と照らし合わせると、提案する精油に違いが出てくるな。と、思う講座でした。

実際、企業勤めのアロマセラピストでは、IFAの認定者であっても、精油選択時のコンサルテーションが、いまひとつ、何を持って選んできたのか?わからないな。と思う人もいたり、心は置き去りで、フィジカルな作用だけで選んだのだろうな。と、思われたり、自分がアロマセラピストであることは黙って受けていますが、コンサルテーションの意味がわからない、これで、何を拾って精油を選ぶのだろうか?と言う人にも出会うので、コンサルテーションは、あくまでも、禁忌事項の確認と、精油をご提案するための情報を得ている時間という事を忘れずにいたいと思います。

フォロー&いいね、コメントなどで応援してくだれば、気が向いて、仕事と研究の合間に、研究成果を書いていくと思います。
もし、ご感想、ご質問など頂けましたら、そのテーマも考察してみたいと思います。
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ご支援ありがとうございます。いただいたご支援は精油の購入や「アロマケア」の臨床研究費としてありがたく頂戴して、研究成果を発表していけるように頑張ります。今後ともよろしくお願いします。