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クラシックのコンサートというものは基本的に静かでありまして、静寂を破って格調高い交響曲が始まるというスタイルですね。

が、観客席は静かですが、バックステージは大騒ぎです。

指揮者と演奏者たちの代表とがずっとケンカしている。

指揮者には、彼が音をまとめてコントロールしているのだという自負がある。演奏者たちの代表は、彼らのやり方に干渉しないでくれと棒振り人形に訴える。

根本的な原因はギャラが安いことなのだが、パフォーマンスについての議論が長引いた場合、開演時刻が遅れる。でも、観客たちは怒らない。彼らはブーイングしないし、コーラの瓶を投げるようなこともしません。

さて、あるアイドルのコンサートでは、開演前の館内放送で、「演奏が始まっても座席から立ち上がらないでください」と繰り返しアナウンスされた。

「指定された座席から立ち上がったお客様は退場していただきます」通路には多数の警備スタッフが並んだ。

そして、開演時刻になり、アイドルは彼女がくわえていたタバコの火をもみ消した。一曲目のイントロが始まった瞬間、観客全員が席から立ち上がり、警備スタッフが見えなくなった。

これも言っていいのだろうか?また、あるパンクロックのコンサート会場でのこと。

コンサート会場は大きな倉庫の中で、座席がなかった。観客は立ったまま演奏を楽しむというスタイルだった。

で、パンクバンドの演奏中は、観客がステージの近くに集まる。すると、集まった観客の背後を押したり蹴ったり体当たりするやつらを複数見た。

あいつらは何者だったんだろう?

大昔、青少年の非行が社会的な問題になった。そんな時代に、裕福な父母たちが街頭を見回って青少年たちの風紀を正すために活動した。彼らは夜間、街頭を巡回し、青少年の非行を監視し、摘発し、説得し、非行少年たちを帰宅させる。

あるとき、近隣の体育館でコンサートが開催されるという情報を父母チームが知った。彼らはコンサート会場に急行し、プロモーターに交渉して、会場内を視察することが許可された。

そして、彼らは閃光と轟音に圧倒され、何もできなかったそうだ。

彼らが視察したのはピンクフロイドのコンサートでした。

今日の投稿は以上です。ありがとう

#COMEMO #NIKKEI

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