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2023年9月17日J1リーグ第27節ガンバ大阪対アルビレックス新潟試合観戦の感想

第14節まで最下位に沈んでいたガンバの浮上のきっかけとなったのが、前回対戦の新潟戦でした。開始直後にジェバリから倉田とつないで先制したあの試合で流れが変わり、一気に中位圏内まで入るようになりました。

公式戦では3連敗、その前の引き分けを入れると4試合勝ちなしの状態で迎える新潟戦となりましたが、スタメンは倉田が入り、イスラエル代表から戻ったばかりのネタラヴィはベンチ入りです。

試合前のゴール裏

試合は開始早々ガンバが続けてチャンスを得るも決めきれず、そこから新潟がパスワークでペースを握りますが、こちらも決定機は得られません。前半20分くらいからはまたガンバが優勢となりますが、どうも決め手に欠けます。鳥栖戦含めて1月近く、決定力不足に悩んでいる状態です。

逆にDFラインの裏に通されたボールを、高尾が一点ものの素晴らしい守備を見せて防ぐシーンもあり、一進一退のまま0-0で前半は終えました。

本来は4-3-3のフォーメーションで、ネタラヴィがアンカーに入り、ダワンと山本悠樹がインサイドハーフを務めますが、今日はダワン・山本悠樹のダブルボランチ気味で、ファンアラーノがトップしたの4-2-3-1のような形になっています。

後半、両チーム選手変更無しで始まり、どうやら倉田とファンアラーノが位置を変更したっぽく見えました。

そして迎えた63分、相手陣内に押し込んだ時間が長く続き、左右に展開して相手をベタ引きにした状態でクリアボールを拾った食野が、左サイドから中央にドリブルしてニアサイドを貫くシュートを決め、ガンバが先制に成功します。

ここからチャンスを得るも追加点はならず、逆にダワンが足を攣ったか痛めてピッチを去り、石毛・宇佐美・中野がダワン・食野・高尾に代わって入りました。

この辺りから新潟の必死の反撃をしのぐ形となり、ついには83分に中央を見事に突破され、三戸に決められ同点にされてしまいます。

直後、浮き球のパスに反応したジェバリが合わせるも相手GKのファインセーブに防がれ、勝ち越し点ならず。

さらにアラーノから福田に代えてガンバは必死に攻め込みますが、終了間際の石毛の渾身の弾丸シュートはポストに弾かれ、試合終了。

試合後のゴール裏。拍手よりもブーイングが多かったのは、
勝つべき試合だったと思っている人が多い証拠です。

試合内容、決定機の数としては勝ちを逃した格好ですが、守備の不安定さと攻撃の決定力の無さは、この1ヶ月ずっと続いている課題です。

特に守備では、無失点で終えたのが7月8日京都戦が最後ですので、2ヶ月半も失点続きです。

ポヤトス監督が守備の整備が上手くないことは分かっていますが、もうちょっと手当てしてほしく感じます。前任者が4-4-2のゾーンプレス守備戦術を整備する職人とも言うべき松田浩さんであるからこそ、この辺は物足りなく感じます。

また、ジェバリは悪くはないが良くもないというか、やはりFWは点を取ってなんぼのポジションです。決めるFWと決められないFWには天と地ほどの差があります。

この夏の移籍期間、FWの補強に動かず、唐山をレンタルバックさせただけなのは、強化部の失態だと思いますが、ここがゴールを稼げるようになれば、ワンランク上のチームになれるのでしょうね。

次は1週間後、ルヴァンカップ準々決勝で惨敗を喫した相手の浦和レッズ戦です。なぜか今シーズンのリーグ戦はこの後、遠出のアウェイ戦は10月1日のFC東京戦、11月25日のサンフレッチェ広島戦だけで、後はホームゲームと、アウェイセレッソ戦です。

シーズンも残り少なくなってきたので、少しでも多くの勝利を目の前で見たいものです。

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