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2024年6月12日天皇杯2回戦ガンバ大阪対福島ユナイテッドFC試合観戦の感想
悪夢のルヴァンカップを思い起こさずにはいられない、カップ戦初戦がJ3チーム相手となった天皇杯2回戦ですが、ホームでのアドバンテージもあることですし、そのルヴァンカップに敗退していたために代表ウィークが10日間試合も無く、休養充分で迎えたのですから、勝ってもらわないといけません。
ガンバは試合間隔が空いたこともありほぼガチのスタメンです。U23代表で外れている半田、イスラエル代表に行ったネタ・ラヴィ以外のベストメンバーが、スタメンか控えに入っています。
個人的注目は1トップのジェバリ。いい加減得点してもらわないとこのシーズンが厳しいものになってしまいます。
対する福島ユナイテッドのメンバーには有名どころとしてGKに山本海人がいます。J1でのプレー経験が豊富なベテランですので、調子に乗らせるビッグセーブをさせたくないなと思います。
この天皇杯初戦、私個人としては勝つために割り切ったサッカーをガンバにはしてほしく、ロングボールを多用してでも相手の嫌がるプレーや、相手に隙を見せないサッカーに徹してほしいところです。
さて試合は意外と言えば意外な、序盤から福島がボールをつないで攻め込み、ガンバは後ろからジェバリに当てて長いボールを蹴る展開となりました。
最初の10分を見て、控えメンバーばかりで挑んでいたらあっさり負けたかもしれない、と思えるほど、福島のパスワークが良かったです。
それでも徐々にガンバのペースになっていきます。10分過ぎあたりから、東口からつないで縦に速い攻撃を見せるようになり、決定機を迎えるも相手GK山本の好セーブに阻まれ、やはりさすがにベテランだなと思っていたところ、19分に右サイドからの鈴木徳真のフリーキックをファーでフリーになって待ち構えていたダワンが、相手GKも触れないループ気味のヘディングシュートを決め、ガンバが難しい試合に先制できました。
ダワンのヘディングはいつもながら「さすが」としか言いようがありません。
これで緊張が良い意味でほぐれたガンバは、中盤でボールを持ったダワンからのテクニカルなアウトサイドパスを、今日も元気に高速で走り回る山下がギリギリで相手DFラインの裏に抜け出して受け、落ち着いて山本を交わしてシュートを決めて2-0。25分で2点は上出来です。
この試合の主審がフィジカルコンタクトのファウルをほとんど認めず、ガンバの選手も何でという場面が続いていましたが、前半途中にはむしろそれを利用してガンガン福島の選手に身体をぶつけて倒してボールを奪い、攻撃を広げていきます。
それが実ったのが3点目でした。直前にジェバリのシュートをキャッチした山本海人が前方の味方に渡したところ、ダワンがガッツリタックルでボールを奪ってジェバリに渡し、フリーでゴール前にいたジェバリが今シーズン初ゴールを決めました。
35分で3-0となり、かなりイージーな機運が漂ってきました。ついぞ、ガンバでは味わえなかった雰囲気の試合です。
前半はこれ以上スコアが動かず終了。後半は福島が一人代えて始まりました。
それでもガンバの優勢は変わらず、お互いに選手交代をしつつ時間が消化されていきます。ガンバは中谷→江川、ダワン→美藤、山下→岸本となったあたりで、中盤での優勢がなくなってきてしまいましたが、それでも危険なシーンまでは作られません。
個人的には美藤のポジションがちょいちょい変なように感じましたが、気の利いたところに顔を出せるダワンと比べること自体、可哀想な気もします。
山田に代えて坂本を入れ、交代回数の制限もありこれでクローズに入る、と思っていた矢先に、江川が相手選手との接触で膝を痛めてヒヤッとしました。松田がCBに入るとしても、これからのリーグ戦で控えCBがいなくなるのは避けたい、と思いましたが、その後、無事江川がピッチに戻って安心しました。
このまま試合終了かな、と思った後半アディショナルタイムには、2度も相手に決定機を与えて、1つ目の方はかなりのものでしたが、残念そこは東口。いつも通りの素晴らしいセービングで失点には至らず。
3得点の前半が1分のアディショナルタイムだったのに、無得点の後半アディショナルタイムが5分もあったものの、このまま試合終了。危なげない勝利となりました。
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個人的マン・オブ・ザ・マッチは1ゴール2アシストのダワン。こういう試合は先制点が超貴重です。当たりの強さでもJ1の風格を見せられました。
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次の相手はジュビロ磐田を破ったテゲバジャーロ宮崎になりました。J1がJ3相手にまさかの敗戦ですが、ガンバは何も言えませんね。
リーグ戦の方はここから柏、神戸、鹿島、町田と続いていきます。特に神戸以降の3連戦は上位同士の対決ですので厳しくなります。ただ、ここを連勝で乗り切れば首位に立てるはず。今のガンバなら4連勝もあり得ます。自信を持って戦えるはずですので期待しましょう。
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