2024年6月1日J1リーグ第17節湘南ベルマーレ対ガンバ大阪DAZN観戦の感想

この5試合で4勝1分けと好調なガンバは、5試合での戦績では同じ町田、鹿島を追って現在4位。連敗中の3位神戸とは勝ち点1差にまで迫りました。

逆に降格圏で苦しむ湘南ベルマーレとは対照的ですが、今年のガンバは札幌に負け、京都に引き分けと降格圏のチームから勝ち星をしっかり取れていません。今日こそはしっかり勝って欲しいところです。

先発はいつも通りと言えばいつも通り。多分現時点でのベストメンバーでしょうね。控えには前節で今年初ゴール、移籍後初ゴールで決勝点を挙げた山田康太もいます。

対する湘南には、鈴木雄斗、奥野耕平、阿部浩之と元ガンバもいますし、何より監督が山口智ですので、他人事にも思えません。今日はガンバが勝つにしても残留してほしいところです。

試合開始からペースは湘南が握り、ボールを保持してガンバ陣内でのプレーが続きます。

普通に考えたら山下ウェルトンの両サイドには最大級の警戒をされるのは当然ですが、そうなれば宇佐美・坂本・ダワン・鈴木徳真のラインで突破してほしいところ。
中盤での湘南の守備が適切で、その打開のためにガンバは後ろから相手の裏に長いボールを入れるシーンが多くなっています。

それが奏功する前に湘南がガンバのバイタルを支配してしまっているのが気になります。

しかし、29分、湘南の一瞬のミスをついて高い位置でボールを奪ったガンバが、鈴木、山下とダイレクトでつないで最後はエース宇佐美がこれまたダイレクトでシュートを決めてガンバが先制します。

内容的には湘南のペースだったのですが、こういうところが上位チームと下位チームの差なのでしょう。サッカーではよくあることです。

38分に山下が足を痛めてヒヤリとしましたが、交代は無し。この数試合のガンバの好調は間違いなく山下が牽引しているので、怪我での離脱は絶対に避けたいところです。

その後も一進一退の中、なんとか無失点で前半を終えました。

対策を立てて内容を改善すべきはガンバですが、1点を追うために無理をしないといけないのは湘南ですので、両チームとも後半頭から動いてくるかも知れない、と思いましたが、どちらも交代無しで後半キックオフ。

後半も前半と同じように、湘南がボールを保持する時間が長く、ガンバは押される展開が続きます。ポヤトス監督はこのままで良いと感じているのか、対策の立てようが無いのか分かりませんが、攻められ続けるのは厳しい。

56分には坂本から倉田に変更という珍しい交代となりました。実況解説によるとダワンと倉田がIHになり、鈴木徳真がアンカーになる形のようです。

中盤の形を変えても湘南の攻勢は止まず、厳しい展開がやはり続きますが、63分にロングボールの流れから宇佐美のパスを受けようとした山下がエリア内で倒されてPKゲット。これをしっかり宇佐美が決めて0-2とリードを広げます。またしてもガンバがワンチャンスをものにする格好になりました。

2点とも山下、宇佐美のラインがほぼ独立して得点につなげているのは、湘南にしてみたら防ぎようがないものに思えるでしょう。巧みなパスワークが本懐のポヤトス監督のやるサッカーとは真逆ですし。

しかし78分、コーナーキックからルキアンに頭で入れられて失点。久し振りの失点ですが、これで1-2となってしまいました。

そのタイミングで宇佐美とウェルトンが下がり、山田とジェバリが入りました。山田がトップ下で倉田がウェルトンのところに入るのでしょう。

こういうところで、相手を突き放す3点目を取れるチームになれば、優勝争いが見えてくるのですが。

84分、ダワンからネタ・ラヴィ、山下から松田に交代となり、選手交代は全て終わりました。今日は暑いためその点でも消耗が激しそうです。今日はほとんどの時間帯で相手のペースで進んでいるのも、かなり疲弊する一因でしょう。

6分強のアディショナルタイムをなんとか守り切って1-2のまま試合終了。何度もギリギリの場面があってヒヤヒヤドキドキものでしたが、助かりました。

今日の個人的マン・オブ・ザ・マッチは山下。2得点の宇佐美には悪いですが、山下もアシストとPKゲットですから遜色ありません。今のガンバは山下が非常に大きな役割を果たしています。

これで3連勝で勝ち点は31まで来ました。あと一つ勝つと、昨年の勝ち点に並ぶことになります。失点はありましたがまだリーグ最少失点です。17試合で17得点なのに9勝しているのはエグい。

代表ウィークに入るのでリーグ戦は一週お休みですが、12日には天皇杯の福島戦があります。今度こそ、ルヴァンカップみたいなことはないようにしてほしいものです。

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