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読んだ本(2023年4月)

読んだ本について、つらつら書いてみる。子供のころの読書感想文みたいにならないように気を付けよう。読了日基準で月毎に分けて書く。「買った」と書いてなければ、基本的に図書館で借りている。




不屈の棋士 / 大川慎太郎

将棋記者の大川氏が書いた本。AIが進歩して一部の棋士が導入し始めたころの本。今となっては一線級の棋士は皆AIを使っているので内容は昔話になっているのだが、藤井以降の将棋ファン(見る将で指せない)としては昔の状況が知れて楽しい。市立図書館利用で自分のために借りた初めての本。

しんがり 山一証券最後の12人 / 清武英利

長年アマゾンカートの「あとで買う」に眠っていた本。もともとノンフィクションものは好きではあるが、清武さんはさすが新聞記者出身だけあってしっかりした取材の裏付けがあり、なおかつ読ませる文章で楽しく・入り込んで読めた。この後あまり間をおかずに「どんがら」を読んだのはこの本の感動があったからか。今はいろんな作家さんの本を読みたいフェーズなので他を読んでいっているが、いずれ清武さんの本は全て読んでおきたい。ノンフィクションで好きな作家さんが見つかって良かったと感じた一冊。

マイ遍路 / 白川密成

市立図書館を利用しはじめて、初めてリクエストを申請した二冊のうちの一冊。著者が地元の住職なので「郷土資料」としていずれ入るのはわかり切っていたのではあるが、発売日を過ぎても新刊にでてこないのであえてリクエスト。
遍路というと信仰そのものに近い分野であるためか、著者の以前の本にくらべると真面目寄り。(自分はもうちょっとゆるい感じを想像していた)

信用 / 入江慎也

前述「マイ遍路」と同時にリクエスト申請した二冊のうちの一冊。例の闇営業問題で芸能界から消えたカラテカ入江氏がその時の出来事から新しく事業を始めたくらいまでの出来事と心境を書いた本。読んでいて感情移入しすぎてどこかのシーンで思わず涙がでていた。40過ぎて別の世界で起業しようというのはすごいと思う。
うちの県ではなぜかうちの市しか蔵書がない。読みたい人はいないのか?比較的内容は良い本だとは思うが坊主憎けりゃ袈裟まで憎いで、作品まで、なのか?

そもそもお公家さんってなに? / 西村慎太郎

読んだあと内容が近世以降(つまり江戸以降)にやたら偏ってるなと思って
、サブタイトルを見直したら「近世公家の…」て書いてあった。自分が想像していた本と内容が違ったのは自分が見逃していたからか。
でも貴族文化ってやはり平安時代が一番華やかな時代だから、近世以降を中心にすると苦しくなるよね。というわけで書籍的には内容が苦しい一冊。

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