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読んだ本(2024年3月後半)

16日以降読了本。
凪良さん作品に集中した期間。


君と夏が鉄塔の上 / 賽助

kindle unlimitedから。
ファンタジー+青春小説。鉄塔オタクもあり。
ひと夏の不思議体験と初めてのガールフレンドと、みたいな感じでテーマは軽いが読み応えはある。主人公の少年の成長物語。

滅びの前のシャングリラ / 凪良ゆう

久々に地元の書店で買った本。ニューワールドを読みたかったのだが、本作のスピンオフが掲載されているとのことで、それならば先に読まないといけないだろうと思ったが図書館は予約待ちが長そうなので買う事にした。たまには作家さんに還元せねば。
凪良作品3作目。
小惑星の衝突が確実になり、あと一か月で終わる世界で人がどう生きるかという話。いじめられっ子とその父・母・好きな女の子の四人で最後の一か月の行動をするが、息子・父・母・女の子が好きなアーティストの視点でストーリーが語られていく。それぞれがリンクしていて面白い。
「流浪の月」や「汝、星のごとく」は心が揺さぶられるような話であるが、本作は残り少ない時間をみんなが考えぬいてどんどん行動していく、疾走感のようなものが感じられる作風である。
本屋大賞をとった二作品とは違う作風ではあるが、この作品もまた面白い。
他の人の感想を読んでいても多数派であるが、自分も好きな登場人物は母親(静香)。いいオトコすぎ(褒めてる)。

フルメタルパニック10 せまるニックオブタイム / 賀東招二

ウィスパードとは何なのか。何故このような世界になっているのか。真実があかされる巻。
最後にクルツが生死不明になるが、まあ後で出てくるのだろう。
最終決戦前の謎解きをする内容の話。残り2巻はひたすら戦闘と例の装置の起動。
読んだ後Vガンダムの最後の方と似たような感じかなと思い立った。

ニューワールド / 凪良ゆう

凪良さんと他の作家さんとの対談がメインの本。凪良さんの本としては4冊目。タイトルにもなっている「滅びの前のシャングリラ」のスピンオフ作品は微妙な感じだ。あのラストで終わった気分になっていたので、そこから先をさらに書く必要はあったのかなあ。自分としては「ナシ」でいいやという印象。
凪良さんの今までのいきさつやBL作品の思いが知れて面白い本。
山本さんから渡された恋愛小説のバトンは重そうだが、凪良さんなら大丈夫だろう。(とただの読者が偉そうにいう)

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