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リファラル採用の0→1構築から再構築まで 大手・ベンチャーの実践例|リファラルLab.中間報告会

こんにちは!ハーモスラボ運営チームです😄

今回はハーモスラボで新たに始まった取り組み「リファラルLab」の活動報告をお届けしたいと思います🙌

▼ このnoteでわかること
・リファラル採用に関する各社の課題と、その解決策やtips(太字部分を辿ってみてください)
・Labの活動に参加する意義

「Lab(ラボ)」とは?

ハーモスラボ参加メンバーのHRMOSユーザーのなかで組成される分科会のことを指します。基本的に参加者の皆様が中心となり進める活動で、ハーモスラボは運営のサポートをしている形になります。

※ 分科会とは
何かの議題に対して専門的な研究や意見を交えて討議を行う会議のことです。普通の会議と違う点は、元々何かの大きな会議が存在し、そこで生まれた議題について深掘りしていく議題という事です。

「採用」という広いテーマを掲げている「ハーモスラボ」に対し、「リファラル採用」「エンジニア採用」などの特定のテーマを深堀する場を分科会とし、それらの活動を「Lab(ラボ)」と名付けています。

「リファラルLab」とは?

ハーモスラボとして初の「Lab(ラボ)」として立ち上がった組織です。リファラル採用」に課題を持つ4名のハーモスラボのコミュニティメンバーが集まり、課題解決に向けた活動をする場です。リファラル採用を強化したい、自社の採用のあり方を変えたいといった課題を解決するために、毎月のミーティングで次のアクションを設定し、自社で実践するというサイクルを回してきました。

▼活動の様子は参加メンバーの野村さんのnoteもぜひご参考に

今回はこの「リファラルLab」の活動の中間報告会の様子をお届けします!

「リファラルで目指す強い採用」 パナソニック株式会社 小山 樂久 

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私が担当している職種での採用課題は、特殊な事業領域のため採用難易度が高く、エージェントに頼る以外のノウハウを持ち合わせていなかったことです。従来の採用手法に限界を感じるものの、新しい手法をどう取り入れたらいいかわかりませんでした。

そこで、「エージェント採用の一本足打法」からの脱却を図るべく、リファラルLabに参加。社内に採用活動の理解を促して、全社採用体制の構築を目指したいと考えました。

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今はまだ取り組みを始めたばかりなので実績は出ていませんが、リファラル採用に興味を示してくれた現場の責任者、つまり協力者を見つけることができました。現在は、キャリア入社者と話をしながらリファラル採用につながるようなアプローチを検討しつつ、並行して社内にコンプライアンスを確認している最中です。

目指すのは、2021年度中にリファラル採用の実績を1件でも作ること。もし実績を作れなかったとしても、リファラル採用に対する理解を社内に浸透させるような種まきをしたいと考えています。

リファラルLabは、インターネットや書籍では知り得ない、生の情報やノウハウを知ることのできる貴重な場です。人事がボトムアップで採用活動を変えていくためには、必要不可欠なコミュニティだと実感しています。

「自走採用を目指して〜課題の見える化による土壌づくり〜」 住友重機工業株式会社 福井寿里

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弊社が抱えている採用課題は、「キャリア採用=エージェント経由」であることです。採用ターゲット層は“超”売り手市場のため、エージェントに頼るほかなかったという背景はあるのですが、一方でエージェントの担当者は2〜3年で変わり、ノウハウが溜まらないという課題もありました。

競合は多様な採用手法で自社採用力を高めているなか、弊社はピンポイントで求める人材にアプローチができていない。このままでは自社採用力が低下するのではないかという危機感があり、「キャリア採用=エージェント経由」からの脱却を図ろうとしていました。

ただ、目の前にある膨大な業務に追われていると、なかなか変革に辿り着けません。必要なのは、自社の状況を俯瞰して見ることや、他社事例を知ること。そして、緊急度が低くて重要度が高い課題に対して自分のモチベーションを維持させることだと思い、リファラルLabに参加しました。

リファラルLabに参加後、まずはハーモスのラベルを見直して現場分析ができる状態にしました。その上で、10部門と個別にミーティングを設定して、昨年度データや転職市場データから課題を共有し、自走型採用に向けた採用施策を相談しました。

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そして採用要件を明確にするために、Webでのエージェント向け説明会を開催各マネージャーから各ポジションについて説明してもらったことで、当事者意識を高められたのは大きな成果だったと思います。

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こうした「草の根活動」を続けた結果、現在の紹介数は昨年の2倍以上になりました。今後は、リファラル採用の実績作りと社内向けPRを進め、リファラルに親和性の高い職種や効果的な運用方法を検証したいと考えています。

弊社が中長期で目指しているのは「自走採用」です。自社でのリファラル採用をメインに、採用しづらいポジションのみエージェントに頼る体制に変えられるよう、頑張りたいですね。

「リファラル採用の再構築〜リファラル採用70%を再実現するために〜」 株式会社SUPER STUDIO 池上 詩織

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弊社には、もともと創業メンバーが作り上げたリファラル文化があったのですが、事業成長に伴ってエージェントや媒体経由の採用が急増していました。なぜなら、企業規模が拡大するにつれて、どの部署がどのポジションを求めているのか、他の部署がどのような業務を担っているのかが不明瞭になっていったから。結果、昔からいる既存メンバーからしか紹介されない状態になっていました。

課題は、社内広報がとにかく足りていないことと、リファラル採用の仕組み化がされていないこと。その課題解決の糸口を模索するために、リファラルLabに参加しました。

現在実行しているのは、徹底的に情報提供することと感謝を伝えることです。求人一覧をスプレッドシートにまとめて社員に公開し、人材を紹介すると全社員が参加しているSlackに通知が飛ぶ仕組みを作りました。

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そうして、紹介してくれた人を讃える雰囲気づくりをした結果、紹介数は徐々に増加し始めたんですね。そこで、リファラル採用の実績と感謝の気持ちをまとめた画像を作って共有すると、この画像をSNSでシェアしてくれる社員が現れて、紹介数はさらに増えるようになりました。

今後は、リファラル採用を根付かせるために、会社紹介をする際に必要な資料や記事を制作し、実績をまとめたレポートも毎月制作して共有したいと考えています。

短期的なゴールは、リファラル採用を通して相互尊重が高まった状態を作ること。そして最終ゴールは、全員採用の文化・体制を構築することです。リファラルLabは、事業フェーズや規模が違う社外のメンバー間で情報共有ができる、貴重な場だと実感しています。

「うちの会社ってこんな会社だよ!」 と自信を持って言えるメンバーが多くなるまで 株式会社グッド・クルー 野村 尚史

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弊社では、2年前からリファラル採用を始めていたのですが、経営の思いが組織の末端にまで浸透しておらず、質の高い紹介が生まれないという課題がありました。戦略的なリファラル採用に必要なのは、企業文化を浸透させて、自社を周囲に勧めたいと思う社員を増やすこと。

そこで、同じ課題を持つ他社の人たちと意見交換をしながら、効果的な施策を考えたいと思い、リファラルLabに参加しました。

弊社の課題として明確だったのは、従業員エンゲージメント(eNPS)の職場推奨度が低いスコアだったことです。「うちの会社はこんな会社だよ」と自信を持って言えるメンバーが増えれば、仕事のパフォーマンスが上がって顧客ロイヤリティが向上し、仕事のやりがいや成長実感につながります。すると、会社のことをもっと知りたいメンバーが増えるはず。

そこで、リファラル採用促進チームを結成し、従業員エンゲージメントを高められるような交流会などを実施し、リファラル採用につなげていく施策を実施し始めました。

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リファラル採用は人事が継続的に声かけをしないと浸透しないわけではありません。社内には主体的なメンバーがたくさんいるので、一人一人の主体性との「共創」で、リファラル採用を浸透させたいと考えています。

リファラルLabに参加して実感しているのは、確実にPDCAを回せることです。一人で考えていたら、きっと同じような行動量にならなかったと思います。

加えて、リファラル採用の浸透に向けた他社のリアルな状況もわかるので、自社の施策の質を高めることにもつながっています。他社の人事との意見交換は、採用担当としての知見を深め、幅を広げることにもつながるので、リファラルLabはとても貴重な場だと思っています。

おわりに

今回の「Lab(ラボ)」の活動報告を見させていただき、互いの会社の状況をしっかりと目線合わせを行ったうえで、定期的に社外の方と壁打ちができる場があることがいかに有意義であるか、参加者のみなさんのお話から非常によく伝わってきました。

ハーモスラボでは、他社の事例を聞くだけでなく、自分の考えをアウトプットできる場があることは非常に重要だと考えており、まさに下記のサイクルを体現してくださっている活動だと思いました!

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今後、より多くのテーマに活動を広げながら、ハーモスラボから誕生する「Lab(ラボ)」の数が多くなればいいなと思っています。

「Lab(ラボ)」の多くはハーモスラボのなかで開催されている「交流会」をきっかけに誕生していきます。ぜひ交流会に参加しながら、同じ課題を持った方や同じテーマを深掘りしたいと考えている方に出会い、そこから「Lab(ラボ)」の活動へと発展させていただけたらと思います。ハーモスラボ側で発展させるお手伝いもしますので、運営に気軽にご相談くださいね!

それでは、引き続きハーモスラボ をよろしくお願いいたします!

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