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駐妻、語学学校で飲みニケーションをする

こんにちは、じるです。前回の記事への「いいね」ありがとうございます!

前回はバリキャリだった私がある日突然、駐妻としてロンドンに住むことになり、そこでぶつかった予想していなかった困難について書いた。ただ最後に述べた通り、1年経った今、私は心身ともに健康で、むしろ日本にいた頃より明らかに充実した人生を送っている。何が私をそうさせてくれたのか、どんな環境に身を置いたのか、どんなサポートがあったのか。ここから4回はそれらの部分を書いていこうと思う。

私がぶつかった大きな困難のは前の記事で書いた通り、アイデンティティーの喪失と、金銭面の罪悪感。それに加えて、孤独感や当然だが言語の問題。そのような環境の中、私が充実した生活を送るために取り組んだことを書いていく。

全てを1つの記事に書くとかなり長くなるので、今回はそのうちの1つについて。

1. 日本人の少ない語学学校に通った

ロンドンに来る前までの私といえば、英語をちゃんと勉強したことがなかった。TOEICは365点。どうしたら逆にその点数が取れるのかよく聞かれた(笑)

「ただこれだと思った回答をマークしたらそうなったんだ!(心の声)」

なので、私は渡英が決まって最初にやったことは、貯金を崩して語学学校に申し込むことだった。英語を勉強する、一気に伸ばす、絶好のチャンスだ!と思って。ロンドンには、日本人の駐妻さんが集まる英語教室があることも耳にしたが、私の最重要事項英語力を伸ばすこと。あわよくば、日本に帰って自分のキャリアに活かせるように。やりたい事は、日本人のお友達を作ることではない、それをすると私が一番大事だと思っていることから遠ざかってしまうから。

そこで、日本人が少ない学校を選び、朝から夕方まで週5日、半年間学校に通うことにした。

これが私にとっては大正解!!!

いざ学校が始まると、日本人はほとんどおらず、みんな色んな国の訛りを持った外国人ばかり。私は英語の勉強は苦手でも、英語を喋ることには昔から抵抗がなく、むしろ好きだった(めちゃくちゃな文法で(笑))。なので、自分のクラスは下の方だったが、昼休みや放課後に別のクラス子達にもどんどん話し掛けていた。そして、日本でやっていた「飲みニケーション」をここでも実践!(ありがとう、体育会気質で色々叩き込んでくれた会社!)毎週金曜はみんなとPUBに行き、怪しい英語で果敢にコミュニケーションをとっていた、怪しい英語で。

でも、みんなと飲みに行って本当に良かったと今でも思っている。何より家にいると誰とも喋らないし、日本の友達とも夕方以降は時差があって連絡がつかないという孤独感に耐えなきゃいけない反面、PUBに行けばみんなで喋って騒いで、と、凄く楽しかったから!

ここでひとつ気付いたことは、日本では英語を喋っても日本人の発音みたいとか馬鹿にされるんじゃないかと怖くて話せなかったけど、そんなこと関係ないということ。正直、誰もそんなこと気にしていない。だって、各国訛りがあるし、英語ですら各国(米・英・豪)でワードとかアクセント違うし。

もちろん正しい文法は大事だけど、英語にまだ慣れていないこの時の私にとっては「正しく喋れるかどうか」よりも「喋ろうとするか」が特に大事で、それを意識しながら毎日みんなと各国の違いから恋愛の話まで、幅広く語り合ったあの時間は本当に楽しかった・・・!

半年間、正しい文法を学び、語彙も増えたけど、何よりもスピーキング能力が来た当初より格段に上がった(試験で証明された)。そして、私は既に学校を卒業したが、今でもよく飲みに行く友達をここで作ることができた。彼女たちには今では何でも話せるし、お互いを高め合えるいい友達だ。ありがとう。

こうしては私は、まず言語の問題を解決していったと同時に、学校という場に所属し、友達も作れたことで、孤独感も減りアイデンティティに悩むことも多少減った。

問題の解決とは別に、この経験で得たことは主に3つ。

・甘い誘惑があっても、何が最重要事項なのか検討し、それに向けて最適な方法を選択する。

・英語はまず喋ろうとする気持ちが大事!

・飲みニケーションって世界共通、ビール最高!!!

次の記事では、2つ目にやったこと「趣味に打ち込める場所を見つける」について書こうと思う。

最後まで読んでいただきありがとうございました。では、Have a good day!

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