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現役キャリアコンサルタントが考える「良いキャリアアドバイザー」のポイント4選

直近でインターン生が入社するにあたって、「良いキャリアアドバイザーとはどういう人なのか」ということを改めて整理、言語化しておりました。

今日はその中から良いキャリアアドバイザーのポイントについて書いていきます。
現役でキャリアアドバイザー業務についている方はもちろん、これから転職を考えたいと思っている方にも参考していただければと思います。


1.前提:転職活動をスタートするにあたって一番重要なこと


そもそも、転職活動をスタートするにあたって一番大事なことが何かご存知でしょうか。
意外に忘れていて意識できていない方も多いんじゃないかと思いますが、転職活動をスタートするにあたってまず最初にしなければならないことは「自分が置かれた状況を理解する」ということです。
これはドラマ「転職の魔王様」で言ってましたがそのとおりだと思いますし、転職がうまくいかない原因の一つにこの点が上げられると思っています。
※転職の魔王様については以前noteに書いたことがあるので、知らない方はそちらを御覧ください。
https://note.com/hrk0125/n/n7a5e5c42be02

最近はこの「自分が置かれた状況を理解すること」が結構難しくなっていると思います。
SNSやインターネットにおける様々な広告で、置かれた状況を度外視して訴求をするものがあまりに増えすぎていると思います。
(もちろん、並外れた努力によって、置かれた状況を加味せずに手に入る未来もあるとは思います)

転職活動をするにあたって自己分析からスタートされる方も多いと思うのですが、自己分析というのは置かれた状況の一要素である自分の価値観を言語化するものであって(もちろんそれはそれでめちゃくちゃ大事なのですが)、置かれた状況を正確に理解するためには多少不十分な点があり、相対的な自分の市場価値を含めた状況を理解するものではありません。

ということで転職活動をスタートするにあたってまず最初にしなければならないことは「自分が置かれた状況を理解する」ということなので、面談の中でこれの理解を提供できるキャリアアドバイザーは良いキャリアアドバイザーの可能性が高いかもしれません。
(なぜならそうしないと転職が成功しないから)


2.伝えるのではなく、気付きを促す


良いキャリアアドバイザーというのはもちろん伝えられる情報量が多いことも大事だと思うのですが、それよりも本人に気づきを促せる人だと思っています。
人は自分で気づいたことしか行動に移せないんですよね。
頭ではわかっててもできない、だから困っているわけです。
だから腹落ちする感じで気づく、頭だけではなく心でもわかるような気づきを促せるキャリアアドバイザーは最高のキャリアアドバイザーだと思います。

見て聞いて理解できることだけを伝えるキャリアアドバイザーは、きっと早い段階でAIに取って代わられてしまいます。
そうではなくて、納得できない物事を一緒に考えつつ矛盾点に気づきそれを乗り越える支援をするキャリアアドバイザーは、当分AIには取って代わられないと思います。

転職活動をする方の中で「色々仕事を見ていてもピンとこない」という方が一定数いらっしゃるんですね。
ピンと来てないということは多分気づいてない重要なことがあると思うんですよね。
そもそも実は転職したくないとか、やりたいと頭で思っている職種と心で思っている職種が違うとか、本当はなんやかんや大手企業がいいと思っているとか、そういう矛盾を抱えていて解決できないから誰かに相談して整理する必要があると思います。

そういう状況を打開するための気付きを提供できるキャリアアドバイザーは最高のキャリアアドバイザーだと思います。


3.純粋に「目の前の人を応援したい」という気持ちを持っている。


スタンスやマインド的な部分になると思いますが、純粋に「目の前の人を応援したい」「目の前の人の力になりたい」という気持ちを持っているキャリアアドバイザーは最高のキャリアアドバイザーだと思います。
こういう気持ちって絶対に伝わると思うんですよ。
話す内容だけでなく、語尾、所作、表情に、こういう気持ちは出てきます。

数字は行動により作られ、行動は思いによって作られると以前noteで書きましたが、まさにそれと近しいものだと思います。
純粋に「目の前の人を応援したい」「目の前の人の力になりたい」という気持ちを持っていたら、相手に嫌われたらどうしようなんて思わずにその人が前に進む言葉を投げかけられると思いますし、そのために質問の仕方や伝え方含めてあらゆる工夫ができると思いますし、そう思えるからこそ仕事外の部分で努力しようとも思えると思うんですよね。

目の前の人が楽しく働いて、人生が面白くなるように、という思いがあるキャリアアドバイザーは最高のキャリアアドバイザーだと思います。


4.とはいえ最低限の知識は必要


わかるようでわかりにくいことをつらつら書きましたが、キャリアアドバイザーである以上多方面に関する最低限の知識は必要です。
キャリアアドバイザーの採用要件に「大学卒以上」等の学歴に関する項目が入っている企業を目にしたこともあります。
やはりどこの会社のキャリアアドバイザーも絶対に知識を増やす努力はしているわけです。

皆さんはどんなキャリアアドバイザーが良いキャリアアドバイザーだと思いますか?
是非コメントで教えて下さい!




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