「あなたは見られている」
先日、某都内ラグジュアリーホテルを利用した際、若いスタッフを見て気になったこと
レセプションスタッフがずっと下を向いている
レストランスタッフが伝票にサインをお願いしてきた際、ベンの扱いが雑 などなど
何でだろう・・・
私のキャリアのスタートは、ある宿泊特化型ホテルのフロント。
私の隣には先輩社員、時には宿泊部長が立っていて、(厳しい言葉ではあったが)手取り足取り教えてくれた。
「下を向きすぎ!お客さまの顔を見て話せ!」
(そんなこと言っても、PC画面見なきゃチェックインできないし - 当時の私の心の声)
「お前は常に見られているんだ。カウンター内で綺麗な仕草を心がけろ!」
(だって、チェックインでお客さまに時間をかけ過ぎと怒るじゃない - 当時の私の心の声)
そんな会話がないんだろうな・・・
そんな心の葛藤がないんだろうな・・・
人件費削減のあおりで、そんな注意をしてくれる上司は傍にいないのは分かる。
でも、「お客さまに見られている」ことを意識して仕事をしているかどうか、そしてそれを教えてくれる上司が隣にいるかいないかは、大きな違いになる気がする。
私の時代は良かった・・・という言葉では片付けたくないが、当時の私は恵まれていたのかもしれないと感じてしまったのは事実。