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2024年8月1日

1年で1番好きな月がやってきた。1年間ずっと8月と12月だったらいいのに。もちろん季節も含めて。8月といえば、うだるような暑さと永遠に続くかのような夏休みの月である。この時期になると、子どもの頃に浸っていた緩慢な日々が呼び起こされる。それがどんなに贅沢だったかを噛み締められるのは大人になった証拠である。切ない。家族とひたすらだらだら寝転がっていた夏のリビングが今でも恋しい。

8月というだけでテンションがあがりまくるはずが、若干雲行きが怪しい。というのも、今日は職場の人のよさげなライブに行くつもりが、昨日からすこぶる体調が悪く、泣く泣く諦めた。先週末一緒に遊んだ友人から発熱したという連絡があり、私も強い倦怠感と喉の痛みにやられていることから、これはほぼコロナかなと思っている。2回打ったワクチンの効果はいつの間に消えたのだろうか。効果なんてあったのだろうか。

起き上がれないぐらいの倦怠感だが、這いつくばるように在宅勤務に勤しむ。いよいよ立て込んできた仕事のあれこれを滞らせたくないという意地。ここで滞るとあとあと大変になる。そういう直感はよく働く。でも久々にしんどい。仕事ではなく体調が。少しパソコンを叩いたら横になり、ましになったときに再びメールを返すということをのそのそと繰り返す。喉があり得ないぐらい痛い。トローチを次から次へと口に放り込む。1日の適正摂取量はわからない。

すっかり夜になって日記を書く。公開できない日記ばかり溜まっていく。いくつかの理由で時差で日記を出すことにこだわっているのだが、公開できるものがないので、どんどんリアルタイムに追い付いてきてしまいどうしようかなあと考えている。公開できないのは、自分のなかだけで留めておきたい出来事がこの頃多すぎるからである。それを解放するために日記を公開しはじめたというのに。どの内容もはちゃめちゃで、最近あんまり真っ当に生きられていない。その分毎日がとんでもなく楽しい。小さなミラクルもいっぱい。楽しみすぎて体調を崩している節もある。

そういえば、6月に流れてしまった約束が再び戻ってきた。学部時代はごりごりの体育会系テニス部だったのだが、数回一緒に練習したことのある他大学の同期がわざわざ韓国から会いに来てくれるらしい。会えないかと連絡をくれたのはありがたいが、急になぜ。というぐらい疎遠になっていた。正直連絡をくれるまで彼の存在をすっかり忘れていた。再会は8年ぶりぐらい?もはやはじめましてである。

彼から、ここ知ってる?とマップリンクが送られてくる。辺鄙なところにある名もない海辺だった。どうやってこんなところを探しだしたのだろう。まさかここに一緒に行こうというわけではあるまいな。片道3時間半。遠い。とりあえず明日元気になったら返事をしよう。頭が再び痛くなってきたので、アルミ箔からぱきっと取り出したタイレノールを口にいれる。

今年はやたら海に行っている。

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