典型的な、「職務主義」に対する誤解
「役割」と「行動」を切り離すうえでは、当然ながら役割そのものを明確にしておくことが前提になる。
というのはその通りだが、
そこで飛びつきたくなるのは欧米型の職務主義だが、個人の職務を細かく定義する職務主義は、変化の激しい時代には限界があるかもしれない。
という点については、きっと多くの人が抱いているイメージかもしれないが少し誤解があると言わざるを得ない。
まずあるべき職務を一旦は定義して置いておく。
それぞれの職務内容を可能な限り細分化していく。
職務内容に応じたスキル・コンピテンシーの定義も細かく定義しておく。
これらは固定化された「セット」として使い続けるというよりは、最小単位の要素の組み合わせを柔軟に変更して、「変化」にも対応して新たな職務定義も簡単に作り出せるようになるのだ。
ところで、この記事の中でも「もっと違う切り口が必要ではないかと思う。」と疑問を呈しているだけで、じゃあもっと良い方法とは?については記載されていない。よくあるパターンだ。
「職務主義」「ジョブ型」と聞いた瞬間、「それは欧米型だ。日本には合うはずがない。」という思考停止に陥る。
そうではなく、良い部分は取り入れる、当たり前にやっておくべきことはやる、部分的に合わないところがあれば日本型に進化させる、という姿勢が求められる。
まあ、こう書いた以上、私は「もっと良い方法」を考えてみた。それが、こちらである。
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