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保育園見学絶対行って!園見学のポイント~ブラック保育園告発体験談を添えて~

保育園入園を考えている保護者のみなさん、保育園は認可ならどこだって一緒…なんてことはないです😭

わたしのブラック保育園、自治体へ告発した園も含めての体験談からの園見学の重要性と、見学で見て欲しいところをつらつら書いていきます。長いですが、我が子を守るため見て貰えたら嬉しいです。

まず、わたしは保育士13年目で4人の母です。過去、派遣として入った園2つがとてつもなく不適切保育をしていて自治体へ告発しました。

まず1つ目
認可園です。

わたしのXアカウントです。
とっつきやすいように猫ミームが流行っていた時に作りました。良かったら見てみてください。

この園は、認可保育園です。
当時彼氏(現夫)と同棲のため、引っ越した地でも保育士として働こうと思い、派遣会社を通して面接をしました。
すぐにでも来て欲しいとのことで即決でした。

園へ行くとまず「経験者だよね~0歳児よろしく~」と言われ、箱をあけてみると0歳児9人をわたしだけで見る配置でした。

保育士基準は保育士1人に対して0歳児は3人までとされています。

それでも人手が足りないと思うくらいです。
本当に誰も来なくて、ひとりで9人の日中のお世話、離乳食(初期、中期、後期、完了食全部居ました…)、ミルク、午睡前の着替え、寝かしつけ、5分おきのSIDS予防チェックリスト、連絡帳、起きてきた子の対応、定期的なオムツ替え、おやつも、保育室の掃除も…………本当に全部一人でした。

本当にありえないことです。最低でも3人居なくてはならないのに、全部1人です。
1人オムツ替えしていたら8人はハイハイしたりコロコロねんねしていたり、つかまり立ちをしたり動いているんです。

ほんとうにヤバいと思って、園長に人を入れて欲しいとお願いするも、
責任をもってくださいと言われ…

本当に、わたしが辞めるのが先か、事故が起きるのが先か というのが頭によぎりました。
明確に保育の重大事故が自分の近くにあるんだと思ったのは初めてです。底知れない恐怖でした。

明日はどうか、明日はどうか、と待ってみてもやっぱり誰も居なくて、自分を守るために自治体へ告発しました。

わたしは、わたしがいる間は絶対に事故は起こさないと自分に誓いました。根が真面目な保育オタクなので、今までの知識をフルで動かして保育しました。
環境は完全なる不適切保育だったけど、自分自身はこどもに対してベストを尽くしました。本当に重大事故がいつ起こるかと怖かったです。

まだ認可保育園として存在しています。

そしてその園は辞めたのですが、わたしが甘かったです。
こんな園は早々無いだろう、あの園がおかしかったんだ、と思いました。
わたしの経験上もあんな園無かったし、これ以降も無いだろうと思ってしまいました。

その次にまたも即採用された園は、完全なる不適切保育の園でした。

またTwitterにアップしたものを貼ります。

こちらも認可保育園です。
まず、この園は保育士配置基準は満たしていたので安心してしまいました。

しかし、給食の時間になり
「机はどう出しますか?」と聞くと「床で食べるから出さなくていいよ」と言われました。

??? 床で食べる???
ピクニック方式なのか???

と思いましたが、そのままとりあえず従いました。
猫ミーム内でも書いたのですが、本当にこどもを1列に並ばせて床に皿をポンポン置いて食べるスタイルでした…。
初めての光景に驚いてしまい、本当に何が起こったのか分からなかったです。

更に、そこでは驚きは終わらず。
1歳児の食事が ねこまんま でした。

例えば献立が、
ごはん、ハンバーグ、ブロッコリー、ポテトサラダ、味噌汁
だったとしたら、それを全部混ぜたねこまんまです。
本当にびっくりし過ぎて泣きそうになりました。ハンバーグにはケチャップもついているのですが、それも何もかもひとつのお皿にスープごとねこまんまされているので、油みたいなものも浮いている状態でした…。
食育のカケラもないです。

ここまででもおかしいのですが、午睡の時間に保育士のお茶の時間があり、少しのおやつが貰えるのですが、こどもが泣いたので動こうとすると「待つ練習だから」と止められました。
ベビーベッドの上にいる子、バウンサーにいる子、バウンサーを動かしてあげることすら止められました。

その後、こどもたちのおやつになるのですがプリンが出た日がありました。
まず何人もこどもがいるのに、スプーンが数本しか給食室からこないんです。
取りに行こうとしても、これでいいと言われ、クラスで洗うのかと思ったらその保育士は複数のこどもを座らせて1本のスプーンでプリンを与え始めました。
1本のスプーンを複数の子が同時に使う状態です。唾液などもそのままです

また、給食でもおやつでも、卵アレルギーの子に他の子のハンバーグの繋ぎやプリンなど卵を使ったものを食べさせたそのスプーンでアレルギー児の援助をしていました。
わたしが「この子アレルギーでは!?」と言うと「スプーンだから大丈夫よ。」と言われ、意味がわからなすぎて震えました。

他にもこの園は、入園の緊張から排尿できない子がいたのに親を安心させるために「オムツを水で濡らして返して」と言いました。
保護者には笑顔で「排尿できましたよ~」と言うんです。保護者の「良かった~」の声と表情を今でも覚えています。最悪の気分でした。

そして、自治体に報告するにも情報が無いと!と思い、少し情報を集めるためがんばりました。

まず、給食ねこまんま、スプーン数本の理由は給食室の人がお皿を洗うのが大変だから。
本当に意味がわかりません。

そして、自治体が来る時は机や椅子を用意するよう言われ、その日は給食もねこまんまではなくプレートとスープの器でした。
こうあるべきだろうという保育は分かってはいるようでした。

自分たちが楽出来れば、こどもたちは二の次という最低な園でした。
本当に不適切保育でした。
わたしが辞めたあとも、この園はいまも認可保育園として存在しています。

このように、わたしは告発せざるおえないようなブラック保育園を経験してしまいました。
こんなわたしが保育士として母親として全保護者に届け‼️と思って言います。

絶対絶対保育園見学にいってください!!!!

いまわたしは保育園として書いていますが、こども園も幼稚園も全部全部、こどもを預ける所は全部見学に行って欲しいです。

そんなわたしが、これだけは見て欲しい!という見学ポイントをここから書いていきます。

園見学のポイント①雰囲気

電話でアポをとった時の雰囲気、足を踏み入れた時の雰囲気、あいさつした時の雰囲気
見学中にこどもがこちらを見てきた時の雰囲気etc…
肌で感じることはとても大切です。
わたし自身、告発した2園は雰囲気に違和感を感じました。
良い園はポジティブな空気が流れています。
ふわっとしたニュアンスですが、雰囲気を肌で感じて欲しいです。

園見学のポイント②保育士をよく見よう!

よく見る保育園見学チェックリストはとても良く出来ています。
わたしもこれを持って保育園見学に行ったらたくさん情報を収穫できる~!と思いました。
オムツは園で捨てられる、持って帰る、土曜日利用とか、セキュリティ面に関してもとても重要ですが、保育園を作るのは人(保育士)です。
どれだけ園の設備が整っていても、保育している人が良くない場合、こどもにとっては第2の家になるのでやはり良くないです。
まず保育士を見て欲しいです。

・20~50代くらいどの年代の保育士もバランス良く居るか
若手ばかりだと、労働環境が悪く定着率が低いのかもしれないと予想できます。
また、ベテランのような先生ばかりでも、新人が定着しにくいような園の雰囲気なのか保育なのか?と疑問が出てきます。
バランス良くどの年代の保育士もいるといいなと思います。

・特に若手の先生の表情はどうか?イキイキして楽しそうか?
特に新人そうな先生の表情を見るのをオススメします。新人先生がイキイキ楽しそうに保育をしている園は、保育士同士のコミュニケーションがよく取れ、連携が取れている園が多いです。
逆に萎縮しているような状態が見られると、職員内でのいじめなども考えられ注意して見ていく方がいいなと個人的に思います。
個人的には、こどもにいじめはしていけないよ。と伝えていくわたしたち保育士が、職員同士でいじめまがいな事をしてはいけないと思うんです。
これはわたしのポリシーです。

・保育士同士のコミュニケーションはどうか?
コミュニケーションをとるときに、表情や声色はどうか?を気にして見て欲しいです。
保育士がしている話し方、声色は、こどもがずっと聞きます。
こどもに対して優しくても、大人同士での話し方がつっけんどうだったりすると、こどもはとても賢いので学んでしまいます。
こどもが学ぶ大人の姿として、職員同士のコミュニケーションの仕方も見て欲しいです。

園見学のポイント③こどもの目はキラキラしているか?
こどもが萎縮している様子はないか?をよく見て欲しいです。
怖がっているような目をしてこないか、柔らかく楽しそうな目をしているか、目には心が出ます。よく見て欲しいです!

園見学のポイント④保育理念に共感!だけで終わらないで
素敵な保育理念を掲げてHPに載せている園がたくさんあります。
わたしが告発した園2つもHPにはすごく素敵な保育理念を掲げています。
ただ、保育は理念を達成するために日々取り組まないと成り立たないです。
「保育理念を達成するために日々していることはありますか?」
と質問してみてください。スラッと答えられて、矛盾してないことが大切です。
日々していることなら答えられるはずだからです。PDCAサイクルや、カンファレンスなど、日々の保育を立ち止まって考えていくことが出来ていると尚良いですね。

園見学のポイント⑤集団での園見学の場合
幼稚園によくある集団での園見学や説明会の場合は、園長や前に立ってお話をする先生の話の筋が通っているか、矛盾がないかをよく聞いてください。
話し方、話の筋、内容、姿勢、目線など。

告発した2つの園は、日本語が母国語なのにも関わらず本当に話が通じませんでした。

大切な子どもを預けるにあたって、話に違和感や不信感があると選べないと思います。
わたしは我が子を通わせる園を、園長のスピーチで決めました。(他にも理由はありますが、決定打です)
保育に対する真摯な気持ち、それに対するアプローチ、姿勢や目線、立ち振る舞い、清潔感、などが決め手でした。

園見学のポイント⑥保育室もだけど、保育室以外の整理整頓も見て!
とある幼稚園で起きた重大事故のニュースを見ていて、チラッと職員室らしきところが映った時に大量に積まれた書類らしきもの、ダンボールが見えました。
わたしが告発したところも、職員室が書類を積めるだけ積んでいくみたいな所で、床に直接書類の山がいくつもあり、上にはホコリも被っていました。
もし保育室が整理整頓されていたとしても、大人のエリアが整理整頓されず散らばっているところに大切な我が子を預けて安心できるだろうか?と考えるとできないと思います。
整理整頓してないと、思考も散らばるし、スッキリできないと思います。そのような状態で保育をすると、ミスも起こります。
よく保育園の環境も見て貰えたらと思います。


園見学のポイント⑦カリキュラム園は、参加できないときの対応をよく聞いて!
(後で書きますが、参加できる子も関係がない訳ではありません)
カリキュラム園と書きましたが、カリキュラムがあるところは確認しておいて欲しいことがあります。
それは「カリキュラムに参加できないとき、どのような対応をとるか」です。
例えば、現在の保育業界の風潮ですと「無理に誘わない。参加できそうだったり、興味がありそうな時に誘って一緒にやってみる。」という感じになってきています。
ただ、幼稚園保育園共にですが、幼稚園の方が多いかもしれないのが、「達成度、行事の出し物の完成度」をこどもに求めてしまうことです。
こどもが楽しむための保育ではなく、保護者に対して完成度の高いものを見せるという指導になってしまうことがあります。
現在の保育業界では、達成度や完成度よりも努力した過程を重視する風潮があり、わたしがみていてもそのほうがこどもが楽しそうです。
良いカリキュラムの使い方は、こどもが楽しみながら学ぶことです。
楽しみながら自主的に参加し学ぶことは、カリキュラムを最大限よく利用できます。

それを踏まえて、カリキュラムに参加出来ない時どのような対応をとるかはとても大切です。こどもは、精神的、体力的なところ、または特性から、カリキュラムを拒否したり、保育室(クラス)やその場所に居られないこともあります。
その時に、「大丈夫だよ、ここで見てみようか」という対応や、少しお散歩をして気分を逸らしたりするこどもの気持ちを受けいれつつ、参加出来る時にやってみようという受容的な対応になるのか、
いや、絶対参加しなさい!ここでしっかりちゃんとやりなさい!という対応になるのかで、こどもの気持ちがとても変わってきます。

そしてそれは、参加できる子、楽しめる子にとっても関係のないことではありません。
こどもは保育士の言動ひとつひとつをよく見ています。
こどもにとって保育士は、両親以外の1番近い大人であり、大人のロールモデルとなるからです。
例えば、カリキュラムに参加しないこどもに対して「ちゃんとしなさい!」という指導や結果が伴わないことによる排除的な対応をしていたら、友達になにかを言う時に同じような行動をとったり、自分が参加できないときはああやって言われるんだ…という学習をしてしまいます。それは避けた方がいいのでは無いかと思います。

過程を認め褒めていくことは、カリキュラム以外でも全てにおいて大切だと思いますが、園として見た時にカリキュラム園に通わせたいなと思った時は、
そのカリキュラムを園や保育士がどのような感覚をもって行っているのかをよく確認しておくことが大切だと思います。


・最後に


保育とは人を映す鏡です。
人が全て保育に滲み出るんです。

園見学をたくさんすると、目が肥えてきます。
比較対象があればあるだけ、自分の中で
こんな保育園が自分は好きなんだ
こんな保育士が自分は好きなんだ
というのが見えてくると思います。
自分の好きな保育、好きな保育士はこんな感じ、それを掴んでほしいです。

その上で、園のやりかた、保護者としての負担の度合い、預けやすさ、家からの距離etc…を加味してほしいです。

そして、強く強く覚えて欲しいのは、
違和感を感じたら逃げてください。
保育園は滅多なことがない限り潰れません。
告発した園も、存在しています。
それならば、わたしたち保護者が避けるしかないんです。

保育園ってどんなところなんだろう?
いい保育ってどんなだろう?
保育園という未知の場所に保護者も戸惑うはずです。
でも、保育園見学に行けば行くほど自分の中に保育園経験値が溜まります。
目が肥えてきて、分かるようになること、見えるようになることもありますので、
絶対絶対絶対!園見学に行って欲しいです!!

全保護者のみんなに届け!と思って書いています。本当に園見学、よろしくお願いします!!
こどもたちがハッピー保育園ライフを送れるよう、毎日幸せで毎日楽しく生活できるように、園見学に是非いってみてください🏃‍♂️🫶

⬇2022年に書いたツイートを貼っておきます。






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