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認知行動療法ってなんだろう?其の二

認知行動療法を何とか理解したい。まずは、「認知」と「行動」という言葉の意味が分かったところで、では、この二つの言葉がつながったことでどう関わっているのかを考察してみようと思う。

人間はいろいろな目の前に怒ったことや入ってきた情報を受け止める「認知」、すなわち何らかの『判断』をしてから「行動」をしているということになります。こう文章にして見ると、当たり前のようでもあるし、でもその認知から行動というプロセスをほとんど意識していない場合のことがほとんどです。

<例えば>飲食店でオーダーしたものが当たり前に出てくる。おいしそうだ。箸を持ち、食べ物を持ち上げ口に運ぶ。食べて満足する。

この中には、まず
1)「メニュー」を認知し「選ぶ」行為をし
2)「料理が届いた」ことを認知し「食べる」行為をして
3)「味わう」認知があり「満足する」という行為をする。

『分けるは分かる』というマーケ系の鉄則ですが、飲食店での認知行動は少なくとも3つ以上の認知行動にわけられると言うことが分かります。事細かに分解すると、「箸を持つ「口に運ぶ」とか、どんどん細分化できます

このとき、「認知」=状況に対する『判断』を人はほぼ無意識にしています。日常生活で、いちいち判断を一つ一ついしていたら疲れ切ってしまいます。

この『認知』は一人一人違っています。いずれにしても、その人にとっては、通常あたりまえの判断をほぼ無意識にしているものです。そして行動をしています。そして、地球は回っている・・・・・

(ここで、「息を吸う・吐く」とかは、無意識の中でも自律神経の範疇なので、ここでは「認知」という判断は行われていないと言うことです。)

そして、普段している「認知」に何か問題が出てきたときに、それが本来の「適度な行動」ではないものになっていくケースが出て来たとき、この認知行動をすこし意識してみることが“療法”として使われると言うことのようです。

次はその『認知』のことを少し深く考えてみたいと思います。


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