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Beautiful rainy day

雨の日が嫌いだった。外は薄暗くて、部屋の中を照らす光がなくなる日。雨の音はなんだか悲しくて、空が泣いているようだ。だから、雨の日が嫌いだ。嫌いだった。 私の心まで泣いているような気がして、私の心まで光を失ったようで何もする気になれない日。

そんなある日、大学のクラスで英語の先生が言った。

“ Good morning! Beautiful rainy day! ”

なんだその美しい言葉はその美しい心は。
その言葉の余韻を残しながら窓を見ると、雨の日の空がいつもと違って見えた。雨の音がいつもと違うく聞こえた。

捉え方一つで、言葉ひとつで、こんなにも世界は違うく見える。美しい言葉はこんなにも世界を美しく感じさせてくれるのか。

雨の日を憂鬱に感じるのも、雨の日を美しいと感じるのも自由だ。だけど、ちょっと見方を変えるだけでいつもの風景が素敵に思えてくる。

私は、雨の日が好きだ。

                  SUSU





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