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ヤソヒラ
2020年5月8日 00:59
目に見えないその羽ばたきに焦がれる。今日はもうあの川縁さえ霞むようで、ランプに灯したはずの火の行方を探すこともやめてしまった。 ぼくがシオカラトンボだったなら。どんな明日もやさしいはずだった。黄色い花園を忘れることはなかった。 ぼくは時を捨て、機械を拾う。 窓辺にとまったキミには目もくれず。