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小説の種(たね)いかがですか?

喜田村星澄(きたむらほずみ)と申します。
趣味で少々、小説を書くことがあります。
小説を書く動機って、色々あるとは思うんですが、
書きたくなった「小説の種(たね)」を見つけて、それが実るように育てたくなったから! 
っていう場合も、そのひとつだったりしませんか? 
(同じように思う人がいたらいいなあ。。。)

私にもいくつかの種(たね)のストックがあるのですが、自分だけで持っていたのでは、いつまでも育っていかない場合もあるかなと思いました。
悪い種(たね)では無いと思うのです。小説を執筆する事って、私にとっては簡単ではないわけです。それに全ての種(たね)を植えて、育てて、実りある作品にまで仕上げるのは厳しくて、それをやれるのは限られた数しかないのです。

そこで、今日はこんな妄想をしました。
(もし、この種を『ご自由にお持ちください』として、フリーマーケット的に置いてみたらどうだろう? もしかしたら、心優しい人が興味を持って持ち帰り育ててくれるかもしれない。。。)
そしていつか、
「はじめまして、いつぞやココで持ち帰った【小説の種(たね)】を私の中でひとつの作品に書いてみたんです。ほーら、見てください。こんなお話に育ちましたよ」
なーんて、読ませてくれる人が現われるかもしれないなあ。

どうですか? すごい贅沢な発想でしょう?

そんなわけで、この種を『ご自由にお持ちください』
いくつか置いてみることにしました。
(^^)/
🔶🔶🔶

■小説の種(たね)①

貯水池の天井がない夢:
この場所は貯水池と言うべきか貯水タンクと言うべきか、屋内でなければ池と呼んでいるだろう。バスケットボールが出来るくらいの敷地面積にはピンと静かな水面が広がっている。波も水流も無い。沼と形容しても良いほどに不気味さがあった。
そこには浮島のような場所があって、人も入って登れるようになっている。おそらくは何かのメンテナンスで踏み込むだけだろう。その瓢箪の半分の形をした浮島も不自然さ極まりない。
今日ここに来てみたくなったのは、昨日の夢のせいだ。夢で見た景色が正しく描写されているか、その現実を確かめるというのが目的だ。なぜあんな夢を見たのか、そこからして訳が分からず、来たくなったのだ。
今、目前に広がる景色は、ステーションの中だから天井がある。この水の貯めてある場所の上空は十メートルも無い。だが、夢の中では天井が見えなかった。かと言っても浮島や水の部分は明らかに今目の前にある場所そのものだ。他の場所ではないだろう。知っている景色だって当てはまりそうな所はここしかないと断言できる。こんな珍しい場所は幾つも知ってはいないだろう。夢の中では天井は無かった。上空は高い空だ。いや、確か空だったと思う程度の記憶だが。もしかしたら宇宙のようなものが広がっていたかもしれない。言えることは、屋内ではない事。そして水面からかなりの上まで跳ね上がったとしてもどこにも到達しない自然の広野のような場所にあった点だ。
まず最初の異変は浮島だ。浮島が釣り道具の浮きのように、あるいはカモのように、水面から下にピョコピョコと沈んでは浮く挙動をしたのだ。水面は変わっていないから錯覚ではない。動き出したのは浮島の瓢箪の部分だった。そのうち、その動きはまさに魚が掛かった浮きのようにギュンっと深めに沈んだと思ったら、次の瞬間に爆発的に上空へ飛び出したんだ。

■小説の種(たね)②

ドレミドレッシング:
「ねえ、お母さん。今聞こえた?」
「えっ? なにも聞こえなかったけど……」
私にはドレッシングの奏でる音楽が聞こえた。
これに気付いたのは、中学一年生の夏。
リビングルームにある観葉植物のパキラがこっちを向いているように感じられたその直後だった。

■小説の種(たね)③

COVID-19新型肺炎:
・外出規制
・店舗は家賃払えず、店を閉める人が多数
・破産、自殺者も増え、経済は破綻

ある地域は 感染率が低かった。
しかし全国的な外出規制や飲食店の営業規制によって状況は同様だった。

なぜあの地域は感染率が低いのだろう?
研究者はこの地の独特の食べ物に
ある栄養素が理由ではないかと
気がつき研究を進める

やがてある老舗店のメニューにその可能性
か高いところまでつきとめるが、
そのレシピがあかされなかった

店主にレシピの教えを直接、乞うことに。
そして研究所はウイルスとその耐性を持つ
食べ物の特異性を発見した。

政府に話をして、それを薬にしようとする。
しかし、薬に出来ない。薬にしても効能が上がらない。
なぜだ?

その理由はある客のヒント(ちょっとした会話)にあった。

あのレシピをあのおやじが再現しなければダメなんだ。

しかし国の助成金が届かず借金で
首がまわらなくなった店の主人は
首にロープをかけてしまった。しかし、その時、、、

🔶🔶🔶
『ご自由にお持ちください』

★こんな内容ですが、最後まで読んでくださった方々、ありがとうございます。💗

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小説の種に関する記事も引用させていただきました。

(^^)/

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