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【クリスマス】ブロードウェイで本場のゴスペルを堪能!

クリスマスも過ぎ、日本はすでにお正月を迎える準備でみんなバタバタしている頃でしょうか?私はまだクリスマスの余韻にひったひたに浸かっています。

ということで、今回の記事は私史上最高だったクリスマスについてです!

ゴスペルの本場ハーレム、エンターテイメントの聖地ブロードウェイ!

ニューヨークでいくつか行きたかった場所があります。それが、ショウビズの最先端ブロードウェイとアフリカン・アメリカン・カルチャーの中心地ハーレム地区です。

昔からミュージカルや舞台が大好きで、ブロードウェイは憧れの場所でした。そしてハーレムはというと、私が日本の大学にいた時に情熱を注いできたゴスペルの本場です。先学期にもAfrican American Religion in American Filmというクラスを取ったように、アフリカ系アメリカ人の宗教とカルチャー、そしてエンターテイメントは、なぜか私を魅了してやみません。

クリスマスイブの夜にふと思いつき、幸運にも翌日25日のチケットを見つけ行くことができたのが、ブロードウェイで行われるHarlem  Gospel Choirのクリスマスコンサートです。チケットが取れた!しかも5000円くらい!寧ろなんで前日まで思いつかなかったのか不思議。

ひとりでどきどき、Sony Hall

ブロードウェイも初めてだし、お酒が出るようなショーも初めてだし、しかも一人だし…少しの場違い感と緊張感を抱えながら劇場に向かいます。

どきどき
お一人様でも隣の席の人と仲良くなれて安堵
コロナビールとチーズケーキで3500円の世界…

ホールの雰囲気に圧倒されながらも、さも余裕のあるオトナを装い(多分できてない)同じテーブルの人と話したり、メニューの価格にドキドキしながらチーズケーキを味わったり。ショーが始まるまでの40分間くらいドキドキワクワクして待っていました。

前半はTheゴスペルなナンバーズ
後半は誰もが知っているクリスマスの曲たち

迫力やクオリティはもちろん最高で、一緒に歌ったり踊ったりしながら全身でゴスペルを堪能した2時間半でした。Sony Hallというだけあって、音響の凄さが素人でもわかりました。音で全身ずぶ濡れになる感じ。

ケータイで録画したのに、その迫力が全然撮れてなくてちょっと悲しい…。

ゴスペルと私

ゴスペルという音楽はとても特別で、普通の合唱やアカペラとはどこか違う「満たされる」感じがするのです。クリスチャンではないけれど、すごく歌詞に共感したり励まされたり満たされたりするというのは、自分でもとても不思議な感じがします。自分の宗教的なアイデンティティがうまく言葉にできないとずっと感じていたのですが、ベイツ大学に来てそれも少し変わりました。これはほかのタイミングでじっくり考えたいところ。

1年生からずっと打ち込んできたサークルが、去年はコロナでほとんど活動ができませんでした。大学生活の中心だったものがなくなってしまった空っぽの生活。閉塞感のある日々の中で、ゴスペルを演奏することで自分の心のバランスを取っていたこと、感情を思いきり解放していたことに気付きました。

だからこそ、ブロードウェイで聴いたゴスペルの感動はひとしお。自分たちの公演でも演奏したことがある曲を聴いて、懐かしいな、コロナで思ったような活動ができなくて悔しいな、また演奏できる日が戻ってくるといいな、といろんな思いが巡ります。大学生活の中で常に傍らにあったものが、やっと戻ってきた気がしました。おかえり。

Sony Hallのエントランス

ショーは、もう今年やり残したことは何もないし、このまま日本に帰国してもいいや!と思うくらいの満足感で、今もまだ思い出して興奮が冷めません。

クリスマスのブロードウェイで観たHarlem Gospel Choirのコンサート。

わたしの中で1番のクリスマスになりました。

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