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【コロナ禍】留学するか、就活するか

留学準備しながらの就活


大学の課題が大変すぎて、これ以上活字を見たくないと思いつつもnoteを書くのが気晴らしになっています。さて、今回のトピックは「就活」。留学を考えた時に誰もが1度は、就活はどうしようかしら?と思うのではないでしょうか。

もともと就活への熱意はそんなに高くなく、スロースターターだった私。3年生の時に留学する予定でいたので、就活は帰国してからで何とかなるだろうと思っていました。

しかし、コロナによって留学が一年延期。留学できたら4年生の夏から休学して卒業を1年遅らせる、留学できなかったらそのまま卒業するということになりました。

留学したいけどできるかどうかわからない。留学の準備に専念したい。でも留学できなかったら…。そう考えると就活したほうがいいかな。頑張ってみようかな。留学できないとなったら卒論も本腰入れて考え始めないとな。でも留学行きたいんだよな、私…。

どんな場合にも備えて、考えられる選択肢すべてに気力と体力と時間を割かなければいけない。そんな先行きの不透明さが、ものすごくものすごくストレスでした(今思い返すと、2021年の1月〜3月はびっくりするほど平常運転じゃなかった…)。

4年生で留学をすること、コロナで留学できるかどうかがギリギリまでわからなかったことを踏まえればイレギュラーな就活かと思いますが、平沢奨学金はどの学年でも応募できるし、留学が確実にできる日常はまだ遠そうなので、この先も同じような状況になる人もいるかもしれません。

留学と就活のタイミング

アメリカの新学期は9月スタートなので、留学する場合、夏休みの後から休学して渡米し、5月~6月に帰国するのが一般的だと思います。

帰国して3年生に復学する場合はあまり気にしなくていいと思うのですが、4年生で留学した場合、帰国する頃には選考が終わっていたり内々定が出ていたりする業界や企業もあるのではないでしょうか。

私の周りの留学した人たちの選択肢は大きく3つでした。

1. 帰国してから就活を始める(選考がまだ始まっていない企業、複数回選考タームがある企業、通年採用している企業など)。
2.留学中に就活をする(オンラインで就活、ボスキャリ等)。
3.卒業をさらに半年や1年遅らせる。

自分がどのタイミングで就活するかは、留学のタイミングや興味のある企業、留学中に就活をしたいかどうかなど、いろいろな要素が絡んでいるので、本当に人それぞれだと思います。

私のスタンスとしては、

・留学できるなら絶対に留学を選ぶという前提で22卒就活する
・アメリカではあまり就活に時間を割きたくない
・帰国してから23卒就活をもう一度ゼロからやる覚悟

割りきって留学か就活のどちらかを切り捨てることもできたとは思いますが、結果的に私は、3年生の冬から4年生の夏(渡米直前)まで22年卒の就活をしました。そして留学ができることが確実になり、帰国後23年卒としてもう一度就活をすることを決めました。

留学前に就活して良かったこと

このように私はすでに1度就活を経験しており、帰国後もう一度やることになるのですが、1回目の就活が先行き不透明でストレスフルだったことを差し引いても、留学前に就活してみてよかったなと思います。

就活経験値
いろんなところにいろんな情報が溢れかえっていますが(この記事も含めて)、就活の肝って、結局テクニカルにはESや面接など場数を踏んで慣れてブラッシュアップしていくことと、自分の型を見つけることだと思いました。そう考えると、2回就活できることは大きなアドバンテージなのではないかなと思っています。また、オンラインでの説明会や面接が一般的になったコロナ禍就活を経験できたのも、「こんなもんかー」と謎の自信がつきました。

留学の目的と将来のビジョンがはっきりした
これが最たる理由です。就活で「何がしたいのか」「どう生きていきたいのか」とひたすら自問自答したことで、自分がどんな仕事をしたいのかがはっきりと言語化されました。同時に、留学が1年延びコロナ禍の世界の様子を見て、いろいろなことを考える機会が増えました。

正直、本来の予定通り3年生で留学していたら、留学すること自体が目的になってしまっていた気がしています。

1年間、自分の思考を深める猶予があったからこそ、ベイツで何を何のために学びたいのかがはっきりしました。そして、いろんな人に聞かれる「卒業したらどうするの?」という質問に自信をもって答えられるようになりました。

留学か、内定承諾か。いつ人事に伝えよう…

一方で、「22卒だけど留学するかもしれない、留学できるならする、ぎりぎりまでどうなるか分からない」というステータスで行っていた就活では、どのタイミングでそれを企業側に伝えるかとても悩みました。絶対に企業にとっては、入社が不確定な人を採るよりも確実に入社してくれる人のほうがいいし、コロナという誰にもコントロールできない事情が理由とはいえ、応募要項に「2022年4月から入社できる者」とあるのにそれを満たして応募しているかと言われるとグレーとも言えるからです。

私は、いわゆる大手企業とベンチャー企業の両方を受けていました。

ベンチャー企業の選考では、お互いに話をしながら納得していい結果になったらそれがいいですねというスタンスだったので、早い段階で自分の今の状況をお伝えしました。

逆に大手企業の選考では、内々定の連絡を受けてからお話しました。実際に志望度が高かったのと、本当に留学に行くかどうかの最終決定の段階と丸かぶりしていたからです。結果的に連絡を頂いてから1週間ほど返事を保留してもらい、その間に渡航日が決まったため、留学を選択しました。

待ってもらった末に辞退して申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、「それがきっと今後のキャリアや人生を豊かにすると思うので、気をつけて行ってきてください」と言ってくださった各企業の人事の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。

何が正解かわからないけど、きっとなんとかなる

もしかしたらこの先、この選択を後悔したりもったいないなと思うこともあるかもしれません。帰国後、2回目の就活うまくいかなかったらどうしよう…という不安もあります。

でも留学に来てしまったのでもう腹を括るしかないし、1回就活を経ているからこそ、ベイツでの学びや経験が実になるんだろうなぁというのをすでに感じています。

アメリカではあまり就活をしないつもりでいますが、日本に帰ったら再チャレンジが待っています。

その時の自分にいちばんしっくりくる決断を出せるように、この一年ゆっくりたっぷり経験と思考を蓄えていきたいです。

ある日の夕方、レイク・アンドリューの湖畔にて

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