リスクをとらない投資家たち【感想:専業主夫けいくんのほったらかし投資で年収1億円】
投資家と聞くと、リスクを背負って大金をかけているイメージがあります。肝の据わった人が自分の考えに自信をもって、どーんと一気に投資するような風景を想像しがちです。
しかし実際は、成功する投資家というのはリスクを避けます。
少し前まで世界一お金持ちだった、投資家のウォーレンバフェットは「とにかく損をしないこと」を成功の条件としてあげています。
今回はそんな「損をしないこと」を重要視している投資家の本について紹介したいと思います。
【感想:専業主夫けいくんのほったらかし投資で年収1億円】
年収1億円は到達した作者による、チャートの読み解きかたを解説した本。
一番初めに書かれているのは、「とにかく勝てる勝負だけをする」ということです。95%以上勝てる勝負をするというのが、作者の考えです。
投資家と言うと、リスクを取って戦っているイメージがありますが、実際は違うようですね。まずは分析が必要ということです。
他の部分に関しては、チャートの読み方や法則性など作者独自のものはあるが、本質はいたってシンプルです。それは「大量に過去のデータを分析して、現状に当てはめる」それだけです。
作者は、大学生の時に株式投資を始め、1回目に大きな成功を味わいました。
しかし、この成功はたまたまであると冷静に理解し、そのまま投資を続けることはありませんでした。
その代わりに、仮想的なトレード環境でとにかく練習をしています。2年間仮想トレードを続けた結果、今のような投資での成功を収めることができたわけです。
株式投資でよくある勘違いとして、「新情報」「特別な情報」が必要だと思いがちです。
しかし、一番重要で見るべきなのは、「過去のチャート」であり、コツコツとトレード能力を伸ばしていくしかないのです。
株投資も他のスキルと同じく、コツコツとスキルを伸ばしていくしか道はないのです。
過去にも、初心者向けに投資の基本の話をしています。良かったらそちらもどうぞ。
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