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意外と勉強効果の高い【単語カード】と、その効果を1.3倍まで高める小さなテクニック

時代の進歩が速くなり、20代までに身に着けたスキルだけでは生きていけない時代になりました。

そんな時代において、一番重要視されるのは「勉強」のスキルです。

語学や資格など、色々勉強することはありますが、その基本となるのはすべて「単語の暗記」です。単語がわからなければ、勉強の効率も落ちてしまいます。

そこで今回は、単語を覚えるためによく使われる「単語カード」の勉強効率を上げる方法についてお話しましょう。

科学的に効果が証明されている「単語カード」

世の中にある勉強法の中で、単語カードは特に学習効率の良い方法です。

カードをペラペラめくるうちに、少しずつ覚えた単語を忘れます。そして、頑張って思い出す。

あまり楽しくない作業ですが、科学的には、この作業が最も記憶の定着に役立つといわれています。つまり、「勉強」とは「思い出すトレーニング」のことなのです。


では、コツがわかったところで、この効果をもっと高める方法はないのでしょうか?


一組のカードの分厚さを変えるだけ

実は簡単に効果を高められます。思い出す能力が必要なように、一組の単語カードの枚数を増やして、分厚くすれば良いのです。

単語カードを作る際には、多くの人が、簡単に一つ一つを覚えられるように短いものを作る 人が多いです。 しかし、これは全くの逆効果です。

短い単語カードは、何度も何度も繰り返す間に同じ単語を何度も見てしまうという問題があります。 これでは、忘れる前に単語を見てしまい、思い出す練習になりません。

一方、分厚い単語カードで勉強した場合は、思い出すという作業を 頻繁に行うことができます。忘れた単語がよく出てくるので、つらい作業です。しかし、「一旦忘れて、思い出す」という一番大事な作業をするためには、単語カードは分厚いほうがいいのです。

1.3倍も記憶力アップ!

海外で行われた調査によると、薄いカードを使って学習した学生に比べて、分厚いカードを使って学習した学生の方が、1.3倍も多く単語を覚えていることがわかりました。

全くお金がかからずに、1.3倍も勉強効率が上がります。こんなに簡単に効果を上げられる勉強法は世の中にほとんどありません。ぜひ日々の勉強に取り入れてみてください。

ちなみに「思い出す練習」というのは、単語カードに限った話ではありません。他の勉強でも、これを意識するだけで勉強の効果を上げることができます。自分なりにアレンジして取り入れましょう。

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