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5月に読んだ本まとめ②【思考スキル・健康】

【感想:ハーバード・スタンフォード流 「自分で考える力」が身につく へんな問題】


いくつか用意された問題について考えることで、「クリティカルシンキング」や「複雑な物事を捉える力」を鍛える本。

ざっくり言うと「とにかく考える本」です。しかし、その「考える」というのは、ただ単に創造性を高めるような思考ではありません。

例えば、ある情報を聞いた時に、それが事実であるか意見であるかを分析するような思考や、少ない情報からどのような可能性が起こりうるか考える、といった練習をします。

こういった分析能力は、社会で必要な能力です。しかし、学校教育では習うことはありません。

最近は、正しく文章の論理構造を読み取れない大人も増えており、深刻な問題になりつつあります。もしあなたが、思考能力を取り戻したいと思うのであれば、日々の思考を増やして鍛えるようにしましょう。

個人的には、「批判的思考」と呼ばれる「クリティカル・シンキング」から始めることをオススメします。クリティカルシンキングはシンプルで、とにかく文章の前提や裏にある意図を探るというものです。

世の中には、隠れた前提で相手を誘導しようとしているものがたくさんあります。広告などを見かけたら、クリティカルシンキングのチャンスだと思って、思考をめぐらしてみてください。


【感想:最高の体調】

「集中力が続かない」や「イライラする」などの現代人特有の問題は、「炎症」と「不安」から生まれているという説明をした本です。

これは作者独自の理論ではなく、多くの研究結果により基づいた理論です。


「炎症」と「不安」

「炎症」とは、怪我をした時に赤くなるような状態のことを言います。

現代のような、加工食品が多く、野菜の少ないような食生活だと、この「炎症」が発生し、能力の低下の原因になります。

腸内細菌の減少も、炎症の原因になります。


一方、「不安」も現代社会特有の問題です。

昔は、その日暮らしだったので、数年先のことなど考える必要はありませんでした。

しかし現代では、数十年先のことまで考えて生活をしています。そのせいで、不安も増大してしまっているのです。

生きる時間が長くなるほど、無駄に人生を過ごすと辛くなります。たった数日の努力であればすぐに追いつけます。しかし、数十年の努力はすぐに追いつけないため、「何かしないといけない」という不安に襲われるのです。


「炎症」と「不安」の対策は?

「炎症」の対策は、まず食事を変えることです。具体的には野菜を増やし、発酵食品を食べることで、炎症を抑えることができます。

また他のアプローチとして、運動を増やしたり、自然と触れ合ったりすることが大事です。


他にも、ストレス対策も炎症を抑えます。運動や自然は、ストレス対策の効果もあるので、全ては繋がっているのです。


「不安」の対策でまずやるべきことは、価値を定めることです。

人生において何を大事にするかを決めることで、慢性的な不安を取り除くことができます。

また、人生に遊びを取り入れることも大事です。生活のために働いてると思うと、どうしても不安が襲ってきます。全ての事柄をゲーム感覚で進めることができるようになれば、楽しんで物事に取り組めるはずです。


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