見出し画像

創価学会の選挙支援活動には持続可能性がない

今回の衆院選では、創価学会が支援する公明党が議席を伸ばした(29→32)。

コロナ禍での選挙ということで、従来通りの組織的な支援が見込めず不安視する声もあったが、結果的には比例票700万超達成と予想を覆す選挙戦となった。

公明党の山口那津男代表は1日、衆院選比例代表の総得票数で約711万票を獲得したことについて「一定のリベンジができた」と語った。国会内で記者団に答えた。公明が国政選挙で比例票700万台に達したのは、2016年参院選以来。

その分析として「SNSの活用」が挙げられていた。確かにテレビの選挙速報ではLINEの活用は公明党が断トツでトップだった(2位はれいわ)。


全国全て同じかはわからないので、他の方の投稿大募集なのだが、少なくとも私の地域ではリアルの会合がほとんど行われなかった。

通常、選挙期間中は毎日のように打ち出し会合が行われる。私の彼女が同棲前に住んでいた組織では、選挙期間中、毎晩23:00過ぎに帰宅していたそうだ。具体的には以下の仕事がある。

・打ち出しを受けての会合の実施

・会合前後の打ち合わせ

・部員さんの選挙活動状況の確認

・部員さんが期日前投票いつ行くかの把握

・活動できていない部員さんを車に乗せて選挙区などを訪れる

・それらの報告

こうしたことを毎日行う。


もちろん今回のコロナ禍でも、多くはオンライン&短時間。正直打ち合わせなんか、お喋り8割の無駄な時間。伝達事項も(それメールでええじゃん!!)てな内容。それがこのコロナ禍でオンライン化され、合理化・効率化が図れた。

その結果、幹部がめちゃくちゃ楽になった。体力的にも精神的にも。だからこそ、自分のパフォーマンスをいつも以上に発揮できたからこその今回の結果ではないかと分析する。


もちろんリアル会合でのメリットもある。それは集まることでなんかやる気出て頑張ろー!!仲間で集まることが楽しい!!という人達が多くいるから。

実際、リアル会合に出てた人たちはオンライン会合に出ることが激減。私は体力がないので、ほとんどの会合がオンライン化された恩恵を最大限享受したと思っている。

幹部でも、例えばリアル座談会3つハシゴとかやってますが、リアルだと移動するだけでも大変。しかし、オンラインだと移動しなくて済む。このメリットは計り知れない。


常々池田先生は「個人指導と会合の割合は8:2」と指導しているが、やろうやろうといいつつ、結局「2:8」だった。

しかし、このコロナ禍でオンライン会合が当たり前になり不必要なリアル会合打ち合わせが激減し、個人指導に割かれる時間がとても多くなった。友人とじっくり対話できる時間が増えた。


さらに、会合や打ち合わせは「やらされ感」がとても強い。しかし、オンライン化による友人や部員さんとの対話が激増すると歓喜が伴う。歓喜が伴うと生き生きと毎日を送ることができる。

「選挙支援は折伏の延長。選挙で全人脈にあたり有効拡大して仏縁を広げて折伏に繋げよう」と毎回叫ばれているが、今まで組織としては、これは表面上の言葉でしかなかった。

しかし、今回の支援活動は、友好拡大を本気ですることこそが結果的に支援活動も上手くいくという実感を強烈に得ることが出来た選挙戦だった。

今でも青年部以上の世代や青年部の上層部は「選挙は何がなんでも勝たなければいけないしやらなければいけない」と思っているようだ。

しかし、私たち世代の青年部は「折伏の延長戦が支援活動」「選挙は全人脈にあたれる絶好の機会」「公明党支援しなくても友人と話が出来るきっかけになる」と本気で信じている。

この精神を根付かせることこそが、「学会の永遠性の確立」ではないか。

未だにネチネチ言ってるようでしつこいが何度でも言う。

前回の本幹の会長指導は、厳しい現状を示し、引き締めにかかった完全に選挙目的の指導だった。

しかし今回の結果から、オンライン化のメリットや折伏ありきの支援活動で歓喜が増すことを思い知って欲しい。

個人指導中心の活動でなければ現場は持たない。持続可能性を考えるならばアフターコロナでもオンラインメインのハイブリット方式を採用すべきではなかろうか。


会合しんどいしんどい言ってばかりで何も動かなかった上の世代に敬意を払いつつ、青年世代が新しい活動の仕方の模範を示していきたい。


……ここまで言っといてなんだけど、自分はほとんど支援活動してない。今は対話したい友人としっかり対話するだけに留めている。ただ、対話と公明党や政治については色んな本や雑誌読んで、疑問点不明点が腑に落ちるとこまで来た。これは一生モノの財産だと思っている。